山崎豊子原作の「女系家族」ドラマ最新版ーネタバレあらすじの紹介ー女の戦いが壮烈です。2021年12月4日・12月5日21時 – 22時55分、テレビ朝日系で2夜連続のスペシャルドラマ。宮沢りえと寺島しのぶのダブル主演+役所広司などなど豪華キャストの演技が圧巻です。大番頭の宇一を演ずる奥田瑛二がこれまた白眉(天下一品)です。
女系家族ドラマ、最後に笑うのは急逝した社長と恋人宮沢りえ?
写真:女系家族・役所広司&宮沢りえ
代々、「女」が実権を継承してきた木綿問屋老舗、女系家族の婿養子の社長が急逝し、跡目をめぐる「女の壮烈」な戦いが、、、恐いくらいです。実の娘である長女にまで下に見られて屈辱に堪えて生きてきた矢島嘉蔵社長が死んで初めて家族に対して実権を振るう…というアッとおどろく結末です。
『矢島商店』の四代目・嘉蔵(役所広司)が総額数十億円の遺産を遺して亡くなり、その遺言状が大番頭の大野宇市(奥田瑛二)によって読み上げられる。
“出戻り”でもある長女で総領娘の矢島藤代(寺島しのぶ)、婿を迎え、矢島家を継ぐ気でいた次女の千寿(水川あさみ)、やや世間知らずなため、叔母である芳子(渡辺えり)の後ろ盾を得ている三女の雛子(山本美月)らが見守る中、明かされた遺言状の中身――それは矢島家の女たちの誰も想像すらしていない内容だった。
なんとそこには嘉蔵の愛人である浜田文乃(宮沢りえ)の名が。そして愛人である文乃にも遺産を分配するように、と記されていたのだ!(テレビ朝日)
遺産は数十億円、◎、000、000、000、ゼロが9個~、、60億円としたら、お~、相続人が60人いても仲良く1億円づつ分ければいいのに~と思うのは貧乏人の感想です。
それにしても、すごいキャストですね。
さらには文乃(宮沢りえ)が嘉蔵の子を身ごもっていることまで明らかに…。
藤代が懇意にする日本舞踊の師匠・梅村芳三郎(伊藤英明)、千寿の婿・良吉(長谷川朝晴)、そして大番頭の宇市といった、姉妹を取り巻く男たちも巻き込み、遺産相続だけではない、人間の欲望と嫉妬にまみれた激しい戦いが繰り広げられていく…。
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女系家族、最後のどんでん返しは亡き社長の巧妙な遺言状だった
遺言状が二段構えになっていました。すでに公にされたものとは別に用意された最も新しい遺言状には、なんと、女系家族の「解体」指示まであったのです。
嘉蔵社長が文乃に託した「遺言公正証書」が提示される。
以下、ブログPIKARINE(https://pikarine.net/)からの引用です。↓
遺言状の8か条ある遺言の4か条までは以前のものと同じだったが、5か条目からは違った。
愛人(恋人)、文乃の子供へ・・・
●男子出産の場合は成人に達したら株式の 半分を所有させる。
●男子なら成年になるのを待ち、千寿夫婦と一緒に矢島屋を 共同経営させる。姉妹たちは、文乃の子が1円の遺産を受け取るだけでも面白くないのに、遺産の半分をもっていかれることに騒然とする。
さらに、、、
6か条目は遺産相続の条件の項目には、
●藤代は矢島家を出ること。(別居)
●雛子は婿養子をとらず、他家へ嫁ぐこと。とあった。これは、女系一族の解体を意味していた。
以前の遺言状より3カ月後の日付であれば有効とされるので、文乃が持っていた遺言状は法的効力があった。
残された項目を読み上げた 藤代は泣き崩れ、千寿と雛子は姉に寄り添った。
女系家族、解体、婿養子の復讐、逆襲をあの世から成功させる
愛人、文乃(宮沢りえ)は、男児を出産します。
生前、娘までに軽く扱われていた婿養子、男が、女系家族を解体します。彼がこころから愛したのは・・・恋していたのは、愛人、文乃だった。
まとめ
まぁ、女の争い、すごいですね。
婿養子(男)が愛人を介して女達に逆襲するドラマです。
こういう家族ドラマでは、愛人、ということばには家族ではない、という差別感がつきまといます。もしかすると、このドラマでは、恋人、ということばが相応(ふさわ)しいかもしれません。
もっとも、恋にはかならず終わりがあります。愛は永遠(とわ)とも言います。亡き社長が復讐を遂げた女たち(家族)との愛関係は後世にまで連綿と続くと言えますね。
「全部ウチのもんやあ」
「1円でもゆずったりすんのはイヤ」
「出戻りのごくつぶしのくせに」
女性たちの絶叫・・・わ、耐えられません。