小池都知事が過労入院で支持率アップの理由は?

や、やや!びっくりです。過労入院中の小池都知事の支持率がアップしています。朝日新聞調査だけでなく読売新聞調査でもアップです。その理由を探ってみます。

仮に、もしも今、菅義偉首相が過労で静養入院したら、こうはゆかないでしょうね。G7で疲れたから・・・なら辞めろよ、となりかねません。しかし小池都知事(66)は逆に入院後に支持率が急に上昇したのです。

小池都知事

写真:小池都知事

小池都知事入院で支持率アップは不思議なのか当然なのか?

朝日新聞調査では、

小池氏支持率57%、五輪対応評価割れる 朝日世論調査 2021年6月28日

26、27両日に実施した東京都民を対象にした世論調査では、小池百合子知事の支持率は57%で、昨年3月の前回調査(50%)よりも上がった。一方、不支持は27%(前回25%)だった。新型コロナウイルス対応などで露出度が上がった分、支持傾向がより明確になった形だ。

読売新聞調査では、

読売新聞 根強い小池都知事の人気、五輪批判層の支持で都民ファに勢い…読売世論調査2021/06/28 0

公務を離れている都民ファ特別顧問の小池知事の支持率は59%で、前回調査(5月28~30日)の57%から、ほぼ横ばいだった。前回は知事支持層の投票先で最も多かったのは自民の29%で、都民ファは19%にとどまっていたが、今回は都民ファ26%、自民26%と並んだ。

小池都知事の支持率急上昇は不思議なのか、それとも当然なのでしょうか。今回のこの現象をシニカル(冷笑的)ではなく冷静に分析してみます。小池都知事へのリスペクト(尊敬)な部分もふくめて述べますね。

小池都知事入院は過労への同情感情がおきた!特に女性からの。

Yahooリアルタイム検索にはこのような声が。

批判ばかりしてるジャーナリストと比べたら 百合子は最前線で 休む間もなくよく働いてると思うよ(笑) ジャーナリストは 批判しかしてないくせに恥ずかしくないのかねw

小池百合子知事の功績は、舛添要一の朝鮮優遇策を撤回させた知事であり、朝鮮総連に対する1兆円規模に上る「日本国民の税金資金」の流れを国会で追求した方です。

ペットロスの中 頑張ってるから その同情票が加味された。

まぁ小池さんは安倍さんと違って真面目だし真剣だから安倍さんみたいな仮病は使わないもんな‥、ホントに体調が心配だわ

五輪関連の不手際は「政府の責任」で 「無観客開催」をすすめようとしている 小池百合子知事は悪くない・・・みたいな 認識なのかしら。

シニカルに金銭疑惑逃れ(テクノシステム)などと騒ぐ人はいません。人柄の得(とく)なのかもしれません。

ヤフコメ欄には、小池さん確かに批判されることもありますが、1人の女性の大先輩としては尊敬してます。また元気な姿を見せて欲しいです。と、女性層の支持多い女性知事の強みもあります。尊敬している女性(小池都知事)への女性からの支持には、日常生活で疲れがちな女性からの過労入院へのシンパシーがあるようです。

小池都知事は都民の命を守る取り組み優先を評価している

NHK 2020年7月8日特集記事
なぜ 東京都民は再び小池を選んだのか

この記事の中で明治大学の青山佾(やすし)名誉教授が読み解いています。青山佾名誉教授は都庁に36年間勤め、石原慎太郎知事時代には副知事でした。

多くの人が新型コロナ関連の政策や豪雨対策といった都民の命を守る取り組みを求めていると指摘し、「新型コロナは目の前の危機であり、それへの対策に取り組んでほしいというのは当然だ。また、去年の台風19号では、海抜ゼロメートル地帯が広がる江東5区(墨田区、江東区、足立区、葛飾区、江戸川区)で広域避難が課題になるなど、防災への関心も高い。都民は安心や安全のための対策を望んでいることがうかがえる。

小池都知事は「対立」避けて、黙っておくほうが有利と判断。

やや批判的な論調ですが、小池百合子に清き一票を投じてしまう「普通の人々」はどこにいるのか」と、PRESIDENT Onlineで石戸 諭氏(記者/ノンフィクションライター)が2020年の都知事選挙後に次のような指摘していました。

今回の選挙戦で小池は徹底的に他の候補者と並ぶ機会を絞った。ここにポイントがある。新型コロナ対策で連日テレビに出ており、圧倒的な優勢は伝えられていた。下手に討論をして失言するくらいなら黙っておいたほうがいい、と判断したのだろう。

何度かあったウェブ討論でもよく聞けば疑問しか膨らまない抽象的な答えを返すか、積極的に沈黙を保つだけだった。ポピュリストであるがゆえに、小池は自身が「腐敗した政治家」になることを恐れ、「対立」を避けることで、他候補者のエネルギーを奪った。

都知事として「職務を全うしている」という雰囲気を作り出す。

まとめ

都議選投票日(7月4日)までは小池都知事は「黙っていたほうがいい」と2020年都知事選挙の策を踏襲したのかもしれませんね。しかし一般、普通の人々はそこまで考えません。過労で入院とは、可哀想、お疲れさま・・・静養なさって、また元気なお顔を見せてください。と、いうことだと思われます。

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