小野日子外務省報道官とは何者?佐渡金山登録見送り報道の裏事情!

ん?佐渡金山世界遺産登録見送り?雅子皇后とオックスフォード大で縁があった小野日子さん(56)・外務省報道官・が話題の人になりました。小野日子と書いて「おのひかりこ」と読むとはめずらしいです。ま、戸籍にふりがなは不要ですから読み方は自由です。それはさておき、佐渡金山登録見送り報道の裏(表?)にこの人、小野日子(ひかりこ)さんが関わっているのは当然です。

小野日子と書いて(おのひかりこ)と読むエリート外務官僚の実力

小野日子報道官

報道官ですからね。

最初の一報が各新聞ともに日付はおなじです。↓

・佐渡金山、世界遺産への推薦見送りで調整 首相、近く判断
会員記事 2022年1月21日

・佐渡金山の世界遺産推薦見送りへ 政府
2022/1/21  産経新聞

・世界遺産申請、佐渡金山見送りへ 毎日新聞 2022/1/21

政府は、文化審議会が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産の推薦候補に選んだ「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)について、2023年の登録に向けた推薦を見送る調整に入った。複数の政府関係者が20日、明らかにした。韓国の反発などで登録が見通せないためで、近く正式決定する。

(毎日新聞)

つまり一斉報道ですから、こういう場合は報道官(広報担当)が関わっています。いわゆる「発表」ものですね。発表という形をとらなくても一斉報道は報道官経由です。一斉報道は世論を動かすにはもってこいです。報道とは世論を牛耳ることですからね。これができなくては報道官、広報官の役目ははたせません。各社ともに”特落ち”(報道落ち)はいやですから、一斉報道になります。このまま世論がうごけば報道官の勝ちです。

しかし、おもわぬ方向から横槍がはいりました。

自民党、高市ー安倍ラインの反撃です。

あ、その前に小野日子(ひかるこ)報道官のプロフィールを、どうぞ。

オックスフォード大学で雅子皇后が一期先輩の小野日子プロフィール

外務報道官に小野日子氏 経済局長後任は夫 異例のバトンタッチ 毎日新聞
外務省は24日、外務省経済局長の小野日子(ひかりこ)氏(56)を2022年1月11日付で外務報道官に起用すると発表した。後任の経済局長には日子氏の夫で地球規模課題審議官の啓一氏(56)を充てる。夫婦で同一の重要ポストをバトンタッチするのは異例だ。

(毎日新聞)

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1965年:東京生まれ
1988年:外務公務員Ⅰ種採用、外務省入省
1989年:外交官補としてオックスフォード大学留学
1991年:オックスフォード大学哲学政治経済学部卒業、外務省本省勤務
2000年:在アメリカ合衆国日本国大使館・広報文化担当一等書記官(広報文化班次長)アメリカへ赴任
2003年:出産・育児休業(休業中に日本へ帰国)
2005年:ODA白書編纂(分野別援助政策担当/発展途上国への支援策)
2007年:外務省総合外交政策局総務課政策企画室長(外交政策の企画立案)
2009年:外務省国際協力局国別開発協力第二課長(アジアや中南米の経済協力)
2010年:大臣官房広報文化交流部総合計画課長(2011年は東日本大震災からの日本復興の姿を世界に発信)
2011年:外務省大臣官房広報文化交流部総合計画課長(外国への発信)
2012年:内閣官房内閣参事官、内閣官房内閣広報室内閣副広報官、内閣官房国際広報室長
2014年:国際交流基金総務部長(日本語教育や国際交流の基盤作成)
2016年:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会スポークスパーソン(東京オリンピック・パラリンピックを対外的にアピール)
2017年:東南アジア諸国連合日本政府代表部公使(ジャカルタで外交支援)
2020年:外務省大臣官房審議官(報道・広報・文化交流担当)兼アジア太平洋局長
2021年:内閣広報官
2022年:外務報道官

オックスフォード大学で一期先輩の雅子皇后と現在も親しく交流を続けていて、スキーや温泉旅行といった交友もある。

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以上がプロフィールです。

あ~、では、小野日子さん発の「佐渡金山世界遺産登録見送り」一斉報道にはいった横槍は・・・

自民党、安倍ー高市ラインが”申請見送り反対”の反撃

佐渡金山】高市早苗氏、事なかれ岸田政権に喝!「仮に申請を見送れば、国際社会に誤ったメッセージを発信することになる!」(衆院予算委)/ネットには賛辞、賛同の声殺到

高市氏「仮に申請を見送れば、国際社会に誤ったメッセージを発することになる」
仮に今年度の申請を見送った場合、日韓併合条約によって同じ日本人として戦時中日本人と共に働き、国民徴用令に基づく旅費や賃金を受け取っていた朝鮮半島出身者について、誤ったメッセージを国際社会に発信することになりかねない。

また1965年の日韓国交正常化の際に締結された、「日韓請求権協定」に明らかに違反して、日本製鉄や三菱重工業に対する慰謝料請求権を認めた「2018年の韓国大法院判決」や、昨年9月と10月に日本企業の差し押さえ資産に関して、裁判所による「特別現金化命令」が出たということについて、日本政府の反論や抗議に関して国際社会の理解が得られにくくなる。

(時事通信)

しかし反撃には反撃の小野日子報道官が・・応戦

反日韓国への反韓感情の強まる状況だけに高市ー安倍の反撃は強力な有効打でした。ネット上には 賛辞、賛同の声殺到 です。

しかし、小野日子報道官は、さらなる反撃をかけます。マスコミ各社を一斉にうごかす力(過信?)はたしかにありますからね。

佐渡金山の世界遺産推薦巡り「対話促す指針」に言及 外務報道官
1/26(水)  毎日新聞

小野日子外務報道官は26日の記者会見で、政府が「佐渡島の金山」を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に推薦するかについて、推薦前に「当事者間の対話」を促す指針が世界遺産委員会にあると指摘した。世界遺産委員会は世界文化遺産の登録を決める機関で、世界遺産条約の締約国の中から選ばれた21カ国で構成。同条約は、委員国の3分の2以上が賛同すれば登録すると定めている。小野氏は「実務上、コンセンサスによる意思決定を基本とする運用だ」と言及し、さらに委員会で2021年7月、推薦書を提出する前に当事者間の対話を促す作業指針が採択されていると説明した。

ユネスコの世界の記憶(世界記憶遺産)については21年4月、日本が主導して加盟国の反対がある限り登録されない「異議申し立て制度」が導入された。世界文化遺産の指針もそれを受けて採択されたもので、政府内には「整合性のある対応をするべきだ」との意見がある。

佐渡島の金山の推薦を巡っては、韓国政府が「かつて朝鮮半島出身者の強制労働の現場だった」などと反発。日本政府は申請期限の2月1日までの申請を見送る検討に入っているが、地元や自民党保守派から申請を求める声が続出。岸田文雄首相が近く最終判断する見通しだ。

(毎日新聞)

毎日新聞は 申請見送り賛成 で高市ー安倍の反撃は「まるで党内野党」という批判記事で小野日子報道官を応援してくれています。

まとめ

不肖ぼくは、ファクトで争うべきという高市ー安倍ラインの反撃に同意します。これを書いている現時点(2022年1月27日)では、結果は不明です。結果が明らかになれば追記いたします。

あ、それにしても小野日子の「日」を ひかる とは普通は読めませんよね。世に ひかる 存在たれ!! という願いのような気もします・・・。

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