いやですね。車の衝突事故!
事故!
危ない、高齢者、高齢者はさっさと免許返納せよ! 免許失効させろ!
などの声が社会の世論です。
しかし、ちょっとお待ちください・・・
和田秀樹医師が高齢者の運転免許返納に反論と文春砲
と、和田秀樹医師(67)がデータを上げて反論・・・文春砲が紹介しています。
「高齢者は危ないからクルマに乗るな」「老人は免許を返納しろ」という世間の風潮に現役医師(63)が反発する“納得の理由”
6/30(金) 6:12配信 文春オンライン
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超高齢化社会にありながら、年齢だけを理由に高齢者を厄介者扱いする意見も少なくない。そう指摘するのは、精神科医の和田秀樹氏だ。なかでも、最もありえないのが「免許返納」に関する一連の反応だという。はたして、同氏がそのように訴えるのはなぜなのか。
ここでは、和田氏の著書『 わたしの100歳地図 』(主婦の友社)の一部を抜粋。免許返納問題に関する主張を紹介する。
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交通事故は若い世代のほうが多いのが事実
高齢者ばかりがやり玉に
実際に警察庁が定期的に発表しているデータ「令和4年中の交通事故の発生状況」から、「原付以上(自動車、自動二輪車および原動機付自転車)運転者の年齢層別免許保有者10万人当たりの交通事故件数」を見てみると、16~19歳が1039・2件と圧倒的に多く、次いで20~24歳が597・2件、この次に85歳以上が498・4件とくるのですが、このように若い世代に事故が多いことがわかっていても、世間の目は高齢者に冷たいのです。
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確かに、高齢になると、動体視力や反射神経が衰えてくるため、ペダルの踏み間違いによる事故が増える傾向にありますが、このような事故は高齢者に限らず、すべての世代で起こりうる事故ですし、実際に起きています。
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筑波大学調査では高齢者全員に免許証を返納させると認知症が増え要介護率は約2・2倍に
免許証返納が認知症を招く
都心部に住んでいる場合は、クルマを使わなくても生活に支障はきたさないかもしれませんが、地方に住み、スーパーやコンビニに行くにもクルマが必要な人が運転免許証を返納し、引きこもってしまえば、外出の機会を失い、活動量が激減するため、わずか数年で要介護状態になったり、認知症となったりする危険性が高まります。筑波大学の調査では、高齢者全員に免許証を返納させたら、要介護率は約2・2倍に増えるということが報告されており、むしろこちらのほうが問題です。
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まとめ
交通事故となると運転者が高齢者だとメディアの扱い大きくなります。わたしたちは大見出しに弱いので、それが世論となりますが・・・より大切なのは具体的な数字です。
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運転者の年齢層別免許保有者10万人当たりの交通事故件数」を見てみると、16~19歳が1039・2件と圧倒的に多く、次いで20~24歳が597・2件、この次に85歳以上が498・4件とくる
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若い世代のほうが交通事故件数多い事実に目を伏せていてはいけない。
早急にすべきなのは、免許証返納よりもアクセルとブレーキの踏み間違いを防止するような機能をもつ安全に運転できる自動車の普及や自動運転の開発、そして子どもや高齢者をはじめとした交通弱者が安全に通行できる交通インフラの整備など、ハードとインフラ両方の安全面を社会全体でサポートしていく、そのような体制を整えることではないでしょうか。
(和田秀樹医師)
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お説のとおりだとおもいます。正論です。