史上最年少V・笹生優花スウイング【画像】父親仕込み練習方法が凄い!

8歳の女の子が足に重りをつけて朝5時からランニング。史上最年少でゴルフ全米女子オープン優勝の笹生優花(さそうゆうか)さん(19)、練習方法がすごく強烈です。子どもは無料でプレー可のフィリピンのゴルフコースに連れていくと毎日毎日毎日、毎日、通いつづける。8歳ですよ。毎日飽きもせずに。おやつをねだりもしないで。

プロテスト合格が2019年。さあこれからの超新人が全米女子オープン優勝メジャー制覇です。

このタイトルって生涯の目標に頑張る選手がほとんどなのに・・・!! 日本人で全米女子オープン優勝は初です。19歳です。8歳からの11年間をおもい父、正和さん(62〕も泣き顔でした。

笹生優花 優勝

父親母親ありきでこの子ありですが、母親がフィリピン人なので優花ちゃんの国籍は現在、日本とフィリピンの2つ、いわゆる二重国籍ですね。オリンピックはフィリピンからの出場です。でも日本人でもありますからたのしみですね。

父・笹生正和

写真:父・笹生正和。

母・フィリッツ

写真:母・フィリッツ

注目は父親の指導です。それはは常軌の枠を超越した”巨人の星””虎の穴””空手バカ1代”・・いづれも梶原一騎原作アニメ・・もどきですが、すごいのは子の笹生優花がへっちゃらでこなして「プロになりたい」と言いつづけたんだ。8歳からだよ。8歳。

笹生優花の父正和指導の巨人の星トレーニングに潜入!

まず、これ見てください。18歳の彼女ですが、

オフのトレーニングに潜入!「笹生優花 世界No.1を目指して!」放送直前インタビュー

こういうことを8歳から始めたんだ。

父正和さん(62),えー11年前だから(51)のときだよな。フィリピン人のお母さんは21歳年下だから現在(41)当時(30)ですね。

ゴルフが大好きな正和さんのゴルフ練習場通いについていった優花ちゃんが、ゴルフの「プロになりたい」、と宣(のたま)ったそうだよ。ぶっ飛んでいるよね。アタシもゴルフしたい。・・が普通だよね。

8歳の子に父はこう言って反対した。

「プロになるには、ほかのことを全部あきらめないとダメだからね。楽しいことはまだあるのに、プロを選ばない方がいいよ」

で、優花ちゃんは なりたいなりたい と泣いた。

笹生優花全米オープン制覇のポーラ・クリーマーを目指す。8歳の時!

なんだろうね、すごいね。前世とか過去世でプロゴルファーだったとか。んなことはないのか、あるのか。でも8歳の女の子だよ。8歳の女の子が全米女子オープンを制したポーラ・クリーマーにあこがれたそうだ。あなた、8歳のときに何してた?

その優花ちゃんが今回の全米オープンVでポーラー・クリーマーの最年少Vの記録を塗り替えたのさ。

ポーラ・クリーマーは、アメリカ・カリフォルニア州マウンテンビュー出身の女子プロゴルファーである。2005年5月第3週の「サイベース・クラシック」で米国女子ゴルフツアー最年少優勝記録を樹立するなど、女子ゴルフ史上最年少で獲得賞金100万ドルを突破した若手スター選手である。

(Wikipedia)

ポーラー・クリーマー

写真:ポーラー・クリーマー

おお、べっぴんさん! 話、元へ笑。スイングが笹生優花ちゃんとそっくり、というか・・ポーラー・クリーマーさんの影響を受けたというほうが正しいのでしょうね。ほら、

先ずは優花ちゃんのスイング、ドライバー。

【令和の女性版マキロイ、規格外ドライバーの秘密】笹生優花「飛ばしの秘訣、全部教えます!」第1話

次、ポーラー・クリーマーさん↓

ポーラ・クリーマー Paula Creamer【ANA Inspiration 2017】

ね、そっくり。右、左の体重移動なんかも。これで260ヤードはぶっ飛ばす。ぼくだと・・ゴルフショップやってたときで最高で240ヤードか、いまだともう20年間ゴルフやっていないし右や左の旦那さま~で前へゆかないはずです。0ヤード。あ、失礼、話、元へ。

(注:1ヤードは90センチ。野球場だとライト、レフトの塀が100メトル・・110ヤードくらい)。

二人に共通しているのは女子とはおもえない足腰の強さを使っていることですね。笹生優花さんの場合、この下半身の強靭さこそが父・正和さんの巨人の星・特訓成果なんです。

基本は絶対、甘やかさない、苦労はさせるもの。

もちろん可愛い可愛い目の中に入れても痛くない娘だけれど、泣きの涙こらえて七難八苦を与える。それが娘の人生を実らせる。ところが娘、優花ちゃんの方はそれを七難八苦とはおもわず嬉々として取り組んだのですよ。「プロになりたい」から、嬉々と。ん~、まいった。

学生時代に柔道や剣道、空手をやっていた正和さんは「下半身と背筋が弱いと何をやってもダメ」と下半身強化から着手した。朝起きると両足にそれぞれ250gの重りをつけて、寝る時に外す。半年後には500g、1年経つと1kg、1.5kgと徐々に重さを増していった。

自身もゴルフはシングルハンデの腕前だったが、ブッチ・ハーモンやデビッド・レッドベターをはじめに数々の技術書を読みあさり、その中から娘に適していると思われるものを伝えていった。 「毎回、同じところにシャフトが降りてこないと、真っすぐ打てない」という信念から、大きな鏡を購入して、その前で1日最低1時間の素振りをさせた。鏡には正面から見たトップでのシャフト位置と、横から見たダウンスイングのシャフト位置にテープを張り、毎回同じところを通すように指導した。同時にメトロノームで4拍子を刻みながら、1、2拍目で上げて、3拍目はトップで一瞬間を作り、4拍目で下ろしてくるというリズムを身体に刻み込んでいった。

(GDO ゴルフダイジェスト・オンライン)

・↑ 8歳ですよ、小学2年生の女の子が足に重りをつけて毎日、寝るまで。

・・・・・・・・・・・・

笹生優花は子どもの頃、どんな練習をしてきたのか。聞けばまさに“虎の穴”だ。

スポーツライター・金明昱(キム・ミョンウ)さんによると、

「基本的にはランニングと下半身強化のトレーニングです」

 2度目に出会った昨年9月。都内某所の練習場所に案内してもらったのだが、女子選手がこなしていたとは到底考えられない器具と練習内容を聞いて驚かずにはいられなかった。

そこには強度がそれぞれ違うゴムチューブが何本もあった。8ポンド(約3.628キロ)のメディシンボール、素振りバットなども置かれていた。

「ゴムチューブで腕を鍛えたり、メディシンボールは互いに投げ合います。素振りのバットはスイングですね」

実際にメディシンボールを持って共に投げてみたのだが、男性でもかなりきつい。バットは1200グラムで、フィリピンにいたころは100回振るのが毎日のノルマだったという。

さらに80キロのバーベルを担いでの下半身強化も怠らなかった。

極めつけはランニング。ただ走るだけではない。8歳の少女が250グラムのウェイトを両足につけて走るのだ。それも早朝5時から毎日である。

今は2キロに増え、オフになればさらに10キロもあるウェイトのベストを着用して走るのだという。これを筆者もつけてみたのだが、あまりにも重すぎてランニングしても数キロも走れないと感じた。

「私はこれを着用して、外に30分歩きます。そのあと50段以上ある神社の階段を駆け上がる。これを10往復するのがルーティーンなんです。ははは(笑)」

その言葉に絶句していると、さらっと笑いながら言ってのける笹生の明るさに救われたのを今でもよく覚えている。

アニカの記録に迫りたい」
少し考えて何を話すのかと待っていたら、とんでもないエピソードが出てきた。

「これを着てからスクワットもやるんですが、最高で2500回やったことがあります」

普通なら途中で投げ出してもおかしくない。それに父の正和さんも、自分の娘にこんなことをさせていいものかと半信半疑な時もあったという。

「日課をこなせなかったら、ゴルフをやめさせるつもりでした。でも全部ちゃんとこなすんです」

これを14歳まで毎日続けてきたのだという。強靭な肉体と下半身作りは、決して無駄ではなかった。

(金明昱)

↑ 10キロのベスト着用で50段の階段を10往復!!!スクワット2500回!!!

目標、アニカ・ソレンスタム!!!(米女子ツアー通算72勝、うちメジャー10勝)!!!

フィリピンだと子どもは無料でゴルフコースを使える

笹生優花ちゃんは小学3年で「プロになりたい」のでフィリピンに移住します。なぜか?

「日本は(プレー代が)高いので、フィリピンのゴルフ場メンバーに知り合いがいて、向こうは子どもは無料でできるから、試しに連れて行って1カ月くらい毎日ゴルフをさせたんです。普通、子どもだったら飽きて帰りたいとかってなるけれど、腹が減ったとも言わないでずっとやっている。毎日やっていたから、本当に好きなのかなと思って3年生になるときに(フィリピンに)転校したんです」

(GDO/ゴルフダイジェスト・オンライン)

まとめ

父が与える七難八苦をへっちゃらで乗り越える。8歳、ゴルフコースでプレイさせると毎日毎日やりつづける。飽きずに、毎日、毎日、8歳で。

高校(三重県賢島の代々木高校〕も大学(米国・ジョージア大学)も「ゴルフ」環境がいいかどうかで決めました。勉強よりゴルフ、ゴルフ!! はっきりしています。

やはり前世とか過去生とかでプロゴルファーとの縁(えにし)があったのか、どうか、ふしぎな優花ちゃんですね。

現在19歳で賞金獲得額はすでに通算で2億円近くですが、そんなお金の多寡でゴルフをやっているのではない強さが彼女をさらにさらに強く強くするでしょうね。

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