写真:尾道市立美術館
尾道市立美術館からのお知らせです。2020年6月2日(火)~6月14日(金)消印有効 で有名ニャンコのグッズ予約申し込みを受付中です。コロナ緊急事態宣言解除に合わせた、ほっこりするお話です。
尾道市立美術館が「猫まみれ展」で話題になったのは3年前です。
2017年3月でした。会場には、歌川国芳の浮世絵の中の猫や、レオナール・フジタ(藤田嗣治)ら近現代美術の巨匠たちが描いた猫など、約240点が展示されていました。
この展覧会場にホンモノの黒ニャンコが入場しようとして、
「お客様、困ります!」攻防にほっこり^^)
警備員さんの脚のつっぱり具合がいいですね。黒革靴のインサイドエッジ(親指から踵までの内側ライン)が効いています。白い手袋が・「ね、ダメなの、ね、はい、お帰りください、ね」と話しかけています。ご近所の黒猫 ケンちゃんです。にゃぁ、ほんじゃね、またくるから・・・で、また来るのでした。
「にらみ合い―突撃―防御―再突破―捕獲―お見送り。本日も近所の黒猫と警備の方の攻防がありました。特別展『招き猫亭コレクション―猫まみれ』なので入館を許可したいところですが、作品保全のため、丁重にお帰りいただきました」・・・美術館Twitter。
いいですね、こういう雰囲気、好きです。
美術館の玄関あたりは黒猫ケンちゃんのテリトリー(縄張り)です。約1年半後の2018年10月。今度は茶トラの「ゴッちゃん」が入ろうとして同じ警備員に抱きかかえられ、優しく外に出される姿が話題になりました。
ゴッちゃんは野生ネコです。最初はケンちゃんとゴッちゃんはにらみ合いの緊張関係でしたが、すぐに仲良くなりました。
ゴッちゃんもケンちゃんとおなじように美術館に入場したがります。ああぁ、ダメだから、ね・・例の警備員さんが例によって、お帰りいただくよう、お願いします。
うん、うん、そう、わかった。それで・・ゴッちゃんは警備員さんの話を聞きます。でも、体はそのまま動きません。仕方ないので、よっこらしょ。ね、入らないでね。
野生ネコですが、甘えたのゴッちゃんです。
そして半年後、2019年5月、「ゴッちゃんを我が家で引き取りたい」というニャンコ大好きな方が現れました。引き取られる2日前に美術館員が撮った動画です。別れがわかっているようなケンちゃんとゴッちゃんです。
ああ、ほっこり、そしてジンとくる、お別れです。
https://twitter.com/i/status/1138213529524162560
動画再生しないときは右↑上角のTwitterマークをクリックしてニャン^^
黒猫ケンちゃんは今も美術館の前にきては中の様子をうかがっているそうです。
【おまたせしましたーーー!!!】Ken and Go ぬいぐるみ抽選予約について
大変お待たせいたしました!「Ken&Go」のぬいぐるみの販売を開始します。
倉敷市立美術館では期間限定で「ケンちゃん」と「ゴッちゃん」のぬいぐるみの販売予約申し込みを受付中です。