歴代総理で外交力は森首相がベストだったと実績実力再評価の声も!

森喜朗の笑顔

写真・森喜朗。

マスコミの評判は非常に悪い森喜朗(もりよしろう)さん(83)です。マスコミが叩き民衆もいっせいに口を合わせて罵ります。罵詈雑言です。報道で掲載される写真は笑顔は絶対に使いません。やつれ果てたものばかりの意地悪です。

なぜか?それは森さんが本音をポロリと漏らすからですね。本音というのは周囲の思い、感情をあまり考慮にいれません。本音をポロポロ漏らしている人は、近場の人には慕われ好かれますが、距離のある人人には反発を感じて嫌われ、叩かれます。多くの人人は建前という枷(かせ)の中で生きていると思っていますからね。*枷(かせ)・・言動を拘束する。刑具*

過去の失言事件もこの本音が招いた些細なことを捻じ曲げられて報道されたことばかりです。職務上の失敗は・・ありません。

総理大臣を一年で辞任は失言の積み重ねと思われていますが、違います。総理就任の日に森喜朗さんはがん検査でクロ判定を受けていました。ですから、1年で辞める、と決めていた。

現在は、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と女性蔑視の発言をしたと集中的に非難の雨あられを受けています。これって女はお喋り、女の長尻、女はしつこい、などなど世間でも普通に言っているたぐいの言葉です。男の本音ですよ、森さんが女性を”蔑視”? しているとは、そうは思いませんね・・なのに東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長にふさわしくない・・・辞任を求める証明活動が行われている・・・。

衆議院議員、
文部大臣、
通商産業大臣、
建設大臣、
内閣総理大臣、
自由民主党政務調査会長、
自由民主党幹事長、
自由民主党総務会長、
自由民主党総裁などを歴任した。(Wikipedia)

経歴をみると政治家として表舞台を歩いてきた大物です。

森氏の女性蔑視発言

 3日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で「女性っていうのは競争意識が強い。誰か一人が手を挙げて言われると、自分も言わないといけないと思うんでしょうね」などと発言。女性参画の流れに逆行する内容であるとして国内外で批判が高まり、4日に東京都内で会見して謝罪したが、辞任は否定。質疑では逆ギレしたり居直ったりし、さらなる批判を浴びた。

(サンケイスポーツ)

批判を浴びたというのはマスコミの煽りですね。仕事の失敗ではない。

高須院長が「無報酬で働く病身の高齢者にひどい仕打ち」と森会長を養護

高須克弥氏

高須克弥氏【拡大】

高須クリニックの高須克弥院長(76)が6日、ツイッターを更新。女性蔑視発言により批判が集まっている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)について「お気の毒に思います」とつづった。

高須氏は、署名サイトで森会長の処遇検討を求める活動に10万人以上が賛同していることを伝えた記事を引用し「正直にもらした失言に執拗な攻撃。すでに後悔なさって謝罪しておられます。許すのは日本人の美徳なのに…」とツイート。「無報酬で働く病身の高齢者にひどい仕打ちに思えます」とおもんぱかり「悲しく思います。お気の毒に思います」とも続けた。

(サンケイスポーツ)

全身ガンで闘病中の高須院長ですが、森喜朗さんもがん患者(前立腺がん・肺がん)です。森さんが最初の宣告を受けてから20年たちます。高須院長にとってはがん患者としての大先輩です。ガンを抱えながら一線で仕事をしている・・生きる希望と言えるかも知れません。

この高須克弥院長の森さん養護の言葉を紹介したYahooニュースのコメント欄では高須院長への非難中傷が溢れかえっています。無報酬・・嘘だ、利権まみれだ。高齢・・なら辞めろ。病身・・理由にならない。森を擁護するアホ、バカ、などなど森喜朗弾劾警察のような非難の集中砲火です。

ですが、いざ森喜朗さんを直に知っている人は悪口を言う人がいない。

Yahoo知恵袋に「thor1203さん」が要点をまとめてくれていましたので紹介します(要点抜粋です。

政治家森喜朗を直接知っている人々は、高く評価しています。 森喜朗氏の悪い評判というのは、その殆どが曲解・捏造に類する話です。

もっとも有名な「神の国発言」、冷静に読んでみると神道の会合で「宗教は人の心の拠なのだから協力し合いましょう」という内容を演説しています。 これがナンと神権政治、軍国主義だと曲解された、あれをどう読めばそう解釈できるのか私は未だに理解できません。

えひめ丸事件ではマスコミは事件が起きたにもかかわらず森氏はレジャーを続行しゴルフを楽しんだと報道しました。 だが、この時流された映像は冬の事件だったにもかかわらずシャツ一枚の夏の風景だったのです。 つまりは全くの捏造だった、実際の森氏はただちにプレーを中断し携帯がつながる場所に移動して官邸に指示を送っていたのです。

えひめ丸事件などは森氏の政治家としての姿勢を示す重要なエピソードだと思います。 彼はマスコミに詰め寄られても「プライベートだ」の一言でいなし事件の対処に奔走したのが事実でした。 つまり彼は自身の保身より政治家としての義務の方を優先させる人物なのだということです。

功績としては、
小渕の意思を継ぐとの目標を示し、沖縄サミットを無事開催した。
欠席の意向を表明していたクリントンを説得し出席させて沖縄戦の犠牲者の名を刻んだ平和の礎の前で演説をさせることが出来た。

まして小泉内閣、安倍内閣時代の功績まで含めればどれほど膨れ上がるか。日本の失われた十年の時代を終わらせ復興に大きな役割を果たした重要な人物だと考えます。

元民主党副代表の円より子が認める森喜朗の政治力!

円より子(まどかよりこ・73歳)は元参議院議員、女性のための政治スクール校長 元民主党副代表 現在・国民民主党在籍です。

円より子

写真:円より子。自称”世直しおばあ”。

円より子さんの回想を紹介します。

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国会議員だった時、母子家庭の母親と子どもたちが困窮しているのをなんとかしたい、母親の就労支援ができないかと、議員立法に奔走したことがありました。まだ、子どもの貧困は話題になっておらず、子ども食堂もなかった頃です。

国会議員の中には、勝手に離婚しておいて、そんな母子家庭に支援などいらないと思っている人がいて、思っているだけでなく、言葉に出す人もいました。そういう人が、議員立法の成否を握る地位にいて、あと何日かで国会の会期が終わり、廃案になってしまうという時、私は森さんに会いに行ったんです。

森さんは、離婚せざるを得ない女性たちの状況、女性が自立して食べていくのが厳しいこの日本の状況に耳を傾け、就労支援の必要性に理解を示してくれました。なにより、母親が大変だと子どもたちに影響を及ぼすことを案じていました。反対している議員とかけあい、数日後、法案は無事、国会を通過しました。

森さんを庇(かば)うつもりはありません。ただ、ジェンダーバイアスをなくしたいと言い続け、こういう連載もしている身ではありますが、ジェンダー平等に反するような発言といえども、それを封じ込める風潮に、私は抵抗を覚えます。「モノ言えば唇寒し」の状況になることのほうが怖い。

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「もの言(イヘ)ば唇さむし秋の風」芭蕉の俳句ですね。

相手に反論も許さないような状況のほうが怖い・・・。円より子さんは男女平等を訴えるジェンダー・フリーを主張されてきた政治家です。現役議員当時は政治的には中国韓国の味方と揶揄される”左派””左翼”のイメージが強い女性でした。

次のような専門家の高い評価もあります。

歴代総理の中では森首相の外交が”ベスト”だった

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【佐藤】森喜朗というとサメの脳みそ、ノミの心臓というイメージで語られますが、実際は非常に精緻な思考をする人で常に温厚、そしてとてもよく勉強している。会談でも条約文や事実関係の日付、統計上の数字、固有名詞のカードを作る。基本的にはアドリブですが、大事な部分はカードで確認するから絶対に間違えない。

実はプーチンもこのスタイルとまったく同じなんです。我々外交官にとっては、森さんのやり方がベストでした。事実、森内閣では様々な交渉が動いた。

注:「佐藤」とは作家、評論家で元外務省の主任分析官の佐藤優さんです。

【片山】7月の沖縄サミットでは、プーチンが初来日しました。いまも森元首相とプーチンは堅い信頼関係で結ばれているといいますね。

注:「片山」は片山 杜秀慶應義塾大学法学部教です。

二人の会話は、佐藤優、片山杜秀『平成史』(小学館)の第3章「小泉劇場、熱狂の果てに 平成12年→17年」の一部を再編集したものです。(PRESIDENT Online掲載)

【佐藤】実は、平壌経由で来日したプーチンはサミットに遅れて到着した。遅刻に怒ったフランスのシラクに対し、森さんが「彼は金正日の情報を我々に提供するために北朝鮮に寄ってきてくれたんだ」となだめた。プーチンは、助け船を出してくれた森さんに、いまもとても感謝しているのです。

【片山】なるほど。そう伺うと、森喜朗はやはり早稲田大学雄弁会出身の政治家という気がしますね。アドリブを重んじるが、細かいところはよく確かめる。学生弁論の基本ですから。事実関係を間違えると野次り倒されるので、慎重さが身につきます。しかし、サービス精神も旺盛ですので、舌禍事件も起こしやすい。それが学生弁士根性というやつです。私も雄弁会のライバルの慶應義塾大学弁論部にいましたので、雄弁会の気質は多少知っております。

すると、森さんの前の総理大臣たちは、外交の場では、森首相とはまた違ったやり方で、会談に臨んでいたわけですね。

【佐藤】それぞれにスタイルが違っていました。小渕(首相)はひたすら下を向いて紙を読む。だから会談録は完璧なんだけど、相手の心は読めない。真逆なのが橋本(首相)。すべてアドリブだから人間関係の構築はうまい半面、よく間違える。

最悪だったのは外務大臣だった河野洋平(外務大臣)。「俺は外相2回目だから説明はいらない」と官僚のブリーフィングを聞かず、新聞で読んだ知識で外相会談に臨むんです。

00年に河野(洋平)とロシアのイワノフ外相が会談したときのことです。河野は「日本はイスラム研究を重視していく」「イランというのは重要な国だ」と延々と語りました。するとロシアの外務事務次官が「おい、佐藤。日本政府は方針を転換したのか。それとも不規則発言か、どっちか教えてくれ」と慌てて聞いてくる。

それは当然で、当時はアメリカがイランに制裁をかけていた時期です。日本政府の政策変更だとしたらロシアにとっては非常に大きな情報になる。私は「大臣はなんの資料も見ていないし、ブリーフィングも受けていない。不規則発言だ」と伝えるとロシアの外務次官も「そうだよな。ありえないよな」と呆れていました。私たちも頼むから普通にやってくれ、と思っていました。

【片山】それは危なっかしい。森内閣は蜃気楼内閣と揶揄されましたが、いま振り返れば、大きな失点があったわけではないですね。しかし01年2月に起きたえひめ丸沈没事故の対応や失言で支持率が一気に下がり、退陣に追い込まれてしまった。

【佐藤】冷静に考えれば、えひめ丸は事故だから、危機管理の問題ではなかった。逆に言えば、決定的なミスを犯していないから潜在力を残して、いまだにキングメーカーとして影響力を及ぼしているわけです。

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・沖縄サミットを成功させた。

・クリントンを説得し沖縄の平和の礎の前で演説をさせた。

・プーチンを初来日させた。

・日本経済の”失われた10年を終わらせた。

・私立幼稚園を牽引し補助金や法改正をした。
・獣医学部の新設許可への道を開いた。

国内問題では前述の円より子さんへの協力もふくめて強固な保守の壁を突き破っての結果です。

これらの功績、実績などなどを1年間で、がんとの闘病と並行し成し遂げています。

まとめ

森喜朗と著書

森喜朗さんは2015年に肺がんの手術を受けています。5年前ですから77歳でした。命の保証はないと言われたようですが、復帰し、命の限り頑張る姿を見せています。がん患者や病人たちに生きる希望を与えています。全身ガンの高須克弥院長の擁護コメントの真意はここにあると思われます。

今、がん治療には大きな希望が生まれています。世界中が「夢の新薬」として「免疫チェックポイント阻害薬」(商品名・オプジーボ)に注目しているからですが、、、。

森さんは肺がんの摘出手術を受けた後に再発したのですが、、、。

この新薬オプシーボが保険適用になった直後から服用を開始し、回復に向かっているのです。人には宿命というものがあります。命はいつ尽きるかはわかりませんが、森喜朗さんにも天壽をまっとうさせてあげてください。どうでしょうか?

誰かを超極悪人に仕立ててみんなで引きずり下ろす風潮・・・感情レベル低劣です!

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