自民党の派閥、「水月会」(石破派)が解散しましたが、今後は自民党の改革勢力を結集すると言っています。改革といえば喜ぶ、と勘違いしていますね。意味不明です。
派閥としての「水月会」は本日で幕を降ろしました。
私は無派閥となりました。
心機一転、今後は自民党「改革」勢力の結集に取り組みます。写真は総会後の記者ブリーフィング。 pic.twitter.com/C3MHINhXOu
— 平将明 (@TAIRAMASAAKI) December 2, 2021
↑ ん?? 心機一転とは、がらりと気持ちを入れ替えて、ですよ。改革勢力の結集って水月会の表看板でした、よ。ちなみに、
石破氏「改革勢力を一本に」・・河野太郎支持の理由
写真:石破茂。石破茂元幹事長、河野氏支援を表明 森友問題「これでおしまいではないと申し上げ、河野氏も同意した」
石破氏「改革勢力が一本にならねば」…河野氏支持の理由説明
2021/09/19 18:57 読売新聞
自民党の石破茂・元幹事長が18日、鳥取市の党県連本部で記者会見を開き、総裁選で河野太郎氏を支持する理由について「改革を志向する勢力が一本になって、国民に説明責任を果たす国民のための自民党にしていかねばならない、という思いからだ」と説明した。
(読売新聞)
↑ これ「改革勢力の結集」失敗で「水月会」解散です。
それなのに、石破派、水月会の看板を外したと思いきやまた同じ「改革勢力の結集」がスローガン、看板では、心機一転ではありませんね。一転ではなく同じ転、同じ平面での転、でんぐりがえし立ち上がりです。見える景色は同じ。具体的には何も言っていないのと一緒です。立憲共産党の代表選と同じで抽象的言語のお遊びにすぎないのです。
いやいや違う、河野太郎氏は親中でも媚中でもない、総裁総理にふさわしい政治家である、外相の訪中反対、中国ウイグル虐殺非難、北京五輪ボイコット・・・などの具体的提言があると、な~るほど、心機一転、となりますが。。。
そもそも改革とは何か? 自民党を野党化したいのか?
改革(かいかく、英語: reform)とは、ある対象を改め、変化させること。革命とは異なり、現時点での基本的な体制を保ちつつ、内部に変化を作ることをいう。変革(へんかく)とも呼ばれる。(Wikipedia)
自民党は「革」より「保」のイメージがありますが、実際は変革政党です。憲法解釈をふくめて時代時代にあわせて政策は臨機応変に変化しつづけています。象徴的なのが憲法改正です。
いわゆる野党は一貫して憲法改正絶対反対、現状固定の「保守」です。
若者が期待する政党は?自民党が58.2%ーーという圧倒的1位の世論調査結果もあります。「改革勢力の結集」という党内野党のポジショニングは頑固な保守の野党勢力と同じと捉えられてしまいます。
改革勢力などの抽象的言語あそびは卒業してください
改革などという抽象的な言葉を使うなら裏付けとなる具体的な実例と紐付けられていなくては説得力はありません。抽象と具体は一体でなければ現実的な改革は不可能です。と、いまさらながらの理屈はさておきますが、しかし、心機一転、というならそれくらいの基本的な理屈は抑えておいてください、ね。
まとめ
石破派、水月会の皆さま、お疲れさまです。ご苦労さまです。
水月会 https://www.suigetsukai.org/ 石破派
「水月」とは月影が水面に映っている様を言い、「無心」の境地を表す言葉です。
↑ いい言葉だと思います。この水面に不肖のようなバカにもわかる具体物、具体アクションを映しだしてください。お願いします。