花田憲彦阿武町長側の弁護士中山修身が9割回収成功手口を語る

お見事です、中山修身(なかやまおさみ)弁護士(66)、山口県阿武町が被害の4630万円の9割回収成功はすごいです。TVでコメンテイター弁護士らがああでもないこうでもないと喚いていましたが、中山修身弁護士が公開した方法は誰一人指摘していません。

中山修身弁護士は山口高校から東大卒の切れ者、優秀という地元評判

滞納税の徴収を国税徴収法の例によって行った。
徴収法では、滞納税額にかかわらず被差押債権の
全額を取り立てることができる(徴収法67①)

中山修身弁護士が公開した回収成功までの執念。毎日新聞が詳しい

新聞TVなどお報道では一番詳しくわかりやすかったのは毎日新聞取材班の記事でした。脱線しますが、毎日新聞は社会面から見ろ、といわれたほど、社会部が強いのです、あ、

話、元へ。

山口・阿武町の4630万円誤給付 これまでの経緯
2022/5/19 10:54

4630万円誤給付 銀行前で態度急変させた容疑者、帰りは途中下車
毎日新聞 2022/5/19

以下、毎日新聞の記事です。図、写真も↓ 要点を抜粋しました。

空き家バンク利用し阿武町に

関係者によると、田口容疑者は長く山口市で過ごしていた。2020年10月、町の空き家バンク制度を利用し、町役場の北東約11キロの山間部にある同町福田下の空き家に1人で暮らし始めた。周辺には田畑が広がり、田口容疑者の家から人が暮らす民家まで数百メートル離れている。

移住してきた田口容疑者と2度会ったことがある近所の男性は「人と話すのがうまいと思った。自治会活動の話をしたら『あいさつしなければ』と話すなど、真面目そうで、どこにでもいるような普通の人で、そんなに悪い人とは思わなかった」と話す。

移住の目的は定かではないが、当初は周囲に野菜栽培に取り組むという話をしていたという。家の縁側や庭には長靴の他、トマトの品種が書かれた札が差し込んであるプランター、噴霧器など農具が放置されていた。移住後は隣接する自治体の同県萩市のホームセンターで勤務していた。

阿武町 地図

「今日は手続きしない」

町によると、4630万円が誤給付された4月8日に町職員が家を訪問。返還手続きを依頼された田口容疑者は同意し、公用車に同乗して銀行に向かった。しかし、銀行の玄関前で立ち止まると、突然、田口容疑者は「やはり今日は手続きしない。後日公文書を郵送してくれ」と拒否。車で帰宅中に「ここで降ろしてくれ」と言って、途中で車を降りたという。

同15日に「近日中に返還手続きをするので、日時が決まったら知らせる」と町に連絡したが、その後は音沙汰がなかったため、町職員が同21日夕方に自宅前でたばこを吸っている田口容疑者に接触すると「もう戻せない」と発言。その後、田口容疑者はホームセンターの仕事を辞め、自宅に戻らない状態が続いていた。

写真・田口翔容疑者の住まい。

弁護士通じ「少しずつでも返す」

田口容疑者は逮捕前の5月18日、代理人弁護士を通じて「少しずつでも返していきたい」とのコメントを発表した。しかし、県警萩署は証拠隠滅と逃亡の恐れがあるとして同日、山口市内にいた田口容疑者に任意同行を求め、午後8時40分ごろ山口署で逮捕。その後、山口南署に身柄を移した。

逮捕容疑は、自分名義の銀行口座に町から入金された4630万円が町のミスで誤って入金されたものと知りながら、4月12日に自分のスマートフォンを操作してオンライン決済サービスを利用。決済代行業者の口座に400万円を振り替えて財産上、不法の利益を得たとしている。逮捕後の調べに「間違いない」と容疑を認めている。

代理人弁護士によると、4630万円は使い果たしており、使い道について田口容疑者は「複数のネットカジノで使った」と説明していたという。【福原英信、堀菜菜子、森紗和子、近藤聡司】

・・・・・・・・・以上、毎日新聞より。

誤給付を巡る経緯
銀行口座の推移

いかに丹念に執念ふかく回収作業を実施したがよくわかいます。

町役場がだらしない、横柄、弁護士費用が高すぎる、などなどの非難もありましたが、結果は大成功です。

誤振込という誤、ネコババという悪意犯罪をごっちゃにしてはいけません。常識的に考えても残高数百円しかない自分の口座に4630万も振り込まれては、自分から警察に問い合わせます。道で大金を拾ったのと同様に。

切れ者、中山修身弁護士の学歴、職歴、プロフィール

中山修身(なかやまおさみ)67歳
1955年(昭和30年)3月生まれ

学歴

昭和42年3月:防府市立大道小学校卒
昭和45年3月:山口大学教育学部附属山口中学校卒
昭和48年3月:山口県立防府高等学校卒
昭和53年3月:東京大学法学部卒

昭和58年9月:司法試験第二次試験合格(38期)
昭和61年4月:弁護士登録(山口県弁護士会)/中山修身法律事務所(山口市中河原町50番10号)開設
平成16年5月:中山・石村法律事務所に名称変更及び現在地へ事務所移転
平成22年1月:弁護士法人中山修身法律事務所設立

弁護士になってからは、以下のような役職を歴任。

山口県建設工事紛争審査会委員・会長
山口県地方労働委員会公益委員
山口家庭裁判所委員会委員
山口地方裁判所委員会委員
日本司法支援センター山口地方事務所副所長等

主な弁護士会会務歴
平成5年 財団法人法律扶助協会山口県支部事務局長(~平成18年9月)
平成7年 石見法律相談センター運営委員会委員(~平成13年)
平成8年 山口県弁護士会法律相談センター委員会委員長(初代)
平成9年 山口県弁護士会副会長
平成10年 山口県弁護士会高齢者・障害者権利擁護センター委員会委員長(初代)
平成14年 日本弁護士連合会高齢者・障害者の権利に関する委員会副委員長
平成21年 山口県弁護士会副会長
平成22年 山口県弁護士会会長
平成28年 日本弁護士連合会高齢者・障害者権利支援センター委員第5部会長
平成29年 山口県弁護士会行政問題対応委員会委員長
平成30年 日本弁護士連合会情報問題対策委員会委員
その他
東大法曹会理事(平成28年~)
学士ホッケークラブ理事
一般社団法人管理権不明不動産対策公共センター理事長(平成29年~)
山口薪能実行委員会委員長(平成19年~)
特定非営利活動法人山口まちづくりセンター監事
公益財団法人毛利報公会理事(平成27年6月~)

まとめ

悪意の犯罪者・田口翔容疑者と誤振込・町役場の失敗を同じように責めてはいけません。

人間なんて人生なんて、失敗の連続です。失敗から立ち直る努力を評価してあげて下さい。

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