写真:加藤シゲアキ。
アイドルグループ・NEWSの加藤 シゲアキ、本名・加藤 成亮(かとう しげあき)さん(33)の小説「オルタネート」が本屋大賞ノミネート(発表4月14日)につづいて吉川英治文学新人賞の候補作にも選ばれましたね。吉川英治文学新人賞の発表は3月2日ですが最有力候補作品です。
アイドルだから、ジャニーズだから、ではありません。「オルタネート」という作品、小説がおもしろいからです。
ネタバレ、加藤シゲアキの「オルタネート」のタイトルの意味。
・・ところで、小説「オルタネート」のタイトル「オルタネート」の意味・・・ご存知ですか?タイトルの意味など、どうでもいいことかもしれません。でも、気になりだすと気になってしかたないのが、本のタイトルです。とくにカタカナのタイトルは、です。
加藤シゲアキ直木賞候補作『オルタネート』あらすじ感想。
吉川英治文学新人賞に加藤シゲアキ「オルタネート」が最有力な理由。
吉川英治文学新人賞は直木賞受賞への一里塚、道標(大きな仕事や目標へむかう過程での一つの段階)ともいわれています。
伊集院静さん、宮部みゆきさんをはじめ、池井戸潤さん、辻村深月さんら、歴代の受賞者の多くが後に直木賞を受賞しています。
1月の直木賞選考では加藤シゲアキ『オルタネート』は惜しくも受賞を逃しましたが、選考委員の北方謙三さんは、次のように語っていました。
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・「個人的には非常に推したんですよ。青春小説として非常によく書けていると思いました」
・「決選投票になる前に加藤シゲアキを直木賞に受賞させようというような機運を作ろうという意思が選考委員の中に2~3あって、私もその1人でしたけれど、やっぱりこれはもう1作くらい待ってみようということでした。とっても惜しかったと思います」
・「なんとしても加藤シゲアキを入れてくれと、私は頼んだところもありました。加藤シゲアキの作品で何が足りなかったかというのは、明確に指摘できるような欠点というのはないんです」
・「人がちょっと平凡だったとか、描写がちょっとベタ塗りだというのがあるんですけど、途中からどんどんどんどん人物が交錯してきて、しかもそういう人物が最終的にはいろんな帰結を見て、破綻がどこにもない」
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北方謙三さん、73歳(1947年10月26日生まれ)ですか、もう。でも今も健筆でご活躍中ですね、すごいです。北方さん自身は、1983年に『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞を受賞しています。しかし直木賞には1983年に『檻』『友よ、静かに瞑れ』、1985年に『やがて冬が終われば』と三度候補になったが、受賞には至らず、一方で2000年に同賞の選考委員に就任しています。現在の直木賞選考委員で唯一の非受賞者です。
文壇の長老、北方謙三さんの願い、思いを無視できるのか!・・・すこし俗っぽい見方ですが、、、これが加藤シゲアキ『オルタネート』が吉川英治文学新人賞最有力候補であるとした理由です。
賞だけが作品の評価ではない。
北方謙三さんが直木賞選考委員として横山秀夫さんの名作『半落ち』を作品に欠陥ありと誤認して受賞させなかった事件(2002年)もありました。
評価は読者が決めますが、、、
賞という俗っぽいものが作家を励まし支えるのも事実ですね。『オルタネート』に賞をあげてください。北方さんがいう「加藤シゲアキを直木賞にという機運」は、盛り上がっています。その機運を実らせるスプリングボード(踏み切り板)は吉川英治文学新人賞だと思います。
繰り返します。
伊集院静さん、宮部みゆきさんをはじめ、池井戸潤さん、辻村深月さんら、歴代の受賞者の多くが吉川英治文学新人賞の後に直木賞を受賞しています。
オルタネートの映像化の機運も盛り上がる
加藤シゲアキ『オルタネート』への映像化オファーも殺到しているようです。
https://twitter.com/phimawari1/status/1357552370909990912
吉川英治文学新人賞見てたんだけど、映像化されてる作品めちゃくちゃ多いので(受賞もノミネートも含め)オルタネートもいつか映像化されるのでは??なんて思いました。
— aki (@___ss___a823) February 2, 2021
https://twitter.com/2DoNEWSalD2/status/1356303148894150658
オルタネート
キラキラと青春!若者たちの可能性は無限なのに、本人たちはそこに気づかずもがくのよね。文庫化の際に、映像化もセットで来そうなそんな予感です。
詠みやすく面白かった。
名前が難しかったけど(笑)#オルタネート #加藤シゲアキ #新潮社 #本屋大賞ノミネート作品POP #hontai pic.twitter.com/mzVRUPyYjf— まゆ (@mayu_mahihapi) January 31, 2021
俺の口から内容語ったり教えるなんて安くなるから是非読んで欲しい
活字苦手な人は映像化待とうね!
絶対映像化するから#オルタネート#加藤シゲアキ— すしすし!三木ーちぇ (@gamblepoison) February 3, 2021
裏一面!→NEWS加藤シゲアキ 直木賞逃すも「オルタネート」映像化熱望の声続々― スポニチ https://t.co/4aNORca4f9
— 田中一彦 (@tanaka1hiko) January 21, 2021
オルタネート 映像化 熱望の声 続々・・・スポニチでは次のように報じています。
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映画会社の企画担当者は「加藤さんの小説は自身が俳優業をやっているからこそ、人物の描き方が生き生きしている。実写化に動いてみたい」と話した。大手の映像配信サービスの担当者も「舞台が現代で登場人物も高校生が中心と、若者に見てもらえる作品。配信ドラマに適している」と話した。映像化権を巡って争奪戦が繰り広げられそうだ。
現在はドラマ、映画ともに小説や漫画を原作とした作品が多く、「人気作品には次から次へと出版社にオファーが届く」(漫画編集者)という時代。ドラマ関係者も「面白い小説は制作者の多くが映像化したいと思うので争奪戦が起きやすい。世間の注目を集める作品ならばなおさら」と話しており、オルタネートの映像化は現実味を帯びている。
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