佐々木茂良校長の『富士山』をバテずに登るコツ。ガールフレンドを思い出す!

年間100回以上は富士山に登頂

年間100回以上は富士山に登頂してこられた『まいにち富士山』(新潮新書・2011年6月初版)著者の佐々木茂良(ささきしげよし)元校長先生です。

バテずに登るには・・・

「昔、好きだった女の子を思い出す」
「お金持ちになると念じる」

わ♪ コ、校長センセ♪ いいですね♪

そんな校長先生の学校の生徒になりたいです。

佐々木茂良元校長先生の富士山初登頂は64歳です。それまでスポーツ経験は皆無、登山も遠足のみの経験しかなかった・・・。

おどろきです。

一貫して教職に就いていた佐々木茂良さん

佐々木茂良さんの学歴、経歴は・・・。

1940年(昭和15年)岩手県生まれ。
1963年 弘前大学卒業。
1969年 立正大学大学院修士課程修了。
1970年 神奈川県で中学校教諭(国語担当)。
1990年 神奈川県で養護学校校長。
2001年  神奈川県立歴史博物館 非常勤職員
2005年  神奈川県秦野市選挙管理委員

数年前には、富士宮ルートで佐々木さんをお見かけしたことがあります。恐れ多くてお声がけできませんでしたが、このルート標高差1350メートルを佐々木さんは平均2時間40分で登る(上掲同著32P)! 速いです。最短記録は2時間07分! びっくりです。最短で行くと翌日に疲れが残るので、まいにち富士山のためには2時間40分がちょうどいい。

う~ん、すごいです。一般標準タイムは、

高度の影響も入れて5時間~6時間のルートです。ぼくは4時間かかります。現役の山岳会員、山岳部員の当時で3時間ほどです。

スポーツ歴も登山歴もなく、64歳からの富士山でこの速さです。

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「運動選手だったわけでもなく、他の山への登山経験もほとんどありませんでしたが、志をたてて努力を重ねれば、思いは叶うものだということを実感しました。「やればできる」、「事をなそうとするときに遅すぎる決断というものはない」、「思い立ったときが吉日」だと思っています。」(講演依頼・com 佐々木さんのコメント)

「大きく背伸びをして、なんとか辿りつけそうなところに目標を設定することが肝心です。気力・体力のちょうどよい組み合わせ方について、いつもイメージトレーニングしておくことが重要です。一歩一歩を確実に積み重ねていくことでしか山頂に辿りつく方法はありません。」(上々・・佐々木さん)

「養護学校の教員としてハンディのある子どもたちに接して、人生観が変わるほどの大きな学びを得ました。何事も試みてみることに意味があります。あれは無理、これも無理と行動する前からあきらめてしまうのは間違っています。」(上々・・佐々木さん)

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いきなり富士山は無理^^ でも塔ノ岳大倉尾根でのチャレンジから見習うという手もあるかもしれません。このブログ「丹沢塔ノ岳大倉尾根のきつい登り体験・・」で書きましたが、標高差1200メートル、高度影響のない大倉尾根でも2時間そこそこで歩き登れる人は少ないのです。休憩ほとんどなしの早歩きで2時間半ほどかかります。

しかし、せいっぱい、という限界の壁をつくってしまってはいけないのかもしれません。佐々木さんは64歳からの登山歴です。ぼくは高校生の頃から山に登っています。手術後の体調回復のおりには佐々木茂良元校長先生を見習い、追いつく努力をしてみたい!

佐々木さんは2020年には80歳になられる

佐々木さんは2020年には80歳になられるはずです。2019年8月15日のWebニュースサイト「デイリー新潮」で富士登山装備について述べておられます。

・サングラスと日焼け止め。
・濡れタオル(頂上で首や顔をぬぐう)。
・麦茶2リットル。
・一口チーズ、レーズン、一口羊羹、ピーナッツ、飴玉、速効性のあるアミノ酸を含むサプリメント(登山服のポケットに入れておく)。
・マジックテープ(登山靴が破れたり靴底が剥がれた場合の応急修理)。

なるほど実戦的、実践的な必携品ですね。

でもでも、ちょっと待った。これって『まいにち富士山』の本に掲載されているのとまったくおなじですよ~~。文章もおんなじではないですか。デイリー新潮編集部さん、佐々木さんが語ったふうを装って記事にしましたか・・・というのは早とちりでした。すみません。記事の前文に断り書きがありました。

—佐々木さんの著書『まいにち富士山』には、素人にも役立つ装備に関する章がある。以下、同書より引用しよう。—

インタビュー記事ではなかったのです。
ぼくが妙なこだわり方をしたのは佐々木茂良さんの近況を知りたかったからです。2017年8月18日号の「タウンニュース秦野版」には77歳の佐々木さんとしてコメントが載っています。80歳になられる佐々木さんに興味が湧いてくるではないですか。タウンニュース秦野版では、

88歳までは登り続けたいと、次の夢に向かって

88歳までは登り続けたいと、次の夢に向かって今日も富士山を目指す。・・・と紹介されています。

しかしWeb上では2018年8月27日に「1404回登頂」,以後は腰痛で「山はお休み」していますという佐々木さんの状況を伝える記事がありました。(富士山ブログ・https://blog.goo.ne.jp/fuyokasei/e/017b9e0ae7930ec9b7e6a5820c53fc6b)・・・うーん、そうだったのか・・・。わかりました。これ以上お知りになりたい方はシーズン明け以降に富士宮ルートの宝永山荘(焼きそば、ラーメンが好評)ご主人、渡井正弘さんに聞けばわかると思います。望む、佐々木さんの復活を!

それでは、また。

あ、あ、肝心要なことをまだ書いていませんでした。

冒頭に少し紹介した『まいにち富士山』を登ってもバテずに登るコツの詳細です。Webニュースサイト・デイリー新潮を真似て・・・佐々木さんの著書『まいにち富士山』には、バテずに登るコツのページがある。以下、同書より要約しよう。・・・

まとめ

95ページです。
登りの難儀さを少しでも減らせないか、忘れられないか。あるいは、速く登れる方法がないものか。これを考え続けるなかで、私はこんなことも試してみた。

・話題になっているアスリートやスーパーマンを思い浮かべて登る。
・昔好きだった女の子をイメージする。
・この一歩一歩でお金持ちになると念じる。一歩ごとに心の中でつぶやく。お金持ちの「オ」で一歩、「カ」で一歩、「ネ」で一歩・・・とリズムをとる。
・年金が増えて欲しい願望をこめて、「ネ・ン・キ・ン」と一歩一歩唱える。
・妻の名前を吟じたこともあったが、これはやめた方がよい。ものすごく疲れた。私だけの現象かもしれないので存分に試みてください。
・次から次へと欲しいものを考え続ける。

96ページには・・・
・最も効果的な方法を書こう。声を出さずに一、二、三と、一〇まで数える。これを繰り返す。効果があるから試してみてほしい。

↑ これらを早速、住まい近くの坂道と70段の階段(5階建てビル相当)の走り登りで試みました。ぼくは登りには弱いのです。下山は一流登山家なみに速く“下山家”と称していたこともありましたが、登山はやはり山登りです。佐々木元校長先生を目標に、頑張ってみました。たしかに、効果あります。すごいです。

ぼく流儀にアレンジを一つ・・・絶世の美女神様、富士山ご守護神の「コ」「ノ」「ハ」「ナ」「サ」「ク」「ヤ」「ヒ」「メ」で試してみましたら、最高!! でした。ま、佐々木元校長先生の10まで数えるのがリアルっぽくて一番のお奨めです。

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