お笑いタレントのタモリさん(本名・森田 一義・77歳)がテレ朝「徹子の部屋」で発した、来年、2023年は「新しい戦前」になるという予言(?)が話題となっています。
新しい戦前になるというタモリの政治的発言が波紋
徹子「来年はどんな年になりますかね」
タモリ「新しい戦前になるんじゃないですかね」ギリギリ戦後生まれの話から「新しい戦前」に帰着する。
重いですよこれは。#徹子の部屋#タモリ pic.twitter.com/JMAsbnYdNp— わた丘 ルリ子 (@janjanrock) December 28, 2022
徹子「来年はどんな年になりますかね」
タモリ「新しい戦前になるんじゃないですかね」
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この発言が「重いか、軽いか」評価は分かれる
この発言が「重いか、軽いか」評価は分かれています。
重い派は二手あります。一つは「戦前」の日本は悪い国、戦争犯罪国・・という印象が先立つようです。自民党岸田政権に反対、打倒自民党。もうひとつは中露北の核攻撃に備えなかればいけない、という真反対の国防優先派です。
軽い派はお笑いタレントの言葉だ、深い意味はないと判定します。政治的意味合いをもたせてはタモリの軽妙なおもしろさが消える。「徹子の部屋」という軽いおしゃれな雰囲気の娯楽番組での軽口の一つだという見方です。
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タモリの政治的発言とあってマスコミも飛びつきました
12/29(木) 9:32配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/9a938b135739a0874797465b2bac4a07c601c794
国防に否定の人も支持の人も、タモリ発言を我田引水
どういう真意でこのコメントをしたのかはタモリにしか分からないけど、ツイッターでこれ政治に絡めている人達は、プロフィールなんかを見た感じ今の国防や外交の方針に批判的っぽい人は「今の政府のやり方では日本も戦争になってしまう」というコメントとして捉え、支持派っぽい人は「こんな情勢だからこそ日本も備えが必要」というコメントとして捉え、それぞれが「ほら!タモリもそう言ってる!」っていう反応をしてるのがなかなか興味深かった。
「新しい戦前」タモリが放った先見の明
「徹子の部屋」録画で観た。
俺はタモリのファンなので、昔からの芸風などをたくさん見てきたが、当時からいつも先を行く芸を披露していた。
”お笑いスター誕生”の審査員をやっていたとき、新しい笑いを認めた「とんねるず」などはタモリ自身の感性によるものだし、そもそも当時の先輩芸人からはタモリの芸風を認めてもらえなかったそうだ。
しかしその芸をきっかけに”今夜は最高!”そして”笑っていいとも”のMCを歴任し、少しずつ”文化人”のようなスタンスにシフトチェンジしていった。タモリが芸人ではないと言われたり、若い世代でタモリが芸人だったことを知らないのはそのためだ。
しかし彼は立派に芸人をやってきた。いまのTV事情をみると、経験を積んだお笑い芸人はほとんどがMCと化している。言わずもがな、思い浮かべればわかる。
タモリも同様。MCの仕事が増えただけの話。そして「新しい戦前」タモリが放った先見の明だと思う。
重い印象。『戦前への流れ』が出来てしまうことが心配
タモリさんは、基本的に政治絡みの話はまったくしないスタンス。早稲田の学生時代も、学園闘争が吹き荒れていたが、その流れににまったく乗らず。 一方で長く芸能界に存在できる博識と会話の妙、そうした才能を持つ方のポツンと一言(徹子さんは戦争を知っている世代、その徹子さんとの話しの中で)、重い印象です。すぐにどうこうでなくとも、『戦前への流れ』が出来てしまうことが心配です。
日本にもひたひたと軍靴の足音が近づいている
日本で戦が無かったのはこの77年だけではないか。日本の歴史が始まって以来、ずっと国内も戦乱に明け暮れた。江戸時代は比較的平穏だったようだが、人々は飢饉や疫病に苦しんだ。これだけ文明が発達したのだから、もう世界を揺るがすような大戦はないと思っていたが、人間の本性はそう簡単に変わらないものらしい。日本にもひたひたと軍靴の足音が近づいている。ブラタモリをよく見るが、この人はかなりのインテリだ。予想が当たらないことを祈りたい。
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賛否さまざまですが、いずれにしても中国、ロシア、北朝鮮がミサイル発射などで日本をターゲットに緊張案をあおっています。軍靴・・でななくミサイルの発射音、です。
まとめ
タモリさんの予言?ことばは・・じつは来年のはなしではなく、じつは数年前からはじまっているのが現実です。ただし「戦前」ということばが煽る不安感がしだいにふくらんでいるといえます。タモリさんは軽くジャブを放ってみたのかもしれません。
彼は徹底して政治的発言をしない人です。
タモリ「異例の沈黙」はなぜ称賛されたのか 背景に「視聴者の不満」識者が指摘
2022年03月25日 https://www.j-cast.com/2022/03/25433820.html?p=allタレントのタモリさんは2022年3月18日放送の報道特番「タモリステーション」(テレビ朝日系)に出演した。自身の冠番組でありながら番組中ほとんど言葉を発さず。それにもかかわらず、放送後にはネット上で称賛の声が相次いだ。
約2時間の生放送が終わろうとしている頃、テレビ朝日・大下容子アナウンサーからコメントを求められると、タモリさんはようやく口を開いた。
「こうしている間も、大勢の人がウクライナで亡くなっているわけですね。というより、殺されているわけですから…色々ありますけど、一日も早く平和な日がウクライナに来ることを祈るだけですね」
冠番組にもかかわらず、ほとんど口を開かなかったタモリさん。ツイッター上の視聴者からは「タモさん一言も喋ってない」「タモさんはなんでおるん?」「チャンネル間違えたかと思った」と困惑の声が聞かれていた。
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軍靴の音が近づこうが、ミサイルの音が聞こえようが、
我関せず、坂道を語りつづけるタモリさんであってほしいようにも思います。彼自身もそうありたいと思っていると思いたい。お笑いタレントの看板を下ろさないで欲しい!