写真:いしだ壱成。
週刊文春がとんでもない「不正」な記事を掲載したと、いしだ壱成さん(45)が怒っています。週刊文春10月15日号の「事務所を“クビ”にした壱成に『生活保護不正受給』疑惑」です。
いしだ壱成さんは、
生活保護は4ヶ月間受給しましたが、不正ではありません。
と断言しています。
今回の文春砲の怪しさに気づいたのか「いしだ壱成さんバッシング」は直接的にはおきていません。
うつ病患っていたのも、事務所首になったのも事実だし、年下の女性と結婚して子供も生まれて、嫁は子育てで働くことができなかったわけだから、彼が生活保護受給したこと自体は不正でも何でもない。
その後、経済的に自立し生活保護から脱却したわけなので、生活保護の利用方法としては成功例。
などなどの同情論のほうが多いのですが、
しかし一方では、親はなぜ助けないのか、と実父の石田純一さん(66)や実母の星川まりさんへのバッシングはネット上でおきています。
石田純一さんと星川まりさんが離婚したのは40年以上もむかしです。親権は星川まりさんにあります。いしだ壱成さんの本名は「星川一星(ほしかわいっせい)」です。石田純一さんバッシングは法律的には的外れであり、そもそも石田純一さんも星川まりさんも星川一星さん(いしだ壱成)の生活保護受給を知らなかったかもしれません。詳しくは後述。
母親星川まりさんは反原発などの活動家でもあるので理知的に援助を拒否の可能性もなくはないのですが・・・憶測です。
先ずは文春砲の怪しさを検証します。
「いしだ壱成が生活保護不正受給」は文春の誤報
週刊誌が興味本位なのはしかたないとは思います。しかし、なんとか生きていこうとしている一個人の家庭のしあわせを奪いかねない誤った記事をなぜ?
うつ病から立ち直り、生活保護を脱し、なんとか再スタートしたばかりです。
写真は現在、石川県で暮らすいしだ壱成さん(45)一家です。二歳になる女の子、ニャンコ6匹、家賃5万円、妻はラーメン店でパート。
不正受給などという言葉が病上がりの心身にいかにこたえるか、
わかっていないのでしょうか。
記事タイトルに【疑惑】とあります。疑惑、疑わしいだけで記事が書けるならどんなことでも書けます。〇〇首相に〇〇疑惑などなど、と。しかし金銭にまつわる不正に関しては具体的な証拠とその裏取りは絶対に必要・・・報道の最も基本的な鉄則です。新人時代に教えられたはずです。
この記事には、いしだ壱成さんの知人(45)の証言とあります。
匿名の人に頼った記事です。どういう知人かは明らかにされていません。お金にまつわる「不正」を証拠データも示さず公的機関への裏取りもしないで記事にした。興味本位という甘い香りのなかで麻痺しているのです。
本人に取材をかけたが走り去った、答えなかった、、、。そりれはそうです、生活保護の申請前にいしだ壱成さんは”プライドがゆるさない”と逡巡したほどです。再スタートの出鼻に”生活保護暮らし”などと書いてほしくないのが当然です。
なのに文春記者は、再び芸能界で輝くには何より正直が必要だろう、と結んでいます。正直って何?
質問に答えないのが不正直? 文春記者の驕り高ぶりだと思います。
いしだ壱成本人は「不正」を完全否定、告訴も示唆
もちろんいしだ壱成さんは「不正」はしていないと完全に否定しています。
生活保護不正受給はしていません。
去年一年間、まるまる鬱病で伏せっていて働くこともままならず、今年の春ころに鬱から立ち直れたものの生活資金が足りずにいたところを生活保護を受けようという周りの人の声もあり受給にいたりました。
収入がある度、市役所にはしっかりと申告をしていました。
市役所の方々は本当によくしてくださり、周りの友人や知人や温かい人たちに囲まれて収入が安定したため4か月で生活保護は停止させる事が出来ました。
9月からは社会復帰し、自活しております。
おお、
すごく早い立ち直りという印象を受けます。
ねとらぼ(ソフトバンク系ニュースサイト)が報道した内容で確認します。
俳優のいしだ壱成さんが10月10日にInstagramを更新。『週刊文春』に掲載された“生活保護の不正受給疑惑”の記事を否定し、「名誉毀損にあたる為、しかるべき手段を不本意ながら取らざるを得ないと思っています」と法的措置を示唆しました。
10月8日発売の『週刊文春』では、「事務所を“クビ”いしだ壱成に『生活保護不正受給』疑惑」の見出しでいしださんに関する記事を掲載。いしださんの知人からの告発として、いしださんが2020年6月ごろから3カ月間ほど生活保護を受給していたにもかかわらず、その期間にテレビ出演やパチンコ店の営業、YouTubeの収益などにより、生活保護の基準を超える収入を得ていた可能性があると指摘しています。
いしださんは同記事に対して、「非常に残念な気持ちになりました。ジャーナリズムのカケラもない嘘記事、10%の真実に90%の嘘。文春さん、こんな記事を載せるようになってしまったのですか」と落胆したコメント。「生活保護不正受給はしていません」と不正受給疑惑を否定し、「去年一年間、まるまる鬱病で伏せっていて働くこともままならず、今年の春ころに鬱から立ち直れたものの生活資金が足りずにいたところを生活保護を受けようという周りの人の声もあり受給にいたりました」と2020年9月までの4カ月間、正式な形で生活保護を受けていたことを明かしました。
また同記事では、いしださんがギャラの手渡しや知人の口座を使った迂回(うかい)によって収入をごまかしていた可能性にも言及。これに対していしださんは、「収入がある度、市役所にはしっかりと申告をしていました」とコメントしています。最後には、「この週刊文春編集部の中川聡記者が書いた記事は名誉毀損にあたる為、しかるべき手段を不本意ながら取らざるを得ないと思っています」と記者を名指ししながら法的措置を示唆していました。
・・・文春側は告訴できるならどうぞ、費用はあるの? 月日がかかりますよ・・・という横柄な姿勢だと推測します。
藤田孝典聖学院大学心理福祉学部客員准教授がこう話しています。
いしだ壱成さんは不正受給ではない。
いしだ壱成さんがいう「収入がある度、市役所にはしっかりと申告をしていました。」ということが事実であれば、生活保護の不正受給は成立しない。「不実の申請その他不正な手段により保護を受け」ていないからだ。
誰でも生活困窮し、暮らしが成り立たなければ生活保護を請求する権利がある。
そして、誰でも精神疾患、高齢、障害、失業等により就労収入が減少したり、途絶えることがある。
最近は新型コロナ禍で収入減少が目立つが、その際も生活保護制度は機能する。
当然、タレントや著名人も例外ではない。
むしろ、きちんと生活保護、社会保障制度が機能して暮らしを支えていることこそ評価すべきだろう。
(いしだ壱成さんは生活保護不正受給なのか いま生活保護バッシングにつながる報道は自粛すべき)より引用。
・・・
今回の文春砲には、ヤフコメ民(Yahooニュースにコメントするのが好きな民衆)も、いしだ壱成さん叩きには走ってはいませんね。
しかし一方では、父親母親はなにしてるんだ! と非難は超有名人の石田純一さん(66)などの家族に向かっています。
ただ、じゃあ河本はなんであんなに叩かれて、今でも以前ほど売れっ子になれていないのか、と引っかかっている。
河本の母親や親族が生保受給していたこと自体は不正ではないが、河本が高所得なのにどうしてを自分の母親に仕送りしないのか、というバッシングだったと思う。
その論理で行くなら石田純一も息子に仕送りすべきだし、生保の担当者は石田純一に息子の生保受給申請の報告と仕送りの打診をすべきだ。
行政から石田に連絡はあったんだろうか、石田はそれを断ったのだろうか。それは気になるところ。・
石田純一は息子を育てることもなく、困窮しているときに手を差しのべなかったのか?生活保護が認められるかどうかの時、3親等には援助できないか?と通知が行くはず。
困窮したときは一時的に生活保護を受けることがあってもいい。
テレビで観たが、堅実に暮らしている様子だった。・
石田純一って確か父親だったよね。
石田壱成って確か息子だったよね。
親子だよね。豪邸に住み幼い子の受験や何不自由無い生活を送ってる子が今いるよね。
妻の東尾理子さんは壱成さんが生活に困窮しているのを知らないって事はないよね。
父親も妻も精神が乏しいね。
都合の良い時だけ壱成さんを持ち出して、困ってる息子に何もしないとは。
確か仲良し家族だった筈だよね。
わわわ、
ですね。ま、感情はわかるような・・・。
石田純一は「親」に該当しない理由
でも日本は法治国家です。いしだ壱成さんの戸籍上の父、母はどうなっているのかが問題です。いしだ壱成さんの本名は星川一星(ほしかわ いっせい)さんです。
母親は緑の党幹部で反原発などの左翼系活動家の星川まりさんです。1975年に21歳の石田純一さんと19歳の彼女は結婚しましたが、純一さんは演劇の勉学で単身渡米、あとから行くということだったが行かず、「彼氏ができた」と星川まりさん側から離婚を求めた。
・・・彼女は美人で頭もよくセンスもあるのでモテましたからね・・・と石田純一さんが語っています(AERA・2017年3月。「石田純一が明かした、3回結婚した理由」)。
写真は44年前。左から石田純一、まりこ(星川)、一星。
母親星川まりは息子一星の生活保護を知らされていない?
いしだ壱成さん(本名、星川一星)の母、星川まりさんが再婚し、一星さんを相手と養子縁組させていたらその相手がいしだ壱成さんの養父、つまり戸籍上の父になります。仮に親の責任と叫ぶなら、戸籍上の父母ということになります。
現在の石田純一さん(66)夫妻の戸籍と星川一星(いしだ壱成さん)さんの戸籍は40年も前から完全に別戸籍です。離婚時に法律的には親権は星川まりさんが担いました。石田純一さんは実父ですが星川一星さんを扶養すべき「親」ではありません。
こういう複雑なケースでは申請者星川一星さん(いしだ壱成さん)が親などへの連絡を拒否、あるいは親密ではないなどと申し出れば役所からの問い合わせはいかないこともあるとのことです。
ですので、母親の星川まりさん、実父の石田純一さんもいしだ壱成さん(星川一星)の生活保受給を知らなかった可能性も大いにありえます。
加えて、親に援助を強制する理由はない・・・と、
前出の藤田孝典聖学院大学心理福祉学部客員准教授が指摘されています。
個人や家族の貧困を血縁者に押し付けることに、合理的な理由はない。日本の法律も、成人した健常者の息子一家に対して、「親に扶養義務がある」とはしていない。
まとめ
あ、一つだけ、
文春サイドの、告訴できるならしてみろ、の強圧的な方法は御定法(ごじょうほう。法律的)では何の罪ではありません。が、報道という公共性をおびた仕事がなりわいのマスコミとしてはケシカラン手法です。
あ、も一つだけ、
文春記者の、中川聡記者
いしだ壱成さんが御定法(ごじょうほう。法律)違反だと書いていますが、あなたは、誤った記事を書きました。あなたを含めた文春サイドがするべきは先ずは謝罪です。これは法律ではなく、人間が守るべき掟(おきて)です。
・・・人が生きてゆくためには、お互いに守らなければならない掟(おきて)がある。その掟が守られなければ世の中は成り立ってゆかないだろうし、人間の人間らしさも失われてしまうだろう・・・
作家山本周五郎さんの”女性による連続殺人事件”「五瓣の椿」(ごべんのつばき)第六話で述べられていることばです。せせら笑わず、もって旨としてください。
::人間誰しも無意識のうちに「掟」を犯すこともあります。いしだ壱成さんをも含めてのことです。
掟とは交わした約束もそうです。「あなたをしあわせにします」「あなたを生涯の夫として愛します」などの誓いもそうです。もしもあなたが苦境にあるならば、遠い過去にこの掟をやぶったがゆえの神罰かもしれません。
悲しみ苦しんだ誰かに密かにでもいいのでこころの底から謝罪してください。
あ、余計なおせわです、ね。笑 すみません。