国民全員にお金給付は賛成だが、生活保護受給者には出すな! 百田尚樹
年収10億円(2014年)の作家が、「1日300円」で暮らすよう指導される生活保護受給者をターゲットにするとは・・・情けない、ガッカリ、失望、なんか淋しい気もします。
写真は指名手配(あ、嘘です)、百田尚樹
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炎上覚悟で言う。
今回のコロナウイルスで収入が減った国民のために、国民全員にお金を給付する話が出ている。
それは賛成だが、生活保護の人に給付金を出すのは反対!
彼らは今回の騒動で1円も収入が減ってないのだから。
あと、公務員にも出すな。それと、政治家には絶対に出すな!
百田尚樹。ツイッター。
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公務員にも、政治家にも、絶対出すな! これは後説、付け加えですよね。収入が減っていない人って大勢ですよ。増えている人もいます。どこで、どうやって選別するのですかね。
どうして国民全員の中から公務員と政治家を除外するのか。
国民全員にお金を給付する話が出ている。・・・給付金そのものに反対ならそう言えばすむのですが、・・・国民全員に給付するのは、それは賛成・・・だとおっしゃる。
どうして国民全員の中から公務員と政治家を除外するのか。公務員も政治家も生活保護受給者も国民ですよ。公務員や政治家をターゲットに巻き込んで攻撃すれば世論も味方になるという安っぽい計算? まさかと思いたいのですが。公務員といえば警察官、消防、自衛隊などなどありますよ。
写真は警視庁。警察官も・・・。
写真、陸上自衛隊。自衛隊員も・・・。
要するに作家百田尚樹のターゲットの本星は「生活保護受給者」ですね。
では、なぜ生活保護受給者をターゲットにしたのか。ここが明瞭ではありません。「生活保護不正受給者には反対」なら理屈は通りますが、納税不正、脱税などなどの人たちいっぱいいますよ。あるいは刑法違反者、交通違反者、刑法違反で逮捕されたが訴訟中・・・。
まとめ 成功者の上から目線、弱者切り捨て説 百田尚樹
やはり、成功者の上から目線、弱者切り捨て説に繋がってしまいます。
生活保護受給者の人数は平成27年度をピークに減少に転じ、平成29年度データで214万人です。高齢、失業長期化、廃業、倒産、詐欺被害者、事故で身体不自由・・・さまざまな理由で最低限の生きる権利を喪失した人への保証制度です。失敗者へのセフティネットとしての機能をもっています。
自殺覚悟で放浪中に警察に保護され“セフティネット”のシステムを受けなさいと説得され生きている人もいます。
百田尚樹のファンでしたが、失望しました。