米政権バイデン大統領が北朝鮮に首脳会談提案もあっさり拒否された理由

アメリカ(バイデン大統領)の首脳会談提案をあっさり拒否の北朝鮮(金正恩・キム・ジョンウン首席)です。舐められたバイデンです。

写真:キム・ジョンウン ↑

写真:バイデン大統領 ↑

いったい、なぜ? その理由は・・・

Yahooニュースのコメント欄にありました。これ。これです。 ↓

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まあ、応じないでしょうね。前回はトランプが軍艦を黄海と日本海に並べて脅したからしぶしぶ要求に応じてテーブルに着いたが、結局は北朝鮮側は核開発を中断、米国側は経済制裁を解除せずだったからジョンウン君は騙されたと感じているだろう。今度会談に応じたとしても北朝鮮側からは「じゃあ先に経済制裁を解除しろ」と言ってくるでしょうね。

おなじくYahooニュース・コメント欄からです。 ↓

辺真一
ジャーナリスト・コリア・レポート編集長

バイデン大統領は政権発足時に「トランプのように何の条件もなしに金正恩とは会わない」「バイデン政権下では(金正恩への)いかなるラブレターもない」と公言していました。その理由については「金正恩は世界最悪の暴君の一人だから」とか「トランプは金正恩に全てを与えた。何度も会って、彼に正当性を与えた」と言っていました。仮に会うようなことがあるとすれば、「北朝鮮の非核化が前提だ」とも言っていました。バイデン大統領が金正恩総書記と会談することを本気で望んでいるとすれば、大きな心境の変化と言えるでしょうが、時すでに遅しで、北朝鮮が無条件で米朝首脳会談に応じることはなさそうです。というのも、米国が前提条件を付けなくても、北朝鮮が前提条件を付けているからです。米韓合同軍事演習の中止や制裁解除など北朝鮮が言うところの「敵視政策」を先に撤回しない限り、米朝首脳会談はまず無理でしょう。

トランプは軍艦並べ脅した、甘い餌もださないバイデンの失敗

折からアメリカで日米韓首脳会談で対北朝鮮対策を論じているのです。論じることがプレッシャーになるとは・・北はンなこと歯牙にもかけません。

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事の経緯は共同通信記事を、どうぞ。 ↓

米政権は非核化の条件なしでトップ会談要請も拒否の北朝鮮

米政権、北朝鮮に首脳会談を提案 非核化へ前提条件なし
8/18(金) 8:29配信 共同通信

【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は17日、ホワイトハウスで共同通信の単独インタビューに応じ、朝鮮半島の非核化に向けてバイデン政権が北朝鮮に首脳会談の開催を提案したと明らかにした。バイデン大統領自身が金正恩朝鮮労働党総書記と前提条件を付けずに会談することを望んだが、北朝鮮は応じていないという。

バイデン政権は北朝鮮に繰り返し対話を呼びかけ、非核化実現の糸口を探り続けてきた。トップ会談も視野に入れ、北朝鮮への働きかけを強めているとみられる。

カービー氏は「バイデン氏は、金正恩氏やそのチームと前提条件を付けずに対話の席に着くことを望むと何度も言っている。(北朝鮮の核開発が)われわれにとって深刻だからだ」と述べた。首脳会談を提案した時期は明らかにしなかった。

トランプ前大統領と直接会談を重ねた金正恩氏は、バイデン氏との会談に関心を示していないという。カービー氏は「米側の提案に前向きな返事をしていない」と説明。

共同通信の誤報? と錯覚しそうですが、誤報ではないようです。

ヤフコメ欄には辛辣な投稿が山盛りです。↓

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北朝鮮が非核化に応じることはあり得ない。
それはウクライナを見れば明らかだろう。

核放棄をしたウクライナを、米英はブダペスト覚書で独立保障したけれども、クリミア侵攻のときも今回も、直には助けなかった。
逆に、明らかな侵略行為をしているロシアは核兵器を持っている。それだけでNATOは尻込みして、本格的な武力介入を為せないでいる。

国際社会から孤立していたり、独裁的な政治体制だったりを維持して生き残っていくために、核兵器(とそれを用いるためのミサイル技術)は必要不可欠なものである。
北朝鮮もそのことは十分に認識しているだろう。
だから、北朝鮮は何万人の餓死者が出ようと非核化に応じることはあり得ない。
もし、交渉のテーブルに付くことで、多少の譲歩でも引き出せればラッキーで、駄目なら駄目でそれでいいくらいに考えていると思う。

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北朝鮮の非核化はありえない。

そんな話をしだす米政権の意図がよくわからない。
韓国の核保有が米国にとって困るのが最大の理由でしょう。それから日本の核保有も困ること。米国だけが核を持っていることで存在感をアピールできる。逆に日本も韓国も核兵器を持ってしまえば、その抑止力で米軍の存在意義は半減できる。
もう1つは北の核レベルは高いということ。今後更なるロシアのバックアップで米国の脅威になると考えているはず。ロシアの核攻撃の発射台に北が利用されるといっても間違いでもない。北から核攻撃を受けてもアメリカは対抗手段にも困るはず。地続きで韓国、中国と繋がっているし、北がなくなっても得るものもない。

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北朝鮮が首脳会談をするとしたら、トランプ氏が再選した時

もう核兵器の開発もある程度進んだいま、北から譲歩してまで会談で何か合意を得る動機はないでしょう。

一期目も残り少なくなる中、バイデン政権は外交成果を急に求め始めたのでしょうか。

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不良を相手にする場合、譲歩するより脅す方が効果的

トランプ時代と外部環境で大きく違うのは、韓国が親北政権(両親が北出身の大統領)から反北政権になっていることです。

また北にとっては中国とロシアが国際的に孤立し、北をないがしろにしなくなっている点も強気の背景でしょう。

一方で、バイデンが就任当初より態度を軟化させたというのは、北から見ると、相手には弱みがあるから譲歩したとう映って逆に強気になり、「これまでのミサイル&核開発が正しかった」証拠になってしまうでしょう。

不良を相手にする場合、譲歩するより脅す方が効果的なはずですが…。

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日本は自分の国を守れ!

アメリカが本気で日本を守ってくれるなどと言う妄想を持っていてはいけない。トランプが日本に核を持てと言い、バイデンがロシアの核の脅しに屈して核を廃棄したウクライナを見殺しにしているように、アメリカは本気で守る気はない

アメリカの本心は、ロシアと一緒で、自分の国を守れない国は一人前でないという事だろう。当然公式には言わない。しかし日本政府はそれを疑っているからこそ、事あるごとにアメリカの高官に尖閣は日米安保の対象だと言わせる

EUは日本と違い核シェアリングしている。ロシアも迂闊には手出しできない。しかし中露北の脅威に晒されている日本には、核シェアリングすらない。技術も資金もある日本が何故核保有しない。

自国を守るための核保有は国連でも否定はしない。それを強制するなら何故、中露北の核を廃棄させない?防衛は国家の固有の権利であり他国は侵すことはできない

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