平野歩夢(低採点)高梨沙羅(失格)・北京では謝罪より怒りを!

ジェノサイド五輪開催反対でテレビ中継はみていません。でもニュース枠でみてしまいます。あわててOFFにしたりしていますが。ムムムっと気になった・・・平野歩夢の2回めの低採点ジャッジとジャンプ高梨沙羅のスーツ違反で失格のケースをネットニュースでググりつつ検証しました。

(ホントはオリンピック大好きです。ジェノサイドCCP(中国共産党)絡みでなかったら、と悔しいです)

まずは平野歩夢さん(23)大逆転Vおめでとうございます。でも。この2回めの低採点!

平野歩夢2回め採点

日本人ジャッジ 95点 スエーデンジャッジ 96点・・・!!五輪初の「トリプルコーク1440」縦3回横4回ひねりの大技成功です。高得点で当然。

でもアメリカ89点・・・スイス90点・・フランス92点・・・なんなんですか。寝てた 見てない? じつは、空中での回転数を数えられなかった?、不肖ぼくレベル?^^

審判員は平野歩夢を見ていない、恥を知れ、バカバカしいと米国放送局が怒る

DIGEST(スポーツ総合サイト)がこう伝えています。

予選トップ通過で、決勝に駒を進めていた平野。その1本目は転倒が響いて33.75点となったもの、続く2本目は「トリプルコーク1440」を決めたうえで滑り切る圧巻のランを披露した。しかし、この得点が予想以上に伸びず、最後の3本目を残して91.75点の暫定2位という状況に立たされたのだ。

これには、SNSでも不服の投稿が続々。米ウィスコンシン州の放送局『Spectrum News 1 Wisconsin』でレポーターを務めるダン・モロイ氏は、「これは完全に茶番だ」と呟いたうえで、「89点をつけたアメリカの審査員も、90点をつけたスイスの審査員も恥を知れ。バカバカしい」と糾弾している。

さらに、米放送局『ESPN』のアリッサ・ローニッヒ氏が「トリプルコークを見逃していたのか?!」と疑問を投げかけると、同局のケリー・コーエン氏も「なんということだ。少なくともアユム・ヒラノは95点以上では?」とリアルタイムで反応。「本当にショック」と動揺を隠しきれない様子だった。

怒りのエネルギーで3回目さらに高得点をあげた平野歩夢

平野歩夢「2本目の点数に納得いかず、そういう怒りがうまく表現できた」…日本選手で冬季初の3大会連続メダル・・読売新聞

平野歩夢 V

平野歩夢選手は、

怒りをエネルギー源にしました。

怒りをマイナスのイメージでとらえてはいけません。怒りは力強いエネルギーです。万万が一暴走迷走してしまうと破壊消滅をもたらしますが、目標が明確だと・・たとえば「1位」「金メダル」・・だととても大きな力を出しえます。

日の丸を背にした平野歩夢選手の力のこもった表情をごらんください。

たくさんの日本人が先の大戦での敗戦で失いつつあった「怒るエネルギー」を23歳の彼がみせてくれました。ありがとうございます。

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スーツ失格で泣き崩れ謝罪した高梨沙羅、かわいそう・・

ジャンプの高梨沙羅さん(25)の場合はどうだったのか?

写真:1回目失格となり声を上げて泣く高梨沙羅 (中日スポーツ 2022年2月7日)

悔しかった、悲しかった、とおもいます。泣き崩れる、かわいそうです。

彼女は競技スーツ違反で失格処分です。

スーツ違反とは・・・だぶだぶのスーツでモモンガが羽を開いたような状況をつくり飛んだ・・というのです。言いがかりです。しかも1回目ジャンプで

高梨は1回目のジャンプで103メートルを飛んで上位に食い込んだが、「スーツの規定違反」により失格が言い渡された。日本チームは高梨の得点が加算されず劣勢に立たされることになり、競技を見守っていたファンらからは「やりきれない」「飛ぶ前に言ってあげてほしかった」「可哀想すぎる」などと、悲嘆の声が上がった。

(中日スポーツスポーツ)

高梨沙羅選手は、しかし、次のような謝罪文をインスタで発表しました。

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「日本チームを応援して下さっている全ての皆様

今回、私の男女混合団体戦での失格で日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした。

私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です。謝ってもメダルは返ってくることはなく責任が取れるとも思っておりませんが今後の私の競技に関しては考える必要があります。

それ程大変なことをしてしまった事深く反省しております

そして、私のせいでメダルを取れなかったにも関わらず、最後の最後まで支え続けてくれた有希さん、幸椰さん、陵侑、そして日本チームのメンバーの皆さま、スタッフの皆さまには感謝してもしてきません。

こんな私を受け入れてくれて本当にありがとうございました。この度は本当に申し訳ありませんでした。

高梨沙羅

私が言える立場ではない事は重々承知の上で言わせていただけるなら、どうかスキージャンプとゆう素晴らしい競技が混乱ではなく選手やチーム同士が純粋に喜び合える場であってほしいと心から願います」

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彼女の純粋な、まっ白い新雪のような、穢れない心根はわかります。

しかし、↓のようには感じません。

木村 隆志 :コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

というような感想は不肖ぼくは、まったく感じません。日本代表だからおもしろいのです。

国や国民、日の丸があるから興奮できるのです。

オリンピックが面白いのは国家という単位のおもしろさにあります。人なんてのは1人では一日たりとも生きてはいけません。二人以上の集団、郷土、地域、国家などなどの集まりの中でしか生きてゆけません。

ですから属する単位を強く意識できるオリンピックは今生きているという実感が肌身で伝わり、おもしろいのです。

問題は、謝罪文、「すみません」文では、彼女自身のミスであった、と受け止められてしまうことです。しかし、実際はスーツ検査の方法が今までとは異なっていたのです。

たとえば上半身の検測では、両腕は下方にハの字で開く、だったのに、今回は両腕を上にバンザイの形を取らされた・・・下半身でも従来はスパッツの着用は認められていたが、今回は脱がされた・・と異なった判定方法だった。しかも個人戦で認められたのと同じスーツだったのに!!

これでは「すみません」と謝罪すべきはスキー連盟、測定審判員のほうです。

謝罪すべきは主催国、連盟、測定員ジャッジ。他国は怒り表明

ロイター通信は「高梨は、日本のメダルを逃すことになったスーツの規定違反による失格について、ほかの選手が怒りの反応を示したのとは対照的に謝罪した」と報じ、インスタグラムの言葉を英訳して紹介。 また、「高梨の謝罪と責任を負うという発言に対し、ほかの選手は、個人戦で認められたスーツが2日後に違反となったことについて大会関係者をを批判した」として、高梨と同様に失格になった、個人戦銀メダリストのカタリナ・アルトハウス(ドイツ)の「FIS(国際スキー連盟)が今回の対応が女子のスキージャンプを破壊した。自分は11年間、何度もスーツのチェックを受けているが失格になったことはない」と怒りの言葉を発し、2回目に失格となったシリエ・オプセト(ノルウェー)は「ショックを受けているし、何が起こったのか理解できない」と語り、チームの監督は「暗黒の一日となった」と発言していた。

まとめ

実情を知った日本スキー連盟が国際スキー連盟に「提案書」を提出するそうです。怒っても仕方ないのでこのような問題を起こさないように「提案書」を出す。甘いです。ここは提案ではなく怒りの「抗議」であるべきです。ジェノサイドCCP(中国共産党)の「人権侵害」を「人権状況」と書き換えたようななまぬるさを得意がっている場合ではない! とおもいます。

怒るべきときには怒る。

高梨沙羅さんも平野歩夢さんも、ますます活躍、お願いします。

ところで、え? うそぅ! とおもってしまいますが、そんな荒業(新技?)で中国金メダル?

怒っても仕方ない、ではありません。怒るべきです。

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