新入幕早々の琴勝峰(ことしょうほう)がガンガンいきましたね。幕内15枚目なのに注目度は横綱大関?。なぜ、こんなに強いのか凄いのか? 出身地、家族、学校、兄弟なども調べました。
結果・・・8勝7敗 (8月2日)毎日更新中
ちょっと残念か。でも勝ち越した! 来場所、期待!
琴勝峰吉成 琴勝峰 吉成(ことしょうほう よしなり)20歳。
千葉県柏市出身で、佐渡ヶ嶽部屋所属の現役大相撲力士。 本名は手計士紀(てばかり としき)。珍しい名前ですね。
最初の四股名は「琴手計」(ことてばかり)でしたが、2011年9月場所で「琴勝峰」に改名しています。
写真:琴勝峰(ことしょうほう)。この風格、横綱みたいぃ~!
前頭15枚目で「大鵬」「白鵬」の外つ国型の大きな体、琴勝峰。
身長190.0cm、体重159.3kg (出典wikipedia)
まず目立つのは体格のデカさです。
横綱白鵬が、
身長 192cm
体重 151kg
得意技:右四つ、寄り、上手投げ
大鵬(現役時代)2013年1月19日(72歳没)
身長187cm
体重153kg
得意技: 左四つ、寄り、掬い投げ、上手投げ
大横綱に遜色なしのほぼ同体格です。琴勝峰の得意技は、突き、押し、右四つ、寄り、と前進あるのみです。これに投げが入るころには大関、横綱・・・かもしれません。
元横綱、幕内優勝10回の大記録をもつ北の富士さんが「北の富士コラム」(中スポ・東京中日スポーツ)でこう書いています。
今の相撲界は朝乃山はいるものの、とびきり生きの良い若手力士がほしいところである。遠藤も人気はあるが、すでに29歳。残された時間はそうはない。貴景勝は確かに若いが、ケガに見舞われ思うような相撲が取れていないだけに、琴ノ若と琴勝峰に大きな期待がかかってくる。
とびきり生きの良い若手、琴ノ若と琴勝峰。
琴勝峰の落ち着きぶりには恐れ入った。あまり期待が大きいと負担になるといけないが琴勝峰なら心配ないだろう。相撲界の藤井聡太になってもらいたいものだ。
ああ、出ました”藤井聡太七段”。
勝っても負けても表情を表に出さず、「すでに勝負師の心構えができている」・・・藤井聡太七段以上かもしれません。
琴勝峰の出身地、千葉県柏市は大相撲力士の”産地”として有名
琴勝峰の出身地「千葉県柏市」は、アマチュア相撲の全国大会で活躍する学校もあり、現役10人の力士を輩出しています。市内に「柏相撲少年団」という相撲クラブがあります。
・隆の勝(千葉県柏市出身) ・大翔鵬(モンゴル出身)・琴ノ若(千葉県松戸市出身)・枡乃山(千葉県印旛郡出身)などが柏市出身の現役力士です。
・・・琴勝峰・学校時代の戦歴・・・
琴勝峰の出身中学は柏市地元の「松葉中学校」。
高校は「埼玉栄高校」所属はもちろん「相撲部」。
・年少のときから、地元のわんぱく相撲大会に出場。
・小学校4年生、わんぱく相撲の全国大会で3位入賞。
・中学3年で全国都道府県中学生相撲選手権大会優勝。
・埼玉栄高等学校で高等学校相撲大会団体戦を連破。1年生からレギュラー。3年生で大将。
・平成30年11月、高校に在学のまま、初場所を踏む。
高校在学中に場所前の新弟子検査に合格、前相撲で初土俵を踏んでいます。
しかも、翌年の初場所で高校生で6勝1敗という好成績を残し、この初場所でいきなり序ノ口優勝決定戦へ進出しました。
同部屋の兄弟子となった”琴ノ若” は同じ柏市相撲少年団の先輩。
高校卒業後は、同じ千葉県にある松戸市の「佐渡ヶ嶽部屋」へ入門。佐渡ヶ嶽親方(元関脇・初代琴ノ若)の長男の2代琴ノ若が柏市相撲少年団の所属だった縁で、小学生時代から部屋に誘われていた。
初土俵からわずか2年で十両昇進。
令和二年三月場所で東十両六枚目、12勝3敗、十両優勝 。5月場所で新入幕。
2020年6月に日刊スポーツの『第9回 大相撲総選挙』が行われた際には「将来の横綱候補との声も多い」とまで評された。(wikipedia)
2020年7月場所の相撲を見た北の富士勝昭は「足腰の良さは、白鵬の若い頃のようでもある。立ち合いから積極的に前に出る取り口も魅力的である」と評した。同場所4日目の高安戦の様子を北の富士は「私なら仕切っているうちにビビっていただろうと思う。大したものだ。恐れ入った若者である。この落ち着きはいったい何だ。無駄な動きが全く見られないのは驚くばかりである」と賞賛した。
また、こんな指摘もあります!
琴勝峰は押し相撲も取れる…「大鵬」級のスケール感と素質
「肩幅が広く、下半身もどっしりしている。体つきのバランスがいい。基本は右四つだが、押し相撲も取れる『二刀流』。本人は常々、『最初に強く当たってから、後は流れに任せています』と話しているように、状況や相手に応じた相撲を取れる。もちろん、技術的にはまだ拙い部分もあるが、あの体格で堂々と攻めるスケール感の大きさは誰も真似できない」
大鵬さんや貴乃花、最近でも白鵬は型にこだわらない万能力士。昔、大鵬さんの師匠である二所ノ関親方(元大関佐賀ノ花)は『ウチの大鵬は型がないのが型だ』と話していたという。琴勝峰を見ていると、なんとなくそれがわかる気がする」(時津風一門の親方)
出典:日刊ゲンダイDigital
兄弟子の琴ノ若とともに”生きのいい若手”として注目度100%!
ぐんぐん昇っていってほしい琴勝峰です。