勝ち負けよりも試合っぷりがなっていない、なでしこジャパンです。勝負ごとですからメンタルもフィジカルも強くなくては負けます。ぼくはサッカーボールを蹴ったことのないド素人です。でも勝負事は好きなので観てしまいましたが、観ていて「メンタルがなっていない」とイライラくる英国戦1-0の敗退でした。
最大の原因はメンタルです。
かつてなでしこジャパンの黄金時代を築いた澤穂希さん(42)の苦言全文は、こうです。
勝ちたい思いあった? なでしこジャパン英国戦敗退
写真:現役時代の澤穂希選手
あえてチームのために、厳しく言いたい。カナダ戦の修正は出来たか。それは? 勝ちたい、失点をしてはいけない、そういう思いがあったか。全体的に運動量もアクションも少なかった。この試合にかけている思いが、全く伝わらなかった。高倉監督になってから積み上げてきたものが、この大会で出ているか分からない。無駄にならないように、持っている力を全員が出してほしい。
失点の場面も、防げたとは思う。得点したホワイトは高さがあるからクロスも上がってくる。クロスをさせないためにスライディングはあったのか。GK山下とMF中島が交錯。どっちが競り合いに行くのか、声は出ていたのか。周りも声をかけていれば、相手の得点は防げていたと思う。
守備に工夫が必要。CBが持ち運べば、相手も来るから間が空く。淡々とボールを回すだけでは、相手は守備がしやすい。自分たちがやられて嫌なことをしないと。連係連動もバラバラ。前が行っても、後ろが付いていかない。私だったら前からプレッシャーを与え、少しでもコース限定させる。それが見えない。
その中でMF杉田は良かった。守備でも、縦を切ったり、体の使い方がうまかった。真ん中でプレーした方が、チームとしても生きたのではないかと思う。
澤穂希
(日刊スポーツ・7/24)
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一般コメント欄にも・・・。
澤穂希の言う通り。勝利への執念が強くないと勝負にならない。
澤さんの言う通り。技術・体力・気力の全てにおいて相手が上。全くに勝てる気がしなかった。次戦に向けて修正するとか言っているけど、修正も何も前戦と今日の試合が実力でこれ以上良くなりようが無い感じです。世界で戦えるなでしこはどこへ行ってしまったのだろう。
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澤さんの言う通り。
選手たちは一生懸命頑張っているんだろうけど、「勝ちたい、負けたくない」「絶対勝ってやる」とか気持ちがTVからは感じられない。
テクニック、戦術もあるだろけど相手より勝利への執念が強くないと勝負にならない。
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格上相手に先発を5人も替えるってやりすぎた感は否めないと思う。体調不良の選手を除きベストメンバーでそれでもダメなら諦めがついたのかもしれないです。
試合を見てて、単調でチャンスも少なくて全然面白くなかったです。
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澤さんが居たらもっと勝ちにいくサッカーだったんだろうなあ。
上野選手が居るソフトボールとは違いますね。
いつか監督として戻ってきて下さい!
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澤さんが現役でW杯優勝した時はノリオさんがフィジカルでは勝ち目ないから日本独自のパスサッカーをもたらし一時代を築いた。一方今の監督は中身がスカスカの何がしたいか分からないサッカー。力量の差だね
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いまでも2011.2012のアメリカとの死闘をビデオでみます。
死闘という言葉すら薄っぺらく感じる試合を戦い抜いた、あの伝説の両チームに勝者も敗者もいない。
では、今日は?
ただの敗者にすぎない。今日、久々に宮間の記事があった。
澤は監督はやらないだろうが、この2人がもう一度コンビを組んで、日本を引っ張るのを心から願う。
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澤さんのおっしゃる通りだと思うね。
チーム全体に勝ちたいと云う想いは、残念ながら感じることが出来なかった。
運動量が相手チームと違い過ぎていた・・・。
監督交代してからのなでしこジャパンのビジョンが全く伝わって来ないのが残念です。
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澤さんのおっしゃる通りですね。いまだに親善試合みたいな戦い方(監督の5人替えも含めて)。一試合の重みを全然感じなかったですね。ボールを持っている選手にも全然詰めていかないし、パスの精度もスピードもないし。
パスの出してもワンテンポ遅れるのでパスの受けてが撮る時にはもう相手に詰められていてカットされるか、体を当てられてロストと言うのが多かったですね。海外のフィジカルに対してボールを動かして対応してきたのがそれもできなくなって点差以上に何もできなかった様に思います。
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澤さんは立場上、監督批判しづらいし、後輩となる選手達へのダメ出しがしやすいのだとは思いますが、自らの戦術や戦い方をもって選手を選び、それを伝えていくのは監督の仕事です。
というか、それを自分で考えて実行し、他の選手をも動かせたのが澤さんの天才たる所以ですので…
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ボール保持した時に無駄な横パスが多く、スペースを潰される。2人目、3人目の動きだしが少なく、パスの出しどころの選択肢が少ない。フィジカルやスピードでも負けており、簡単にボールを取られる。初戦と何も変わらない負け。
要するに、勝負事の基本の基本・・・勝とうという気持ち、精神、メンタルが壊れているということです。コメント欄にもあったように、親善試合じゃないのですから、勝ちにゆく、相手が弱くても、相手が二度と立ち上がれないまでに潰すという執念がなかったのです。
なでしこジャパンが君が代斉唱で右手を左胸にアメリカへの忠誠を誓う意味は?
メンタルに関わることですが、試合前のセレモニーでなでしこジャパンの選手が「右手を左胸上部に当てる」アメリカの国民が行う「国家への忠誠の誓い」は止めてくれませんか? なぜそんなことをするのか意味不明です。むかしからずっとやってきた? そうなら、いい機会ですから、もうやめてください。他国の忠誠儀式をそのまま取り入れているとは・・!
世界でそのような非常識なケースは、なでしこジャパン、だけです。
写真:2018年8月アジア大会決勝で中国に勝利して優勝、なでしこジャパン
I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and to the Republic for which it stands, one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.
(私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います) ”
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%A0%E8%AA%A0%E3%81%AE%E8%AA%93%E3%81%84
誰が何のために始めたのかは問いません。もうやめましょう。
まとめ
なでしこジャパンが不甲斐ない結果しか出ない原因を「澤穂希さん」の苦言をもとに紹介しました。フジカル、メンタルともに勝負における「勝つ意欲」に著しく欠けているのです。
しかし、これもまた根本的出直しにはいい機会かもしれません。ダメなものはダメと徹底して改革し、再スタートしてください。