木村太郎氏、激怒。非常事態宣言を喜ぶのはいいが、筋違い。

木村太郎氏(82歳)が「早く死ね」「姨捨山か」と筋違いのお怒り。

ウイルス感染者は増えたほうが終息も早い。犠牲者は出ます。

・・・これ、免疫学の基礎の基礎ですが、ジャーナリスト木村太郎氏(82歳)はケシカランことを言うと怒っていました。

「年寄は早く死ねか」「姨捨山か」と。筋違いのお怒りです。

木村太郎氏は非常事態宣言を出せ、出せと言い続けてきました。保守系論客もコロナが怖いという感情には負けるようです。怖い怖いという感情の無理が通れば道理引っ込む、ですか。

非常事態宣言を急ぐ理由は「世界が・・」「アメリカが・・」という理屈の通らない話ばかりでした。コロナ対策本部がクラスター対策(集団発生防止)で日本のコロナ死者を10万人当たり0.05人という驚異的な低さに抑え込んできた事実は知らんぷり、無視です。

木村太郎氏ともあろうお方がなぜ? とは思いますが、コメントを残しておきます。

「日本はおかしい。日本はこれで済むわけない」

「日本は世界から見ても異常なことやっていた」

「世界では見られないようなことを平気でやっていた」

「クラスター対策にしてもクラスターもつぶせないような分からない人が増えた」

「非常事態宣言、経済界も出してくれと言ってる」

いずれも感情の迸(ほとばし)りばかりです。

日本の事実に基づく論理はどこにもありません。

トランプ勝利を事実直視で予測した木村太郎氏がなぜ? 残念です。

前のアメリカ大統領選挙ではヒラリー・クリントン圧勝の予測報道ばかりの中でトランプ勝利を予測したあの事実直視の姿勢に感動したのに・・・残念です。

フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜後1・45)では、このようなコメントを発しておられます。

「新型ウイルスって言っても、季節性の、流行性の感冒とそんなに違わないじゃないかって。インフルエンザで年間1万人も関連で死亡しているんだから、それが多少増えたって、それは大した問題じゃないんだいうことだったですよね。そのために国民の大きな生活が犠牲になるのは、いかがなるものか。そうだったでしょ」

「インフルエンザに毛の生えたようなもんじゃないか、年寄りが何人か死んでもしょうがない…これはね、ちょっと僕は許せないな」

反論してきます。

・新型ウイルスと言っても、季節性の、流行性の感冒とそんなに違わない

・・・これは事実です。日本での死亡率をよく見てください。10万人のうち0.05人。イタリアの440分の1に抑え込んでいます。

参考記事 コロナ死亡者・韓国は日本の8倍、アメリカは日本の30倍!

・インフルエンザで年間1万人も関連で死亡しているから、それが多少増えたって、それは大した問題じゃない・・・

大した問題じゃないは、語弊があるかも、ですがこれも事実です。死亡者が出ない終息はないというのも事実です。

インフルエンザ死者も日本では急減しアメリカ増加の逆現象が起きている。

図表は、インフルエンザも日本では急減している事実を示す

2019年末から2020年初頭にかけてインフルエンザ感染者が一年前との比較で6割という事実もあります。日本では減少しています。アメリカは増えています。

・年寄りが何人か死んでもしょうがない…これはね、ちょっと僕は許せないな。

・・・死んでもしょうがないとは誰も思いませんが、新型コロナウイルスが高齢者の死亡率が高いのは、これも事実です。

週刊新聞2020年月26日号掲載のジャーナリスト石高健次(いしだかけんじ)氏のレポートに登場する免疫学の権威奥村康順天堂大学特任教授のコメントはこうです。

「新型コロナウイルスは、通常の季節性インフルエンザと比較すれば、そんなに恐くないかもしれません。だいたい1週間で抗体ができ、快方に向かう一般的なウイルス疾患のようです」

「心臓や腎臓などの病気を患っていたり抗がん剤治療中だったりする人は免疫力が下がりがちです。また高齢で低い人もいます。そういう人は、体にウイルスに対する抗体が出来るまでに重症化してしまうことがあるのです。また、健康な人の中にも100人から200人に1人、免疫力の低い人がいます。1年に2度も3度も風邪を引く人がいるでしょ。そういう人も気を付けなければならない」

・・・免疫力が最高の治療効果をもたらす事実。

「普通に健康な人は十分高い免疫力を持っています。人類が幾多の細菌・ウイルスと戦い、長期間かけて獲得したものです。強いて言えば、くよくよしない、悪いことが起きても自分を責めてばかりいないなど、精神的なストレスを溜めないこと。狭いところに閉じこめられるのも大きなストレスになります」

・・・悲観的な感情に浸っていては免疫力が低下するのも事実。

「封じ込められれば幸いですが、今回、それは無理でしょう。止めることが出来ない結果、ウイルスがいきわたり、症状が出ない人、軽症で済む人、重症にまでなる人が出きって、終息に向かうのです」

感染者が増加をしないと終息しない。事実です。

感染者が日々に増えるのは・・・やがて終息に向かう前提でもあるのです。集団免疫とは、そういうものであるのも事実です。木村太郎氏はここが気に入らないと怒っているのですが・・・。事実を直視する圧倒的なパワフルな実証力を復活させてください。お願いです。

木村太郎氏は、こんな素敵なツイッターを発しておられます。非常事態宣言が決まって胸のつっかえが取れたせいかもしれません。

今の時代は、終わりの始まりなの。

新しい時代の幕開けへなの。

これから光り輝く時代に進んでいくの。

でもね、その前に体験し経験し学ぶ必要があるの。次のステージに行く前の試験が今なの。

日本人はね、優秀な成績で次のステージに進む才能があるの。

今が勝負の時だよ。今が踏んばりどきだよ。

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