西村宮内庁長官は更迭すべし?五輪コロナ懸念で天皇を政治利用。

この人、西村泰彦宮内庁長官(66)のことばの軽々しさは眞子内親王さまと小室氏ニュースでの大歓迎発言(注1)などでも明らかです。

注1 ・・ 宮内庁長官発言要旨(平成29年9月3日)
小室圭氏は,眞子内親王殿下のご結婚の相手にふさわしい誠に立派な方であり,本日お二方のご婚約がご内定になりましたことは,私どもにとりましても喜びに堪えないところでございます。この度のご婚約ご内定に当たり,お二方の末永いお幸せをお祈りいたします。

(宮内庁ホームページ引用)

今回の「天皇陛下が五輪コロナ懸念」は天皇の政治利用に関わる重大発言といえます。この軽々さは武士の切腹(自決)もゆるされない、打首、クビ(罪人)ものです。その覚悟があっておこなったのか、どうか。

政治という権力への権威(天皇陛下、皇室)からの介入です。

権力と権威の分離という日本二千年の歴史のなかで築いてきたこの原則を打ち崩しかねない破壊的な挑戦です。このようなことを繰り返すと政治という現実権力による権威(皇室)の破壊が可能になります。いわゆる天皇不要論です。論は自由ですが、現実にはあってほしくないと思います。


記者への質問に対する西村宮内庁長官の回答です。

(質問)これは陛下のお気持ちと、受け止めて間違いない

長官)私の受けとりかたですから。陛下はそうお考えではないかと、私は思っています。ただ陛下から直接そういうお言葉を聞いたことはありません。そこは誤解ないようにお願いします


陛下は言っていないのに・・・。

言ってはいないは建前で実際は言っている、天皇と長官の綿密な打ち合わせなくては出来ないはず、はず論も喧しい(かまびしい・うるさく鳴く)ー-小田部雄次・静岡福祉大学名誉教授。AERAdotーーなどなど、ですが、それこそ政治利用そのものです。もしも万が一、天皇陛下がそうおっしゃっていたとしたら、それを表沙汰にしては、皇室としての権威、威光の赤信号です。レッドカードです。一大事です。なのにそれに乗っかり発表しては君側の奸(くんそくのかん。悪い家臣、部下)の誹(そし)りをうけます。

天皇陛下を政治利用した西村宮内庁長官!

なにやら得意然(とくいぜん)となっている西村宮内庁長官です。不思議です。虎の威を借る狐(権勢を持つ者に頼って威張る小者)に見えます。天皇という権威を笠に着る(権力や地位に守られながら自分勝手なことをする)官僚エリートの成れの果て?最後っ屁?

西村宮内庁長官が冠るのは畏れ多くも日本最高権威天皇陛下です。

天皇陛下

天皇陛下 ご略歴

お名前 徳仁(なるひと)
お続柄 上皇第1皇男子 ・・上皇さまの長男
お誕生日 昭和35年2月23日
ご称号 浩宮(ひろのみや)
お印 梓(あずさ)   ・・徽章・シンボルマーク。御印章とも
総裁職など 東京オリンピック・パラリンピック競技大会 名誉総裁
成年式 昭和55年2月23日(ご年齢20歳)
立太子の礼 平成3年2月23日・・皇太子に即位
ご即位 令和元年5月1日
ご学歴など 昭和57年 学習院大学文学部史学科ご卒業
昭和58年~昭和60年 英国:オックスフォード大学マートンコレッジご修学
昭和63年 学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程ご修了

陛下お印 梓

注︙お印 梓(あずさ)↑

この永劫の権威という抽象が政治という現実に介入しては日本独自の「皇室」(天皇)の存在が危うくなります。軽々に触れてはならない問題に西村宮内庁長官は踏み込んだのです。

西村泰彦宮内庁長官の略歴、プロフィール

西村宮内庁長官 略歴

西村泰彦宮内庁長官の略歴

1955年(昭和30年)6月29日生まれ。
1971年(昭和46年)三重県立伊勢高等学校入学。硬式野球部。
1979年(昭和54年)東京大学法学部卒業、警察庁入庁。警視庁上野警察署。
1980年(昭和55年)警察大学校助教授。
1981年(昭和56年)警察庁警務局人事課。
1983年(昭和58年)長崎県警察本部刑事部捜査二課長。
1984年(昭和59年)警視庁公安部外事第一課。
1985年(昭和60年)警察庁刑事局捜査二課。
1987年(昭和62年)兵庫県警察本部刑事部捜査二課長。
1988年(昭和63年)警察庁警備局外事課。
1989年(平成元年)在フィリピン日本国大使館一等書記官。
1992年(平成4年)警察庁刑事局国際刑事課理事官。
1993年(平成5年)警視庁総務部広報課長。
1994年(平成6年)警視庁警備部警備第一課長。
1996年(平成8年)警察庁長官官房人事課企画官。
1998年(平成10年) 警視庁警務部参事官兼人事第一課長。
1999年(平成11年)沖縄県警察本部長。
2000年(平成12年)沖縄県警本部長として第26回主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)の警備を指揮。
2001年(平成13年)警察庁警備局警備課長。
2003年(平成15年)警察庁長官官房会計課長。
2006年(平成18年)4月14日警視庁警備部長。
2008年(平成20年)8月7日警察大学校副校長兼長官官房審議官。
2010年(平成22年)1月18日警察庁警備局長。
2013年(平成25年)1月25日警視総監。
2014年(平成26年)1月22日退官。
2014年(平成26年)2月28日内閣危機管理監。
2016年(平成28年)9月26日宮内庁次長。
2019年(令和元年)12月17日宮内庁長官。

完璧な警察官僚エリートですね。しかし天皇陛下の御側用人としての発言は問題点が多々あります。

今回の五輪コロナ懸念発言は「陛下は開催で感染拡大しないか懸念と拝察」宮内庁長官」のタイトルで朝日新聞デジタルに詳細が掲載されています。
https://www.asahi.com/articles/ASP6S54Z2P6SUTIL02L.html をごらんください。

重要部分は繰返しますが「陛下から直接そういうお言葉を聞いたことはありません」・・です。

意外に多数、SNSなどでの西村宮内庁長官への非難批判

西村宮内庁長官発言には加藤官房長官が「宮内庁長官自身の考え方」と切り返し、日本維新の会の音喜多駿氏は「あまりにも軽率」と反応し、立憲民主党の小西洋之参院議員も「宮内庁長官の発言は憲法上問題がある」としています。立憲民主党は「はず論」に乗ってさわぐ、はず、と思いましたが、政治家としては及第でホッとします。存在価値ありますね。意外に権力側、政治は冷静です。

もっと意外だったのはTwitterなどなどSNSでの西村宮内庁長官批判が圧倒的に多数ならんでいたことです。(ヤフコメ欄は”はず”論で満載でしたが)。

たとえば、

政治利用する君側の奸!

拝察しただけか?

「勝手に陛下の心の声みたいに喋ってんじゃねーよ!!」

こんなのも・・・!!

—————————

言ってないこと作ったの?

創作かよwww

何を勝手に代弁してんだよ

個人的な見解述べてんじゃねーよ

まぎらわしい

辞任しろ

不敬すぎない?

宮内庁にこんな馬鹿がいるとは

何が拝察だふざけんな

ゴミメディアの印象操作の格好のネタになる

加藤官房長官「長官個人の考え」だそうで

ただし左翼どもには「天皇陛下は五輪に反対」って宣伝開始、これはえらいこっちゃ

——————出典・東京豊島区議員 くつざわ亮治ホームページ

まとめ

今回の西村宮内庁長官発言の最大の問題点は、陛下が言っていないのに、お気持ちを拝察し東京五輪に懸念、と発言したことです。東京五輪反対デモの主催者は 改憲阻止 軍隊式指導 男尊女卑 天皇が君臨 安倍首相は嘘つき を看板にかかげています。あきらかに政治運動ですね。オリンピックに反対もあっていいと思いますが、その一方に与する発言はあきらかに政治介入となります。

権威(天皇陛下)と権力(現実政治)の分離という日本という国の特有性を脅かすような発言を西村宮内庁長官はを行ったのです。以て瞑すべし、辞任すべしと思います。

関連記事:五輪反対デモが逆に賛成を増やす理由は?これ(画像)!

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