テレビを見ないでTwitterしか見ない人は完全に誤解、曲解します。不肖ぼくも・・恥ずかしながら、けしからんと怒りました。木村太郎は日本の核武装を「それはない」と否定した、知の巨人E・トッドへの言論を封じる、言論弾圧とは、木村太郎は、お前は中国共産党の手先か と。↓
https://twitter.com/AmiLittleStar/status/1589201683749679105
でも、これ ↑ 部分だけの指摘でのこじつけです。
全体をとらえての非難ではありません。
知の巨人・エマニュエル・トッド氏(71)はアメリカにたよらない日本独自の核武装をすすめ、木村太郎氏(84)アメリカとの協調というスタンスで激論となっていたのです。
アメリカにたよらない日本独自の核武装をとエマニュエル・トッド
日本の現状からするなら木村太郎のほうがリアルのような気もします。故・安倍晋三氏の論もアメリカとの核共有でした。との教示を受けました。
んんん、、で、調べました、、
日曜報道THE PRIME
2022年11月6日FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/441173
「日本は核を持つべきだ。核を持てば安全だ」
“知の巨人”の異名を持つ、フランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏が6日、フジテレビ系『日曜報道 THE PRIME』(日曜午前7時30分)に出演し、日本の安全保障や国際秩序をめぐり、ジャーナリストの木村太郎氏や番組コメンテーターの橋下徹氏(弁護士、元大阪府知事)と激論を交わした。
トッド氏は、国際情勢に関し、「人口動態を見れば、中国が支配的な覇権国家になることはほとんど不可能」、「ロシア経済は非常に柔軟。プーチン政権が崩壊すると仮定するのは完全な幻想」などと持論を展開した。
トッド氏は、統計を基にした人口動態や家族類型などから国際情勢を分析。ソ連崩壊やアラブの春などを予告したことで知られる。
ロシアによるウクライナ侵攻をめぐっては、米国が欧州をロシア経済から切り離した、との見方を示し、「米国は同じように日本が中国経済から切り離されるように求めてくる」と予測した。その上で「同盟国としての米国の信頼性は非常に低い」と指摘し、「日本の唯一の安全保障は核を持つことだ。核を持てば安全で、(米国の戦争に巻き込まれず)中立的な立場をとることができる」と強調した。
トッド氏は自著などで、米国による『核の傘』についても「幻想で存在しない」との見解を示しており、日本は安全保障で米国から自立するべきだと提起している。
これに木村氏は強く反発。日本の核保有については「絶対にない」と反論した。また、「プーチン政権を瓦解させる議論」の必要性を訴えた。
橋下氏もトッド氏の「中国脅威否定論」に懐疑的な見方を示した。「中国の防衛費はどんどんどんどん増えている。尖閣などをめぐり日本はすでに中国と衝突している」と述べ、日本の防衛力強化の必要性を強調した。
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木村太郎は日本の 独自 核保有については「絶対にない」と反論
FNNフジテレビ側が木村氏は強く反発。日本の核保有については「絶対にない」と反論、と誤解をまねく紹介をやっています。意図的なのか、ミスなのか? 独自 が抜け落ちています。
以下、番組での主なやりとりをFNNプライムニュースから抜粋します。
トッド氏と木村太郎氏はロシアへの評価でも対立します。
松山キャスター:
トッド氏によると、ロシアは社会的、経済的にまだまだ強靱だということのようだが。
木村太郎氏(ジャーナリスト):
瓦解しないという話ではなく、瓦解させなければならないという議論にしなければいけない。それはなぜか。1940年代、ヒトラーの下のドイツはインフレを克服し、国力を回復し、軍隊も強くなってきた。国民はみなその強いドイツを支持していた。そのドイツはポーランド国内のドイツ国民を救うためだとしてポーランドに侵入した。プーチンは今回のウクライナでまったく同じことをやっている。そのプーチンを存続させるということは、ヒトラーを存続させるのと同じことになる。瓦解するか、しないかではなく、瓦解させなければいけない。そういう議論だ。
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松山キャスター:
トッド氏の話は、日本の安全保障について米国目線だけではなく別の角度からも見る必要があるということだと思うが。
木村氏:
トッド氏に言いたい。中国の言葉に「遠交近攻」という言葉がある。遠くと交わり、近くを攻める。つまり近くの国とは理屈抜きに、好き嫌い抜きに対立するのが当たり前で、そのためには遠くの勢力と結んでおかないといけない。まさにそれを日本は実行している。別に中国とことを構えようという気はないが、遠い国のアメリカと結んでおくということは大事だ。トッド氏は「アメリカに頼るな」と言うが、頼らざるをえない。これは、中国人が言う大原則から見てもそうだと、僕は思う。
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日本は米国に依拠しない独自の安全保障(核)を持つべき。E・トッド
松山キャスター:
日本は独自の安全保障を自らの考えでもつ必要があるということか。
トッド氏:
もちろんだ。我々は同盟国、米国の信頼性に関して様々な経験をしてきた。ご存じの通り、信頼性は非常に低い。米国は問題を解決するためにイラクに介入し、そして退去した。欧州に介入し、混乱を生んだ。彼らは実際の戦闘には参加するつもりはない。米国から見ると、世界には、欧州、中東、東アジアという3つの重要な局面がある。今度は日本の番だ。米国の信頼性がいかばかりのものか、体験してみるといい。私は日本が独自の安全保障政策を持つべきだと確信している。しかし、日本には人口(減少)問題がある。唯一の安全保障は、何度も言うが、核を持つことだ。核を持つことは、攻撃的な軍事政策を行うこととはまったく異なる。むしろ逆だ。新たな立場をとるということだ。核を持てば安全であり、(米国の戦争に巻き込まれず)中立的な立場をとることができる。日本がその気になれば、の話だが。
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木村氏:
(フランス語で)絶対にない。トッド氏:
フランスはその立場だ。梅津キャスター:
(木村氏に対し)今、何と言ったのか。木村氏:
フランス語で「それは絶対ない」と(トッド氏に)言った。
梅津キャスター:
その議論はかなり慎重にすべきかと思う。
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まとめ
エマニュエル・トッド氏も
木村太郎氏も
それぞれ言いたいことを言っておられます。主張の違いは「独自」か「米国協調」かです。
言論弾圧なんて、していませんね。
早とちりして、木村太郎にガッカリ・などとほざいたこと、謝ります。