え、うそでしょう! わわわ! 市街地まで流出した熱海土砂崩れのテレビ映像におどろき息を呑みました。ほとんどテレビは見ないぼくですが、ついつい見てしまいます。規模はちがいますが2011.3.11大津波もテレビ映像でびっくりしたのをおもいだします。
熱海土石流原因ー川勝平太知事「水」。専門家「森が無くなった」
写真:原因は「水」と川勝平太静岡県知事。
現状では「原因」「責任」よりは救出が先決です。それはわきまえたうえで最初にもう一度、熱海土砂崩れのテレビ映像を見てください。
↑ FNN
↑ 日テレ
↑ JNN 盛土施工の会社は人の気配がしないとレポートしています。
↑ ANN
盛土工事の会社名は同和系企業「新幹線ビルディング」
土砂崩れの原因は「盛土」と指摘する報道が多いようです。(詳細・後述)。
盛土については不動産投資サイトの「楽待NEWS」がわかりやすく解説してくれています。
↑ 楽待NEWS
この映像では、公開されているハザードマップ(災害予測地図)ではレッド(家が流される被害)ではなくイエロー(家は流されない)なのは、マップを作成したときは盛土にそこまでの危険性はないと判断したのでは・・・と太田ジオリサーチ・地盤品質判定士の太田英将氏が解説されています。
つまり、と、いうことは盛土はきちんと施工された・・・?
熱海市が発令していた避難情報は、警戒レベル4の「避難指示」ではなく、警戒レベル3の「高齢者等避難」。2日午前10時に発令したままで、警戒レベルの最も高い「緊急安全確保」を出したのは土石流が発生した後だった。
毎日新聞 2021/7/3
ハザードマップを見ながら避難情報は発令されますので当初の警戒レベルが低かったのもうなずけます。
しかし災害は予測を超えて発生します、だから怖い。
盛土施工の同和系「新幹線ビルディング」とは?
テレビ映像ではぼかし撮影で実名は秘匿されていましたが、ジャーナリスト木下黄太氏が伊豆山一帯の土地に関する登記簿を入手し、ブログで公開しています。その登記簿には土地の「権利者」として、「新幹線ビルディング」という業者名が記載されていた。
[ 熱海・伊豆山の土石流発生地点、
谷を埋めた時点の所有会社代表は
自民党系同和団体(自由同和会)
神奈川県本部会長、
現所有者は麦島善光氏
(ZENホールディングス創業者) ]詳細は僕のブログ記事を確認下さい。
→ https://t.co/fLwYaQqhMH— 木下黄太 (@KinositaKouta) July 5, 2021
自民党系同和団体・・・注釈を入れます。じつは同和系団体は自民党に食い込んでいますが、自民党ではコントロールできないのです。大阪メーンの関西で同和系と接触した人たちはわかるかもしれません。おそろしくて、もの言えないのです。維新の会、橋下 徹(はしもと とおる)氏(52)はこの誰も干渉できなかった同和系団体に手を入れ成功したことで喝采をあびたのです。
それまでは怖い同和系ににらまれたら共産党に頼むしか方法がありませんでした。自民党系の著名人が共産党に依頼して問題が解決した例もあったのです。
何を言いたいのかというと、自民党系だから叩こうでは話が本筋からそれる、ということです。反自民でリニアモータ反対で「菅総理は教養がない」とコメントの川勝平太静岡県知事が熱海土砂崩れの原因を早々と「盛土」にスポットを当てているのも???です。
それはともかく、
「新幹線ビルディング」とは・・・。
会社名:株式会社新幹線ビルディング
設立:法人登録は2015年
所在地:神奈川県小田原市城山1-4-1
事業内容:不動産売買、不動産管理
社長は自由同和会神奈川県本部会長、天野二三男氏です。
天野二三男さんご尊顔 pic.twitter.com/BBnc4EF6zL
— ひよ@鳥取ループリスナー (@hiyoloop) July 5, 2021
天野二三男氏には逮捕歴があります。
【組織犯罪処罰法違反】
神奈川県警生活保安課は、小田原市城山、不動産賃貸会社社長・天野二三男容疑者(59)を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)容疑で逮捕した。
・
【違法収益】
天野容疑者は昨年(2008年)5月から今年(2009年)5月、売春を周旋している違法なデリバリーヘルス(派遣型風俗店)業者と知りながら、小田原駅前のビル1室を通常家賃に2万円上乗せした月12万円で事務所として貸し、業者の違法収益計156万円を受け取った疑い。
・
念の為、付記しますが過去の犯歴と今回の熱海土砂崩れとはまったく関係ありません。余計な蛇足でした、すみません。
新幹線ビルディング(天野二三男社長)は2007年に盛土工事を届け出、2011年に完成報告を提出しています。
静岡県と熱海市によると、宅地開発に絡んだ造成で盛り土が行われた。
2007年、神奈川県の企業が工事を届け出る
2011年、完成報告
(読売新聞より)— Hiromi1961 (@Hiromi19611) July 4, 2021
川勝平太静岡県知事は盛り土と土砂崩れの因果関係を追求するとコメントしていますが、すでにこの土地の所有者は別の業者になっています。現在の所有者も被害者ともいえますし、10年前の所有者「新幹線ビルディング」の10年前の工事瑕疵を証明できるかどうか・・・疑問符だらけです。
まとめ
川勝平太知事のいうように問題は「水」だとしたら、盛土部分に関わらず周辺の住宅地、あるいは大規模なメガソーラーの設置などなど既に開発されている周辺すべての土地、山、森などの関与が疑われます。
誰かに、何かに、原因責任を求めたいという気持ち(感情)はわかりますが、実りのある行為とはおもえないのです。
責任追及よりも現場での復旧作業、救助活動に注意を向けてほしいのです。梅雨明けはまだまだ先です。雨はまだまだ降ります。下手をすると二次、三次の災害がありえるかもしれません。