なんで?信用できん!捏造だ・・自民党岸田内閣の高支持率66%という日本経済新聞記事への非難の声がおさまりません。あり得ない、不思議だ・・でも、FNNプライムの調査でも68%という高支持率でした。
自民党の支持率が高いのは思想的に日本人は元々「自由」が好き
しかし、結論から言いますと、自民党の高い支持率はじつは不思議ではありません。当然です。思想的には日本人は昔から「自由」が好きです。現政党で最も「自由」を看板にしているのは「自由民主党」にほかなりません。
野党の大概はその自由を非難攻撃する不自由な存在という印象が拭えません。立憲民主は共産党と連携しましたが、これで徹底的に「自由ではない」イメージが定着しました。
具体的には「安倍・高市」が保守岩盤になって支えている
保守岩盤の「安倍・高市路線」に支えられているのです。アベガー~と「朝日新聞」はじめマスコミが一斉にバッシングをするのでというムキもありますが、事実は安倍晋三長期政権(7年8ヶ月・日本憲政史上最長)で明らかです。圧倒的な国民的人気を背景にしています。
叩かれても叩かれてもそれをテコに前進する。戦いに強い人は選挙にも強い。選挙に強い政治家が政治の主導権を握る。開かれた自由(リベラル)な社会の鉄則です。
常に90人以上の安倍派抜きでは自民党イコール日本の政治は動きません。岸田首相もよくわかっています。安倍派の集会には顔を出しています。
昨秋の総裁選での高市早苗さん(61)の圧倒的な迫力を思い出してください。
ブレない発言で党内の評価は高まっている。安全保障では「敵基地への攻撃」を容認、靖国神社への参拝についても「信教の自由」として総理総裁となっても継続する意思を示し、中国に対する強硬路線も一貫している
高市早苗氏が追い上げムード、ブレない発言に党内高評価
(日刊スポーツ 2021年9月17日)
敵基地攻撃・・などは昨秋はまだ口にしてはいけない雰囲気でしたが、
FNN世論調査【2022年5月】では・・・
問10 北朝鮮の弾道ミサイルなどに対応するため、日本が「敵基地攻撃能力」を持つことについて、必要だと思うか、必要でないと思うか。
1.必要 64.7% 2.必要でない 28.6%
と様変わりです。中国に対する強硬路線もしかりです。親中と評された岸田首相も現時点(2022年5月末)では親中イメージも希薄になりました。
このような変化を見込んだ発言の数々が自民党人気の元(もと)の元(もと)になっています。岸田自民党の高支持率は以下の5つの理由です。順を追って説明させていただきます。
岸田政権の支持率が高い具体的理由は、
その2・・ウクライナ戦争で反露を貫いている。
その3・・日米首脳会談の成功。
その4・・親中イメージが薄れてきた。
その5・・自民党内に左派右派を抱え一党で日本の政治は大丈夫、野党不人気。
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その①をつづけます。安倍ー高市が自民党を抜けると・・どうなるか。もちろん岸田政権はたちどころに維持できなくなります。高市発言録をご覧ください。
NHKマガジン https://www.nhk.or.jp/politics/articles/tags/371/
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2021年10月18日
自民 高市政調会長
靖国神社に参拝
「国策に殉じられた方に尊崇の念を持って、感謝の誠をささげた。1人の日本人として当たり前のことであり、外交問題であるべきではない」
2021年11月24日注目の発言集
高市氏 “台湾が香港の
ようになれば地獄のように”
「今の台湾の政権は非常にすばらしいと思っているが、台湾が万が一、香港のようになってしまったら地獄のような状況が生まれる」
2021年12月5日注目記事
“ポスト岸田”に意欲も
「政権支える」自民 高市氏
「今は岸田政権を支える立場にあることはわきまえている」
2022年1月24日注目記事
「佐渡金山」世界文化遺産
ユネスコに推薦求める
「新潟県知事は結果にかかわらず国際舞台で日本の主張を堂々と行ってほしいと言っている。江戸時代の金山について韓国が当事者でありえないことは明確だ。今年度推薦しなければ来年度以降はさらに困難になる」
2022年1月26日注目記事
自民 高市氏 佐渡島の金山
世界遺産登録 推薦すべき
「来年の秋から、韓国が世界遺産委員会の委員国に入る可能性が高く、今よりも状況が不利になることを心配している。新潟県知事も『結果はともあれ、推薦してほしい』と話しておりその思いを大事にしたい」
2022年2月17日注目記事
高市氏「ロシア側を利する
ことになりかねない」と林外相へ警告
「ロシアが侵攻した場合は強い経済制裁を取るだろうと、岸田総理大臣も発信していたタイミングで、経済協力などに関する協議を行ったことは、G7の結束を乱そうとするロシア側を利することになるのではないかと強い懸念を覚えた。延期などの方法があったのではないか」
・・・
高市早苗政調会長が世の動きの機先を制し、「何もしない首相」と評判の岸田首相がほんわかムードでくるむ・・絶妙の組み合わせにもなっています。
理由その2・・岸田首相はウクライナ戦争で反露を貫いている
ウクライナ問題ではいち早く、ロシアは間違った・・と親露から反露に切り替えた安倍晋三氏の策に乗るように、親中を離れる結果になるウクライナ支援、ロシア制裁で岸田首相は一貫しています。立民、共産などなどの野党の出る幕がなくなってしまいました。
「何もしない」「優柔不断(ゆうじゅうふだん)」の岸田首相へのマイナスイメージがこれで吹き飛びます。北方領土はロシアが不法占拠・・と主張です。自民党から離れかけていた不満層がこれで戻ってきました。
おりしも知床半島遊覧船事件で世間の注視がここに注がれています。
北方四島(国後・歯舞・色丹・択捉)は日本の領土! ロシアは不法占拠している。当たり前のことですが、親露懐柔作戦だった国士・安倍晋三氏でも在任中は使わなかった言葉です。
理由その③・・日米首脳会談の成功
バイデン大統領の来日による日米首脳会談は自民党岸田政権の追い風となりました。かつて政権発足当時は、・・米国に相手にしてもらえない岸田首相・・とさんざん揶揄されました。
岸田首相の地盤である宏池会が親中路線だったからですが、ロシア制裁路線で一貫する岸田政権で風向きが変わったのです。
ウクライナ自衛戦争で中国とロシアは連帯しています。ロシア制裁は中国への離反を必然的にともないます。おかげで岸田政権は親中反米一辺倒のイメージが希薄になったのです。それどころか防衛費の増額までバイデン大統領に伝えました。
国際世論(欧米)に乗るかたちで自民党政権は保守層の支持を増やした。
立憲、共産など野党も抵抗できない勢いです。
理由その④・・・・親中イメージが薄れてきた
親中イメージについては前述の理由③で触れました。
親中は反米と抱合せととられます。立憲、共産などの野党イメージです。
現実、日本はアメリカと組むしか道はありません。日米がガッチリとスクラムを組めば、
経済力はもちろん、戦闘力(防衛力)も世界一になります。中露をはるかに凌ぐ・・。
理由その⑤・・党内に左派右派を抱え一党で政治は大丈夫、野党不人気
上掲載の「自民党派閥図」でわかるように、党内に左から右まで揃っています。
先の衆議院選挙の自民党圧勝の意味は「自民党にまかせておけば良い」という国民多数の意思だったと言えます。国難は政権党に有利に動きます。
かつて1960年6月の安保反対闘争ではデモ隊が国会議事堂周辺につめかけた。
わ、なにこれ? 人人人の群れ。その数、33万人主催者(全日本学生自治会総連合・新左翼)発表で計33万人、警視庁発表で約13万人。死者も出ました。
同じ年、1960年の選挙結果は、、、第29回衆議院議員総選挙
10万人以上のデモが国会議事堂を取り囲んでも、ご覧のように自民党圧勝でした。マスメディアが伝える民意と実際の民意はかくも離れて存在します。
ん? 296人・・昨年(2021年11月)衆議院選挙では自民党293人の圧勝でした。
自民党の強さは自由民主党という党名にもあります。不自由より自由がいいに決まっています。が、立憲、共産など野党には自由というより不自由なイメージがあります。
「自由民主党」英訳・・リベラル・デモクラティック・パーティ
品詞 | 翻訳 | 逆翻訳 | 頻度
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省略形
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LDP
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名詞
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Liberal Democratic Party
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自民党は・・過去も未来もリベラル(自由)なのです。
まとめ
自由主義は矛盾や混乱も内包しています。でも自由がいいいのが現状の日本人の心象の絶対多数ですね。自由なリベラルです。支持率が高いのも当然です。
いやいや、不自由でも貧でもいい、かどうか? 公平が第一、多様性が・・野党の皆さん、そう考えていたら、この日本ではずっと勢いのない野党のままですよ。
元々、日本人は、封建社会といわれる時代でも、自由が好きです。
このままでは7月10日投票日の参議院選挙も自民党岸田内閣の圧勝は決まりです。自民党の大敵は・・油断大敵、です。