安倍元首相のプーチンは織田信長人権がヤフー炎上？立憲代表の反論は笑止

安倍晋三氏の「プーチン氏は信長みたいなもの、力の信奉者だ」発言・・がSNSで批判の嵐、炎上（ヤフコメ）中です。当然ですよね。歴史上の人と現在進行系、悪の権化プーチンを同列に並べてはいけません。これに乗じて立憲の泉代表が反安倍で皮肉っぽく反論しましたが、これまた笑止（笑うべき、ばかばかしくておかしい）の骨頂です。

歴史を笑うものは歴史に笑われる。

「プーチン氏は信長みたいなもの、力の信奉者だ」安倍晋三の全文

↑　これ毎日新聞2022/4/2の見出しです。プーチンに「氏」だ付いています。本人（安倍晋三）が敬称づけで言ったのかはわかりませんが。・・記事全文を引用しておきます。

安倍晋三元首相は21日夜、東京都内で開かれた夕刊フジ主催のシンポジウムで、ウクライナを侵攻したロシアのプーチン大統領について「非常に合理主義者で、基本的には力の信奉者だ」と指摘。「言ってみれば戦国時代の武将みたいなもの。たとえば織田信長に人権を守れと言っても全然通用しないのと同じ」と語った。

安倍氏の発言を巡り、立憲民主党の泉健太代表は22日の記者会見で「その戦国武将と27回会談をし、『同じ未来を見ている』というのが安倍さんだ。安倍さんも戦国武将なのでしょうか。すると、安倍元総理に人権を守れと言っても全然通用しないということになってしまうのか。よく分かりませんが」と指摘した。

さらに「プーチン大統領と同じ未来を見て『ゴールまで駆けて、駆け、駆け抜けよう』と言ったのが安倍さん。それだけの盟友関係があるんであれば、メンタリティーが分かるのでしょうから（プーチン氏を）止めてほしい」と皮肉った。【東久保逸夫、宮原健太】

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立憲・泉代表「安倍元総理に人権を守れ・・・」は笑止千万

後半の立憲・泉代表、「よくわかりませんが」と、いい加減な発言は政治家ならしてはいけませんよ、もう、笑止千万です。

ま、笑止論はさておき、、、

FNNプライムを転載したYahooニュースのYahooコメント欄には安倍批判が殺到、炎上しています。政治的には安倍ファンだったのに・・という投稿者が多数です。

たとえば、

個人的には安倍さんの政策には賛成だったけど、この理論は猛反対。現代の人権の考え方が通用しないのは程度の差はあるかもだが当時の誰もがそうだろう。信長の評価としては、むしろ当時の固定観念を打破して、当時としては新しい価値観を持っていたという理解なのだが、今のプーチンは明らかに違わないか？経済力の戦争だと分が悪いので、過去の軍事力の戦争の価値観に戻そうという、むしろ真逆の人物像だと思う。

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織田信長は時代を前に進めたが、プーチンは過去に戻そうとしている

なるほど、納得です。

ヤフコメを続けます。

非人道的な事を実行するというだけで、プーチンを信長になぞらえるのでは、プーチンを理解するのは困難。

1930年代からスターリン主義が支配し、大規模な粛清と個人崇拝が行われ、ソ連統治を実行。
統治手段として秘密警察KGBをレーニンにスターリンが提案、設立し、ロシアに引き継がれている。
プーチンは、全てスターリン以降のこれらを模倣している。

過去のソ連時代からロシアの東欧統治、他国侵攻への思いがある。
ロシアは、これの実現を妨害する事に対して、過去のソ連同様、力で相手をねじ伏せる行動に出る。

侵略に関しては、スターリンは、第二次世界大戦で、樺太、千島列島侵攻だけでなく、北海道の北半分を占領せよと、極東軍最高司令官に命令までしている。
まさにプーチンのウクライナ侵略を同じ。

信長を引き合いに出す安倍氏は、このロシアの歴史、プーチンの性格を分析せずに、何度も会談をしていたのか。

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歴史に詳しくもないのに、歴史上の人を例えに出すのは良くないですね
過去の有名な事例のみでその人の全てを分かっているかのように言うのは、そもそもその人に対しての敬意がないからだと思います
自分自身も織田信長という戦国武将が存在したことは「学校での歴史の授業」で学びました
どういう事を行ったのかも「習い」ましたが、そもそもその時代に生きていた訳ではないので、どういう人柄だったのかなんて全く分かりません
どういう出来事の元であったとしても、その人が今の日本国の礎作りに関わった事だけは事実のようなので、そこに対しては敬意を持っています
何より戦国の世と今のウクライナ侵攻を同列に扱うのは全く違うと思います
日本と他国間との戦争を引き合いに出すのならまだしも、日本国内、さらに数百年前の会った事もない日本の偉大な戦国武将を、こういう形でディスるのはどうかと思います

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良くない例え方。
戦国時代の戦国大名は、大なり小なり武力と権謀術数で支配力の強大化に努めてた。
それは国が分裂して、中央の支配力が及ばず、互いが争い合って命が軽んじられる時代だったから、誰かが統一する必要があった。
分裂して内乱状態だった戦国時代の日本と、ウクライナ戦争を同じまな板に載せて論じるべきものではない。
人たらしと言われた秀吉の時代に、「刀狩」や「惣無事令」が出ているのは、勝手に争うな、という強い意思表示です。
その秀吉にしても統一まで武力を全く使わなかったわけではない。時には非情な対応もしている。

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学生時代に勉強しなかったのがここで露呈するとはお気の毒。織田信長の常人にとっては奇異と見えるような政策展開、例えばキリスト教は保護し、仏教勢力は弾圧したことなどは、国内の分裂状態であるにもかかわらず世界はスペイン・ポルトガルの世界侵略大航海時代であったことから整理すれば、宣教師ザビエルらから欧州の情報を獲得し、国内分裂状態を引き起こした一つの原因である僧兵を抱える延暦寺や、一揆によって自治の牙城を築いていた一向宗を弾圧して天下統一の障害物を取り去ろうとしたことなどは非常に合理的であり、ある種日本で唯一世界に視点をもった武将であった。それと、ロマノフ王朝やソ連の強権支配の幻想、しかも自ら一介のKGB職員として冷戦の終結迎えただけのプーチンを同列に扱うなど、いい加減にしてもらいたい。

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織田信長が唯一の民間人ジェノサイドを犯した武将ですが・・

↑　という事実はたしかです。世界史的には将は、戦いになるとジェノサイドを行いますが、日本史ではジェノサイドがらみで政敵、駆逐したのはただ1人、織田信長だけです。

天台宗や浄土真宗が武装し反信長の大名と組んで仏敵闘争を仕掛けたからです。おかげで結果として、日本は早々、フランスに先がけて政教分離・・国民的宗教の仏教を政治と切り離すことを成しました。宗教が国を動かすのを止めた。一方、織田信長は、途絶えていた伊勢神宮の式年遷宮を財政的に援助し復活させています。「皇国」の基盤を支えた。