ペースメーカー不要!大阪マラソン宮下隼人流血完走に学べ!

マラソンでのペースメーカー。不要だとおもいませんか。ペースメーカー役目終了の30キロまでは大集団で走るって・・テレビの絵にはなっても・・見苦しいですよ! 主催者希望? もう、やめませんか!

MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)や世界選手権、オリンピックマラソンでは、そんなペースメーカーなんていません。スタートと同時に選手は自分の判断と自分の力で走ります。

大集団で走らせるから給水で衝突流血事故も起こる

大集団で走らせるから給水での衝突事故も起こります。

負傷完走

↑ 大阪マラソン(2023年2月27日)での宮下隼人選手の完走ゴール後です。口の周り、鎖骨や足にも流血が飛び散っています。痛々しいです。よくがんばりました。

10キロの吸水地点で海外選手と衝突、血を流しながら・・・。

逆走の海外選手よりも大集団で走らせる主催者が悪い!

【大阪マラソン】流血完走の宮下隼人「スペシャルドリンクの給水で…」
https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/202302270000733.html

26日に開催された大阪マラソンで、レース中に流血しながら、初マラソンで2時間13分49秒の47位でゴールした宮下隼人(23)の所属先であるコニカミノルタが27日、日刊スポーツの取材に回答し、詳しい状況が分かった。

宮下はレース序盤に、口の周りや肩に血が付着したまま走り続ける模様が放送されていた。原因となったのは10キロ付近の給水だった。同社は「スペシャルドリンクの給水で、ドリンクを取り損ねた海外選手が逆走した形となり、そこに宮下がぶつかってしまいました」と説明。大集団の中で前方を走っていた外国人選手が飲料を取れず、引き返した所で衝突していた。

その後もレースを続行する精神力をみせていた。同社は「鼻と頭を強打し、鼻血がでて頭痛もあり、思うようなレース展開が出来ませんでした。レース後には救護室で処置いただき、鼻血もとまり痛みも治まり、Twitterでコメントさせていただきましたように、その後体調に問題はありません。ご心配いただき、ありがとうございました」と回答した。

宮下はレースを終えた後の26日夜に同社の公式ツイッターの「コニカミノルタスポーツ」で完走を報告。「初のマラソンで、途中アクシデント等ありましたが、それを含めていい経験になったなと思います。次は、しっかりした状態を作って、またリベンジしたいなと思っています」と述べていたた。

東洋大で主将も務めた宮下は、昨春に同社に入社。これが初マラソンだった。自身のツイッターでは「応援ありがとうございました。思うようなレースにはなりませんでしたが、またリベンジしたいと思います。たくさんの方に心配していただいておりますが今は体調も戻り、問題ありません」と誓っていた。

(日刊スポーツ)

誰が悪いというよりあの大集団で走らせるペースメーカーシステムが主犯です。テレビで観ていても30キロまでは誰がどこにいるのか???で、おもしろくありません。

そもそもペースメーカーシステムでは凄く良い記録は出ていないんです。

批判的な参加選手もいます。https://note.com/daichi_kamino/n/nec57e09cf1b6

ペースメーカーシステムが驚異的新記録を出なくしている?

ペースメーカーの存在は世界記録を出にくくしている
山地啓司(初代ランニング学会会長)

詳細はhttps://e-running.net/0380cafe_no10.html

をごらんください。要約をコピペします。

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ペースメーカーの制度はマラソンレース序盤に生じる無用な争いを避け、個人の力を最大限発揮し、より良い記録誕生を祈念する形で生まれた。しかし、スポーツの世界では、安全や安定を願う余り意図的にペースをコントロールすることは、本来の競争や闘争の意義を見失うことにつながる。これは経済界でも同じである。日本の経済界の牽引者の一人、渋沢栄一は“競争が進歩を生む”と言い、自由な競争を妨げることは日本の経済の発展を阻害すると語った。すなわち、マラソンを走る前にどんなペースで走ればいいか、また走り始めて自問自答しながらペースを構築する能力が育たなくなるのである。また、ペースの上げ下げ(ゆさぶり)は作戦の重要な部分である。ペースメーカーの存在によってスタート直後から単調なペースが1時間余り続き、視聴者はその間の面白味が半減することになる。
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意図的にレースを制限することは、マラソン本来の競争原理を歪曲し、レースそのものの醍醐味を損なう恐れがある。それだけではなく、ペースメーカー誕生の意義はより良い記録を出すためにあるのだが、女子の場合と同じように現代では男子選手の中からペースメーカー適任者を選出すことがきわめて厳しくなってきている。すなわち、マラソンランナーの実力がペースメーカーをはるかに上回ってきたためである。
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野口純正氏(『陸上の友』No.597)は、ハーフマラソンの持ちタイムからマラソンの記録を推定している。それによると、現在のハーフマラソンの世界記録の58分23秒では、マラソンを2時間02分00秒、57分54秒だと2時間01分00秒、57分25秒だと2時間を切ることが可能としている。

マラソンランナーがレースでトップ集団を形成することは、暗黙に競争と協調に妥協することである。ペースメーカーをつけることによって競争意識を削ぎ過ぎると、協調的意識だけが強化されペースが低下することが懸念される。現在では、世界の大都市型のレースではペースメーカーをつけることが世界記録を出にくくしていると考える。
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ヤフコメ欄にも真相をついたコメントがありました。

気になってました。
そんな事があったんですね。
ただ、今回のスペシャルですが配置に工夫があればいいなって思いました。
あれだけの集団になる事は予測不可能ではありますが、もう少し間隔をあけても良かったかもしれません。
そして、選手が右往左往するのが可哀想でした。
取りやすい配置にしてあげればと思います。

給水を走りながらするのは見た目以上に難しい

外国人選手は日本人と違って取りやすい工夫をしてない場合が多いから、両手で取りに行ったりミスが増えて危ない。
マラソンに出た事ある人ならだれでも知ってるが、給水を走りながらするのは見た目以上に難しいのだ。
ましてやキロ3分で走っている人なら尚更。

両サイドに置くというのは良い案。

たとえば15~20キロあたりまでは両サイドに置くとかテーブルを2倍にして、給水のチャンスを2回にするなどすればいい(ハーフまで)
エリートランナー限定にすればさほど負担はないと思う。

テレビでレースを観ていた時から給水テーブルの間隔が狭過ぎる!と誰もが感じたはず。
次は東京マラソンが控えている。
選手目線でしっかり準備してあげて欲しい!

それにしても宮下選手の謙虚な姿勢。
好感しかないです。

ペースメーカーって必要なのでしょうか?

タイム重視なのはわかるけど、数人で両手広げて壁まで作るペースメーカーって必要なのでしょうか。序盤でそれぞれのペースでバラけるのも展開としては面白いと思うのですが…。あのせいでトップグループが団子状態で給水ポイントを通過しなければいけなくなるのではないでしょうか?

運営側もペースメーカーつきレースを再検討すべき

最近はペースメーカー付きが普通で、集団がなかなかばらけないレースが多くなっています。ドリンクを取る場所をコースの両側に分けるとか、そういった工夫が必要でしょう。運営側も考えてはいるのでしょうが。

まとめ

マラソン主催者はペースメーカーつきレースのほうが良い記録が出るし、テレビの絵的にも絵になる・・と思い込んでいますが、、実態は異なります。

そろそろペースメーカーレースをやめませんか?!

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