北方領土で日本と共闘とゼレンスキー大統領・四島にウクライナ人住民

なぜ「北方領土返還デモ」がウクライナで行われるのか……ゼレンスキー宇大統領が日本との共闘をあらたに宣言しました。拍手です。大賛成です。北方四島にはウクライナ人住民が居住しているとは知らなかった。

安倍晋三とゼレンスキー

↑この写真は2019年。大統領になったゼレンスキー氏が訪日した当時のもの。安倍晋三氏のご冥福をお祈りします。安倍晋三氏の撒いた種がここにも在ります。

2022年3月23日に行われたゼレンスキー氏の日本演説には野党れいわなど一部が反対した。

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・北方領土関連大統領令発出 ・最高会議で北方領土決議採択 ・ゼレンシキーの国民と諸外国に向けた今回の決定に関する動画メッセージ という、多分これ以上はない徹底して高いレベルでの立場表明。

そして、とてもタイムリーに、倉井前駐ウクライナ日本大使の連載最終回が、なぜウクライナの人々が日本の北方領土問題を支持するのか、という内容。また、日本がウクライナのために行うべきことへの提言もある。多くの対宇支援を実現してきた前大使ならでは現実感ある内容。

なぜ「北方領土返還デモ」がウクライナで行われるのか

なぜ「北方領土返還デモ」がウクライナで行われるのか……日本は思いにどう応えるべきか
前ウクライナ大使が日本に問う「覚悟」#3(最終回)
2022年10月08日 梶原 麻衣子 ライター・編集者 https://sakisiru.jp/37049
前ウクライナ大使の倉井高志氏に聞く「ウクライナ問題」

――倉井さんの新著『世界と日本を目覚めさせたウクライナの「覚悟」』(PHP出版)を読んでいて、実は最も驚いたのは、ウクライナの若者が北方領土の日に当たる2月7日に、ロシアに対する「北方領土返還要求デモ」を行っているという事実でした。

ウクライナも日本もロシアに領土を奪われたという思い

【倉井】私もウクライナに赴任して初めて知り、大変驚きました。2月7日になると、若者たちがウクライナ外務省と、在ウクライナのロシア大使館前で抗議活動を実施します。人数はそれほど多くありませんが、おそらくウクライナの人たちからすると、「ロシアの西の国境に接しているのは自分たちウクライナ、東の国境に接しているのが日本であり、両国ともロシアの軍事行動によって領土を取られ、領土問題で今もロシアと争っている」という思いがあるのでしょう。「同じ境遇に置かれている」「だからこそ、日本と協力すべきだ」という気持ちがあるのです。

実は北方領土の住民にも、ウクライナ系の人たちがかなりいます

【倉井】沿海州を含むロシアの極東には、ウクライナ系の人々が多く住んでいます。ごく少数、農奴解放の時期に自ら移り住んだ人たちもいるようですが、多くの人たちは主にスターリン時代の強制移住によって東に移動させられた人たちです。実は北方領土の住民にも、ウクライナ系の人たちがかなりいます。

注:倉井高志(くらい・たかし)
元外交官。前ウクライナ大使。京都大学法学部卒業後、1981年、外務省入省。外務省欧州局中東欧課長、外務省国際情報統括官組織参事官、在大韓民国公使、在ロシア特命全権公使、在パキスタン大使を経て、2019年1月から2021年10月までウクライナ大使を務め、同月帰国。著書に『世界と日本を目覚めさせたウクライナの「覚悟」』(PHP研究所)

まとめ

ロシアのプーチンは核使用をほのめかすという禁じ手を使っています。ウクライナが核を持っていないからです。日本も核を保有していません。非核三原則などの旧い呪文はもはや何の効果もありません。ウクライナと日本との共通課題です。

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