鈴木健吾とは何者?2時間04分56秒の新記録でVだが1億円はなし!

鈴木健吾

写真:鈴木健吾。

琵琶湖マラソンで鈴木健吾選手(25)は2時間04分56秒の日本新記録で優勝です。日本記録は大迫傑(ナイキ)が昨年3月の東京で出した2時間5分29秒ですから一気に33秒も短縮しました。また、02年の武井隆次以来、日本人19年ぶりの優勝です。大会記録、ウィルソン・キプサング(ケニア)が持つ2時間6分13秒も大幅に塗り替えたのです。

日本人選手鈴木健吾が2時間04分に陸連も仰天

スポニチアネックスがこう報じました。

レースは1キロ3分のペースで進み、5キロは大迫傑(ナイキ)の日本記録より19秒遅い14分52秒、10キロは32秒遅い29分44秒で通過した。

中間点で先頭集団は17人。鈴木は常に集団の前方で様子をうかがった。25キロを過ぎて井上大仁(三菱重工)がペースアップしたが、28キロ過ぎに吸収され、30キロで先頭集団は6人になった。32・6キロで4人となり、33キロで井上が遅れて3人となった。

35キロの通過は、日本記録より25秒遅い1時間44分1秒。36キロ付近の給水を利用して鈴木がペースアップした。40キロで日本記録を11秒上回るハイペースで、そのまま逃げ切った。

1946年に大阪で「全日本毎日マラソン選手権」としてスタートした大会は、62年にコースを滋賀県に移した。83年に「びわ湖毎日マラソン」に名称変更し、国内で継続しているマラソン大会としてはもっとも長い歴史がある。来年から大阪マラソンと統合されるため、滋賀県での開催は第76回の今大会で終了する。

レースの終盤、35キロ以降のハイペースが強烈です。35キロで大迫選手の日本記録より25秒遅れていたが、そこからのペースアップですから驚きです。

鈴木健吾

鈴木健吾の経歴・学歴・戦績。プロフィール

名前:鈴木健吾(すずきけんご)
生年月日:1995年6月11日
出身地:愛媛県宇和島市
身長:163cm
体重:46kg

学歴

出身中学校:宇和島市立城東中学校
高校:宇和島東高等学校
大学:神奈川大学経済学部

戦績 

(Wikipedia参照)

高校時代にはインターハイに出場、四国駅伝では区間賞。

神奈川大学に進学し、1年生から箱根駅伝のメンバー入り。

2年生では全日本大学駅伝では1区区間8位だったものの、箱根では2区区間14位と結果を残せなかった。

3年生になるとチームの駅伝主将に任命。5月に行われた関東インカレの10000mでは、駒澤・中谷圭佑、青学・一色恭志といった強豪校のエースに継ぐ3位と急成長する。

2016年7月に行われたホクレン・ディスタンスチャレンジでは、10000mを28分30秒16と神大新記録となったが、11月に山藤篤司に更新され、山藤と共にWエースと言われるまでに成長した。全日本大学駅伝予選会と箱根駅伝予選会では、共に日本人トップでゴールし、箱根駅伝予選会では、58分台をマークした。

2017年1月2日-3日に行われた第93回東京箱根間往復大学駅伝競走では2年連続2区を任されたが走りは違った。5位で襷をもらうと、すぐにトップグループに加わり、権太坂を過ぎて残りで仕掛けて、前回の区間上位の一色恭志や工藤有生らを一気に引き離し、戸塚中継所では神大史上初のトップで越川堅太に襷を渡し、1時間07分17秒と当時歴代8位の好記録となり、自身初の区間賞を取った。

特に権太坂から戸塚中継所までを22分台で走っており、これは2区の区間記録保持者のメクボ・ジョブ・モグスや前区間記録保持者の三代直樹しか記録しておらず、後半区間をいかに快走したかを物語っている。同年3月5日に行われた日本学生ハーフマラソンでは、序盤から圧巻な走りを魅せ、2位と30秒で優勝し、1時間01分36秒と、日本人学生歴代8位という好タイムでゴールした。

2017年(4年生)11月5日の第49回全日本大学駅伝に最長区間である8区を担当、神奈川大学は20年ぶり3度目の優勝を果たすゴールテープを切った。

箱根駅伝で急成長したランナーです。箱根駅伝に1年から4年まで4回とも出場して大学2・3・4年生では各大学のエースが揃う「花の2区」を担当しており、3年生の時にはここで区間賞を記録しています。2017年11月の全日本大学駅伝では神奈川大学を20年ぶりの優勝に導いたり、全日本大学駅伝・箱根駅伝の両予選会において、日本人トップでゴールするなど、徐々に才能を開花させ、「大学駅伝最強のランナー」と呼ばれた。

2018年2月25日に行われた東京マラソンに招待選手として出場、総合19位(日本人13位、日本人学生1位)、2時間10分21秒でフィニッシュした。

大学卒業後も競技は継続し、富士通に入社。
2021年2月28日・第76回びわ湖毎日マラソンで2時間4分56秒の日本新記録で優勝した。

東京2020オリンピック マラソン日本代表選手は昨年3月にすでに決定しています。

■男子
中村 匠吾(富士通)※MGC 優勝
服部 勇馬(トヨタ自動車)※MGC 2位
大迫 傑(Nike)※MGCファイナルチャレンジ 設定記録突破 最上位
<補欠選手>
大塚 祥平(九電工)※MGC 4位
橋本 崚(GMOアスリーツ)※MGC 5位

■女子
前田 穂南(天満屋)※MGC優勝
鈴木 亜由子(日本郵政グループ)※MGC 2位
一山 麻緒(ワコール)※MGCファイナルチャレンジ 設定記録突破 最上位
<補欠選手>
小原 怜(天満屋) ※MGC 3位
松田 瑞生(ダイハツ)※MGC 4位

東京オリンピック代表は決定済み、1億円報奨もすでに終了済み

東京オリンピックに鈴木健吾選手が割り込む余地はゼロです。なんとかならないのか、と思いますが、どうでしょうか。1億円報奨も昨年3月に終了していますので、もらえません。今回のびわ湖毎日マラソン大会の賞金は0円です。賞金はありません。なんとかならないのでしょうか・・・と言ってもダメなのか~~。

ネット上ではクラウドファンディング(多くの人から集める)すれば1億円なら集まるという話も出ていますが・・・。

いずれにしてもヤフコメ欄も2時間04分にびっくりです。

あんだけのペースで行きながら、最後を2分50秒ちょっとまでに上げてフィニッシュまで行ったのは本当に凄い!大学時代から注目されてたけど、遂に日本記録まで破ったね。鈴木選手は無駄のないフォームでとても美しい。本当におめでとう。

鈴木選手おめでとうございます!!
神奈川大学時代から実績がありましたが、こんなに早く更新するとは…
日本人選手が2時間4分台とは、新たな歴史ですね。
パリ五輪まで時間があるので、今後も楽しみです!

個人的には百戦錬磨の川内選手が自己ベスト出したことも嬉しいです!

川内優輝が2時間7分27秒で自己記録更新

109回目のマラソンとなった川内優輝(33=あいおいニッセイ同和損害保険)が、自己記録を更新した。2時間7分27秒をマークし、10位でゴール。(日刊スポーツ)

鈴木選手は全日本大学駅伝から元々ロードに強かったのが最近スピードもついてきて。そして琵琶湖での2時間4分台すごすぎる。しかもネガティブスプリットこれは強い。オリンピックにでてほしいけどな。川内選手も七分台えぐい。

注:ネガティブスプリット(前半のペースよりも後半のペースの方が速い走り方)

最後の大会に花を添える素晴らしいレース。今インタビューで東京の代表にはなれなかったが、次のパリ大会を目指すと言ってる。東京前に惜しいところだが期待大だ。

いやービックリ!
大会記録が6分13秒、しかもそれはキプサングなわけで、決して時計の出るコースでは無いはず。ここでこんなタイムが出るとは。全体的にもかなり速いし、何か普段より条件が良かったのだろうか。

鈴木選手、何か大きく進化しましたね。
しかもインタビュー見てても、なんかまだ余裕有りそう。
唯一の5キロ15分台を遅いとみて一気の飛び出し。そこ以外は全て14分台。箱根からずっと期待していましたが、遂に大きく花開きました。

素晴らしい新記録おめでとうございます。
歴史を塗り替えましたね。

仕方ないとは言え、日本新を出してもオリンピックにも行けず、報奨金もなしでは、あまりに可愛そうすぎる

鈴木健吾ゴール

まとめ

鈴木健吾さん、あなたのゴール(2時間4分56秒)は次へのスタートです!

楽しみです。

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