奇跡をおこすお祝言です・大相撲徳勝龍(動画)インタビュー完全採録

初Vの徳勝龍を知っていました? 年収は?

ところで、あなたは相撲ファンですか? 「徳勝龍(とくしょうりゅう)」という関取を知っていましたか? ぼくは、じつは、知らなかった。相撲中継テレビもあまり見ないレベルですからね。でもでも、優勝インタビューを見て聴いて読んで大感動しました。

<大相撲場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

徳勝龍インタビューをNHKスポーツオンライン 番組情報サイトの「インタビュー動画」から採録しました。

徳勝龍インタビュー、これって何度見ても聴いても、笑いと涙です。感動します。旧暦お正月二日(1月25日元日)を飾るおめでたい話です。記憶に残りますというか、残しましょう。苦しいこと、悲しいこと、思い悩むこと・・・負の状態をレスキューしてくれる「お呪言(まじない)、お祝言(しゅうげん、祝のことば)」になる内容です。元気がでます。

NHKでテレビ解説を務めた舞の海秀平さん(51)=元小結=は、「徳勝龍ひとりの力とは思えない、何か見えない力が働いたんじゃないか、それぐらいの奇跡」と驚きます。見えない力、スピリチュアルな・・・もちろん今場所中に急逝された近畿大学相撲部・伊東勝人監督のことですね。

四股名(しこな・力士の名前)「徳勝龍」の真ん中「勝」は伊藤勝人監督の名前の「勝」が由来です。

「監督が見ているのではなく、土俵でいっしょに闘ってくれていた」・・・徳勝龍の言葉がいいです。あなたやぼくに、そんなふうに一緒に闘ってくれると思える人が、いるかどうか・・・奇跡を起こせる人になる条件の一つかもしれません。

前頭十七枚目(幕内最下位)の徳勝龍が14勝1敗で初優勝を決めました。

幕内では最下位からの優勝は20年ぶりです。再入幕力士の優勝は史上初です。奈良県出身力士優勝は98年ぶり。優勝力士インタビューでは亡き恩師を想い土俵上で思わず涙。・・では、先ず、泣き笑いインタビューをどうぞ^^;

NHK小林陽広アナウンサーの聞き方の見事さにも注目です。間のとり方など絶妙なタイミングです。

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NHKアナ~~小林 陽広(こばやし あきひろ)
徳勝龍関です。おめでとうございます。初優勝です。

徳勝龍――
ありがとうございます。

(徳勝龍、館内の四方に向かいそれぞれ一礼をする。割れんばかりの拍手と歓声)

NHKアナ~~
改めて国技館の四方を見渡しました。この光景、どう見えていますか。

徳勝龍――
自分なんかが優勝していいんでしょうか(と笑う)

(館内、盛大な拍手と笑いの共鳴です)

NHKアナ~~
みなさん、結びの一番の大関戦を見れば、納得、の優勝だと思います。(と納得に力が入る)

徳勝龍――
喜んでもらえてよかったです。

(館内、大歓声)

NHKアナ~~
今場所、番付が西の十七枚目、幕内で一番、下、だったんですね。(下に力入る)、そんななかで、いまこの場に立っている、どうでしょう?

(徳勝龍、軽くうなずき)

徳勝龍――
自分が一番下なんで、もう、怖いものはないと思い切って、行くだけだと行きました。

NHKアナ~~
場所中、中盤くらいですか、徳勝龍関が、ずーと1敗を守り続けて、白星を伸ばして、周りからも、優勝についていろいろ言われていたと思います。そのあたり・(言外に、どうですか?)

徳勝龍――
意識することなく…(1拍置いて)、、うそです。めっちゃ意識してました(笑、ニコッと)

(館内も大笑いと拍手。NHKアナもハッハッと笑う)

NHKアナ~~
そうですか、きのう、正代(しょうだい)関を破って、単独先頭に立っても意識していない、とおっしゃっていましたが。 あれはウソだったんですか・・?

徳勝龍――(マイクに顔を近づけ・・)
ばりばりインタビューの練習をしてました。

(館内、大爆笑!)
NHKアナ~~
―いやぁ、とてもですね、関取の帰る際の表情を見えると、そうは思えなかったんですけれど。(館内、拍手やまず)・・・きょう、千秋楽、結び、大関、貴景勝関との一番が組まれました。その時の一番の思いは。

徳勝龍――
いやぁ ずっと思い切り行けばいいと、ずっと、立ち合いだけしっかり行けばいいと自分に言い聞かせて、ずっとやってきたんで、千秋楽もそういう気持ちで行きました。

NHKアナ~~
きょう、結びの一番、時間前の、仕切りのところで口に、一口、水を含みましたが、あの時は特別な緊張感があったんでしょうか。

徳勝龍――(グッとマイクに近づき)
喉がカラカラでした

(館内大爆笑)

NHKアナ~
~いや、そうだろうなと思っていたんですが、ということは、勝てば、優勝というものは、すでに土俵上で頭にあったんですか。

徳勝龍――
それは意識せずに、この一番集中して行こうと思いました。

NHKアナ~~
あの大関貴景勝関を、得意の左四つ、右上手で追い込んでいった相撲、今場所一番だったんじゃないでしょうか。あの一番、どうでしょう?

徳勝龍――
右上手取って、出て行って、土俵際で振られて、ちょっと危ないと思ったんですが、これは行くしかないと思って行きました。

(館内、拍手、拍手)

母校近畿大学の監督、恩師・伊東勝人さんが場所中に急逝されて・・・

NHKアナ~~
危ないと思った瞬間、後押ししてくれたものは、なんだったんでしょうか。

徳勝龍――
そうですね、場所中に、恩師の、近畿大学の伊東監督が、亡くなって…(涙)

(徳勝龍、こらえきれず泣き出す)—

監督が見てくれてたんじゃなくて、一緒に、土俵にいて、戦ってくれていたような、そんな気がします。

(徳勝龍、仁王立ちのまま、固く目を閉じる)

NHKアナ~~
場所中に関取の母校近畿大学の監督、伊東勝人さんが急逝されました。どうでしょう、いま、見ていらっしゃると思います。どんな報告をされますか。

徳勝龍――
いや、ずっといい報告がしたいと思って、それだけで頑張れました。弱気になる度に監督の顔が思い浮かびました。

NHKアナ~~
そして、奈良県出身の力士ということで言いますと、なんと、幕の内の最高優勝は98年ぶりです。大変な快挙です。

徳勝龍――
大変なことをやってしまいました。

(館内、歓声と拍手)

NHKアナ~~
地元で応援しているファンにもいい報告ができるんじゃないですか。

徳勝龍――
そうですね。いい報告ができると思います。

NHKアナ~~
いまですね、館内からも「これからだ」「これからだ」という声がかかりましたが、関取、33歳、これから34歳になる年齢です。若手の台頭が、どんどん著(いちじる)しいなかで、どう見ていらっしゃいましたか。

徳勝龍――
そうですね、もう33歳じゃなくて、まだ、33歳だと思って頑張ります。

(館内、ひときわ大歓声と拍手)

NHKアナ~~
関取は、場所前に、今場所は帰り入幕でした。先場所十両でした。常にまだまだ上を目指すとおっしゃっていました。今場所のこの結果をうけて、さらに上はどういうところを目指しますか。

徳勝龍――
いやもう、行けるところまで行きたいです。

NHKアナ~~
来場所、奈良出身の関取にとって、春場所大阪は、御当所になります。改めてどんな相撲を取っていきますか。

徳勝龍――
そうですね、自分らしく、気合の入った相撲で、やっていきます。

NHKアナ~~
最後になりますが、きょうこの館内に、お母様が応援にいらしゃっていたということです。ひとことありますか。

徳勝龍――
そうですね。いつも照れくさくて言えないですけど、お父さん、お母さん、産んで育ててくれてありがとうございます。

NHKアナ~~
ほんとうに、おめでとうございます。ありがとうございました。

徳勝龍――
ありがとうございました。

(館内、拍手喝采、大歓声やまず)

https://www1.nhk.or.jp/sports2/sumomovies/

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NHKアナ小林陽広
慶應義塾大学理工学部卒業後、2006年入局。主にスポーツ中継を担当
出身地 群馬県高崎市
生年月日 1981年7月3日(38歳)
血液型 A型
最終学歴 慶應義塾大学理工学部
勤務局 NHK放送センター
部署 東京アナウンス室
職歴 福島→長崎→高松→東京アナウンス室
活動期間 2006年 –

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徳勝龍が優勝❗️勝利インタビューで自分なんかが優勝して、いいんでしょうか」


徳勝龍 誠
(とくしょうりゅう まこと)
所属部屋 木瀬
本名 青木 誠
しこ名履歴 青木 → 徳勝龍
番付 前頭十七枚目
生年月日 昭和61年8月22日
出身地 奈良県奈良市
身長 181.0cm
体重 188.0kg
得意技 突き・押し

生涯戦歴

437勝410敗(66場所)

幕内戦歴

171勝204敗(25場所)

十両優勝1回
殊勲賞 1回

**相撲協会データから抜粋しました。**

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恩師・近畿大学相撲部監督

伊東勝人(いとう かつひと)

年齢:55歳(2020年1月18日没)

出身:青森県 青森県立五所川原商業高校 → 近畿大学 → 近畿大学相撲部監督

平成3年 全日本相撲選手権優勝、第40代アマチュア横綱

伊藤監督の教え子達―――

・関脇 朝乃山

・平幕 宝富士

・平幕 徳勝龍(2020年日初場所優勝)

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まとめ 徳勝龍の年収は大幅アップ

ところで徳勝龍の年収はどうなるのか・・・? 2020年は

もちろん大幅アップは間違いありません。

徳勝龍の年収は、5月場所だけ幕内(14枚目)あとはずっと十両だった2019年 1,779万円でした。力士の収入は月給が基本になります。

十両以上の力士には給与が毎月支払われます。
ボーナスも年間で月額給与2ヶ月分が支給されます。

横綱:約282万円
大関:約234万円
三役:約170万円
平幕:約130万円
十両:約100万円

2020年は平幕スタートです。このまま平幕をつづけると、130✕12+(130✕2) 1,820万円が基本になります。

すでに初場所優勝(幕内優勝・1000万円)で1000万円を得ています。さらに殊勲賞200万円、敢闘賞200万円のダブル受賞でプラス400万円で、初場所だけで1400万円プラスです。

1820+1400

2020年徳勝龍の収入予測は、基本ベースが十両転落がなければ「3220万円」確定になります。うれしいですね。1月現時点、一ヶ月で、すでに1530万円を手にしたことになります。

「もう、ではなく、まだ33歳!」 がんばってください!

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