安倍マスク2枚発案「今井尚弥」は一茂の言う“バカ官僚”ではない?

今井尚哉(たかや)内閣総理補佐官はホントは”賢い、キレ者”である。

「全国民に布マスクを配れば、不安はパッと消えますから」。首相にそう発案したのは、経済官庁出身の官邸官僚だった。・・・この朝日新聞記事(2020年4月2日)を潮に経済官僚の今井尚哉(たかや)内閣総理大臣補佐官が”アホ、バカ、マヌケ”などと叩かれまくっています。可哀想ですね。

本当は優れた、切れ者で、バカアホどころか賢者だと思います。

しかし長嶋一茂さんは、3日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、こう言いました。

「私もバカですけど、こいつはもっとバカなんだなって思う」

「笑いを過ぎると呆れるってよくいうけども、呆れも通り過ぎているっていうレベルですよね」

「国民の不安の根本根源がどこにあるかってことがわかっていない」

安倍政権打倒がカンバンの朝日新聞記事は疑ってかかるべきです。

一茂さんらしいキャラを演じたスカッと発言です。彼を責める気はありません。提供情報元が“安倍の葬式はうちで出す”の朝日新聞なのが引っかかりますが。「不安はパッと消えます」と安倍首相に今井尚哉(たかや)内閣総理大臣補佐官が本当に言ったのか、どうか。

その話をどこから仕入れたのか。??だらけの記事です。裏取りが出来ている記事なら、その情報元がどんな意図で伝えたのか。もしも今井尚哉(たかや)本人あるいは周辺情報なら安倍首相への批判を自分が受けるつもりかもしれない。日本の国の為ならそれくらいの事は平気でする人のようですよ。

今井尚哉(たかや)氏のこれまでの経歴は、

1958年 – 栃木県で誕生。

1982年 – 東京大学法学部卒業。

1982年 – 通商産業省入省。

1997年 – 通商産業省機械情報産業局企画官(産業機械、電子・電気、行革担当)

2003年 – 日本機械輸出組合ブラッセル事務所所長。

2006年 – 内閣総理大臣秘書官。(第一次安倍内閣)

2007年 – 経済産業省大臣官房政策審議室室長。(福田康夫内閣)

2008年 – 経済産業省大臣官房総務課長。 (麻生太郎内閣)

2008年 – 河村建夫内閣官房長官秘書官事務取扱

2011年 – 資源エネルギー庁次長。(野田佳彦内閣、民主党政権、管轄大臣は枝野幸男)

2012年 – 内閣総理大臣秘書官。(第二次安倍内閣)

2019年 – 内閣総理大臣補佐官兼任。

※Wikipedia引用。()内は筆者。

今井尚哉は民主党政権では枝野幸男大臣の下で資源エネルギー庁次長だった

2011年には民主党政権下で経産省所轄の資源エネルギー庁次長を務めています。当時の経産省大臣は枝野幸男さんでした。政権の思想や好悪などの感情では動かない。国家の利益になることに集中する官僚らしい官僚と高い評価もあります。

写真は今井尚哉総理補佐官

外務省官僚だった佐藤優(まさる)さん(元・外務省主任分析官)が今井尚哉(たかや)氏を次のように語っています。

・・『佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」』に収録している文化放送「くにまるジャパン極」の放送内容(2020年3月6日)の一部抜粋です。現代ビジネスに掲載中です・・。

佐藤:まず、この今井尚哉さんっていう人ですが、言われているような「安倍さんの腰巾着」ではないと思うんです。

佐藤:彼は民主党政権のときにはエネルギー庁次長で、むしろエネルギー政策、原発再稼働のほうの人なんですけど、それに向けて、当時民主党のなかで同じ考えの人たちと一生懸命やっていた。あまり特定の政権と癒着するようなタイプじゃないんですね。そういう点で、あの人は国家主義者です。

佐藤:要するに、日本国家を第一に考える。だから、彼のアタマのなかにおいては「民主的な選挙によって選出された議員が国会で選んだ内閣総理大臣、これを全力を挙げて支える」と、そんな感覚だと思うんですね。国家安全保障局長の北村滋さんもそういう発想です。この2人はすごく似ています。

佐藤:政権を守るとともに混乱を防ぐための危機管理は、いろんな人と相談して時間が経っちゃうとできなくなります。総理が政治主導で個人──総理と今井さんで決める、全責任は総理が負う、そういう形でないとできないことなんです。

佐藤:ものすごい批判を受けるとわかりながらも、おそらく今井さんという人はその役を担っているんだと思いますよ。

佐藤:だから私の今井尚哉像というのは、その意味では報道されている姿とはだいぶ違っていて、官僚のなかにはそういう思いで仕事する人がいますし、私も北方領土交渉に従事するときはそういう思いでやっていましたからね。

佐藤:だから、あまりカリカチュアライズして、官僚はみんなゴマすりで自分の権力基盤を強めたがっているとか、偉そうにふんぞり返っていると見るのもちょっと違うと思います。そこまで日本の官僚ってひどくないですよ。

厚労省の医官たちも一生懸命やっているんです。しかし、こういった感染症の経験がない中で、率直に言って能力と経験の限界なんですよ。その限界を責めても意味がない。できる限りのことをそれぞれの分野の専門家が全力を尽くしてやろう、ということだと思うんですね。

佐藤:ミスや見通しの誤りがあったら、その検証は後でまとめてやればいいんです。今はとにかくこの危機を切り抜けることだと私は思うんですね。

————–

なるほど、なるほど、ですね。

以上です。

あ、追記です。首相官邸ホームページには今井尚哉氏のプロフィールなどが掲載されていますが、別枠で、

「一人ひとりができる新型コロナウイルス感染症対策は?」のページがありますが、

  • (1)手洗い。手指の洗い方が懇切に説明されていますが、
  • (2)普段の健康管理。  普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきます。
  • (3)適度な湿度を保つ  空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保ちます。

と記されています。マスクは付記「咳エチケット」に書かれているだけです。対策の中では項目になっていないのです。・・・と、いうことは・・・数々の医学論文、WHOの勧告、警告・・・マスクには予防効果はないという事実を押さえている。

わかっていてマスク2枚とは、なんなんだ?? なにか大勝負に乗り出す煙幕なのか??

能力と経験の限界の露呈でないことを期待します。

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