コロナ給付金30万円をもらえない有権者の不満に気づいていない安倍政権
安倍政権の大ピンチです。政権は気づいていないでしょうが巷では給付金30万円への評判が最悪です。お金というリアルな現実は有権者の判断の主体です。選挙では主義主張や思想の問題よりはるかに強力なのがお金です。“現金な話”ですが現実です。
先ず、30万円もらえると喜んだ。でも対象者限定で自分は該当しない。がっかりします。当然です。世間を騒がすのが仕事の大マスコミ、評論家先生はもらえません。
彼らは英国作家エドワード・ブルワー・リットンの『ペンは剣よりも強し』、また『言葉は剣より強い』などの自惚れ（自信）を持ってたつき（生計）を得ています。ペン先を自民党に向けます。お金をもらえない不満が政権を的にします。
給付対象者を生活困窮者に絞れば“弱者救済”の名分でマスコミが味方すると思ったら大間違いです。正義が人を動かすのではなく、身も蓋もない話、お金が人を動かします。
しかも、30万円もらえるはずの低所得者層からも不満が出始めます。厳正な手続きが嫌いな方々は諦め、それが不平不満、不公平感を煽ります。糠（ぬか）喜びが怒りになる。
これに給付金30万円をもらえないことがわかった所得中間層クラス、自衛隊、警察、消防、などなどの公務員、市町村議員、国会議員、教員、医者、大中小の企業正社員などの大多数有権者の不満が鬱積、蓄積されます。緊急事態宣言は何の補償もないのか、と。
非常事態宣言を早く出せ出せと煽ったマスコミやそれに付和雷同の人々の本心は、宣言が出れば後は宣言を出した政府が面倒を見る。やはりお金です。
現金給付のアメリカは年収７万５千ドル（約８２５万円）以下の大人１人につき現金１２００ドル（約１３万円）、子ども１人につき５００ドル（約5万５千円）を個人単位で支給する。休業要請、英国は政府が賃金８割補償でサポート。非常事態宣言をした世界の国々はお金で補償してくれるとの報道があふれています。日本政府はダメだ、ケチだ。
元都知事舛添要一氏がツイッターでこう書きました。
私が、制限など一切加えず、全国民に一律10万円支給せよと言っているのは、迅速だし、政府も国民も手間が省けるからだ。一定の所得減世帯に30万円の現金給付という政府・自民党の案は、手間がかかると共に、公平な配分が不可能なので不平不満を招き、国民連帯どころか国民分裂に繋がる。愚策である。
Replying to
@MasuzoeYoichi
次の政権は自民ではないでしょう
リツイートが即付いていました。
安倍自民党は弱い野党という座布団で胡座をかいているのではないか
yahooニュース、yahooページに舛添要一氏の反政権コメント露出が増えています。中立スタンスを取っていたyahooが反政権傾向に傾いています。ソフトバンクの給与は業界トップの高額です。誰一人として30万円をもらえません。
給付30万円を束の間喜ばされた人々の不満が渦巻いています。まさかと思いたいのですが長期政権の思い上がりが露呈したのでしょうか？ 弱い野党という座布団で胡座（あぐら）をかいていませんか？
2009年夏の衆議院選挙、民主党が圧勝、鳩山由紀夫政権支持率72％、あの夢（悪夢？）のような出来事を現在の自民党はもう忘却の彼方（かなた）ですか。あの選挙で有権者が選択したのは、やはり、お金でした。
「子ども手当1人月額2万6000円」「高速道路料金の無料化」「 月額７万円以上を約束する最低保障年金」」「農家の戸別所得補償の導入」「高校教育の実質無償化」・・・ 財源は埋蔵金があるから大丈夫。
これに有権者がわっと群がり、結果が民主党の大圧勝でした。
なぜ、政権を倒せないのか
安倍政権はいつまで続くのか。ポスト安倍は誰か。
野党はこれから正念場を迎える。NHK。
NHKがホームページで野党５党首インタビューで野党に喝を入れています。
この特集の中に小池都知事が取り上げられています。２０１７年小池知事「希望の党」ブームです。あのとき反発した枝野幸男氏が「立憲民主党」を立ち上げ小池ブームは終息しました。
まとめ お金さまは神さまです
しかし今また小池都知事が動き出しています。反政権姿勢でマスコミを味方につける戦略を取るつもりです。自民党都連も７月の都知事選に対抗馬を立てないのです。
小池・野党が連立を組むような事態が起きれば・・・そこへロックダウンを含む超法規的な非常事態宣言とともに「子ども手当1人月額2万6000円」「高速道路料金の無料化」「 月額７万円以上を約束する最低保障年金」」「農家の戸別所得補償の導入」「高校教育の実質無償化」・・・もどきの旗を挙げられたら・・・。
有権者はお金で動きます。30万円給付の幻想から覚めた人々の鬱屈があります。
お客様は神様です、というより、お金さまは神さまです。