JBC内紛が遠因・井岡一翔は大麻疑惑発表に抗議ガンバレ井岡

日本ボクシングコミッション(JBC)の井岡一翔選手(34)への意地悪です。

なぜ試合直前、世界タイトル戦2日前にJBCが・・・昨年2022年12月末に行われた試合後の薬物検査の結果を発表したのか・・・疑惑だらけです。発表したJBCの安河内剛(64)・本部事務局長がらみのJBC内紛トラブルが遠因ではないか?

最初にお断りしておきます。このブログでは井岡のタトー(入れ墨)で井岡批判をいたしましたが、今回はJCB批判です。

参考記事:井岡一翔は脇腹と左腕のタトウをわざと見せJBCと喧嘩?
2021/1/9

JBCの意地悪、順を追って解説します。

井岡側は怒り 昨年末のJBCの大麻成分を今、発表

いま

写真:井岡一翔

井岡側は怒りの声明 JBCの大麻成分の禁止物質検出発表 24日世界戦直前「困惑とともに疑義を有さざるを得ない」潔白強調
6/22(木) デイリースポーツ

JBC(日本ボクシングコミッション)は21日、元4 階級制覇王者の井岡一翔(34)=志成=が、2022年12月31日開催のジョシュア・フランコとの「ボクシングWBO・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦」時に行ったドーピング検査の結果について、尿検体から禁止物質、大麻成分のTHCの代謝物であるTHC-COOH(Carboxy-THC)が検出されたと発表。ただし、世界ドーピング防止機構(WADA)の基準によれば、尿中THC-COOH濃度の閾値は150ng/mL、判定限界は180ng/mLとされており、尿検体のTHC-COOH濃度がこれを超えるものではなかったことから、JBCは、井岡選手が、本試合においてドーピング禁止を定める日本ボクシングコミッションルール第97条には違反しなかったものと判断したと発表した。

半年前の検査結果を世界タイトル戦の直前に、いかにも井岡側が動揺するようなかたちで発表する・・・意地の悪さ。

これを受けて、志成ジムは声明を発表。「ご承知のとおり、井岡は24日(土)に、フランコ選手との再戦を予定しており、その直前にこのような発表がなされることについては、当ジムとして、非常に困惑しているとともに、疑義を有さざるを得ません」と、憤りをつづった。

さらに「JBCの発表によりますと、JBCは井岡をドーピング防止について定める97条に違反しないと判断したとのことですので、当ジムとしても安堵しているところではありますが、それをこのタイミングで発表することの必要性があったのかについては疑問が残ります。なお、当ジムがJBCから1月4日の陽性との検査結果について通知されたのは5月26日に至ってのことであり、既に、フランコ選手との再戦は決定しておりました。

井岡については、2020年12月31日の試合におけるドーピング検査においても一部禁止物質の陽性反応が出たとのことで、倫理委員会において審議され、結論として、井岡には問題がなかったと判断されたことは、皆様の記憶にも新しいことと存じます。

井岡は、2022年12月31日の試合前において、THC-COOH成分が検出されるような大麻等の禁止物質を摂取も使用もしておりません。2年前に偽陽性とはいえ陽性と一度は判断されたこともあり、当ジムも井岡も、禁止物質の摂取については、常に注意を払っておりました。当ジムおよび井岡としては、今回も、井岡の潔白を証明していく所存です」と、潔白を強調した。

JBCの井岡への当てつけ発表に関しては、JBCの安河内剛(64)・本部事務局長が言い訳をやっています。

JBC発表はフランコ側への気配り、配慮

井岡一翔の大麻成分検出、JBCが説明 「井岡選手は検査とか方針に対して協力的」発表はフランコ側への「隠ぺい対策」
6/22(木) デイリースポーツ

日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛・本部事務局長は22日、都内で取材に応じ、21日に世界4階級制覇の実績を持つ井岡一翔(34)=志成=に実施したドーピング検査の尿検体から禁止物質の大麻成分が検出されたことについて説明した。大麻成分については、世界反ドーピング機関(WADA)の基準値を下回る微量のため、JBCは違反しないと判断。24日に予定されている、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ(東京・大田区総合体育館)は予定通り開催する。

検体は昨年12月31日に、今回再戦するジョシュア・フランコ(米国)と引き分けた同級2団体王座統一戦の際に採取された。検査結果の公表が世界戦直前になったことについて、同本部事務局長は、「専門性が高かったため議論に時間を要した」とし、複数の検査を行ったことを明かした。「このタイミングで(結果を)出すと(世界戦へ)いろんな影響があるというのは、わかっていた」とした上で、「興行後となると(今回が)再戦でもあるので、フランコ陣営から後で『知っていたら、なぜ言わないのか』と言われるかもしれない。できるだけ早くということになった。隠ぺい(とフランコ側に思わせないための)対策」と説明した。

井岡は2020年12月の試合で受けた検査でも大麻成分が検出されたが、JBCの検体保管に不備があり、違反は認められなかった。同本部事務局長は、今回について「井岡選手側はわれわれの検査とか方針に対して非常に協力的。同じ業界の人間として、訴訟がなんだという話しではなくて、淡々とやっていくという状況です」と話した。

井岡は昨年の大みそかの引き分け後にWBO王座を返上。今回は挑戦者として再戦する。21日のJBCの発表後、所属の志成ジムは「禁止薬物を摂取も使用もしていない。潔白を証明していく。このタイミングで発表する必要性があったか疑問が残る」と声明を出していた。

このタイミングで発表する必要性があったか疑問が残る・・・井岡サイドの怒りは当然です。

JBC(日本ボクシングコミッション)は日本人選手よりも相手選手側への配慮、気配りをしたというのです。J(日本)よりも協会内の内紛に発する自己権力の維持を優先した?

5年5カ月ぶり!安河内氏がJBC復職後初出勤

5年5カ月ぶり!安河内氏がJBC復職後初出勤
[ 2016年10月18日 スポニチアネックス

日本ボクシングコミッション(JBC)を懲戒解雇されたのは不当と訴え、6月に最高裁で勝訴が確定した前事務局長の安河内剛氏(55)が17日、復職して5年5カ月ぶりにJBCに出勤した。復帰後の職務権限を巡りJBCと協議中だったが、継続審議として復帰を優先。具体的な業務については今後、秋山弘志理事長と話し合う。
安河内事務局長は「JBCの抱えている問題を理事長と一緒に解決していきたい」と意欲を見せ、秋山理事長は「復帰したのだから仲良くやっていきましょうということ」と、わだかまりなしを強調した。また、東日本ボクシング協会の渡辺均会長は「最近停滞している国際関係の改善に期待している」と復帰を歓迎していた。

写真:右端が安河内JBC事務局長

Wikipediaには、安河内氏について、こうあります。

2011年5月10日、JBC臨時理事会において、1か月の休職扱いとなる。6月10日に復職。ただし、職務は、専務理事付事務局長代行補佐に変更。6月28日、JBC臨時理事会において、事務局員に降格となる。

2012年5月、JBCを相手取り、処分の無効確認や慰謝料500万円の支払いなどを求める訴えを東京地裁に起こす。6月15日、日本ボクシングコミッションから懲戒解雇処分となる。2014年11月一審勝訴、慰謝料30万円、解雇無効の判決。東京高裁は2015年6月、解雇を無効と認めた一審の東京地裁判決を支持し、JBC側の控訴を棄却した。2016年6月最高裁も上告を棄却し原告として三審とも勝訴。6月17日付で事務局長に復帰し、10月17日から5年5ヶ月ぶりに出勤し業務を再開した。

2022年11月1日より、JBC内のガバナンス強化のため、新設の特命担当事務局長として就任。

2023年4月1日、JBC理事に就任。同年4月10日、執行理事に就任

JCBも一枚岩ではないのです。さまざまな内側のたたかいが、選手をないがしろした公言となったのでは身を挺して命けずる恐怖ともたたかっている選手が気の毒です。

まとめ

井岡一翔選手へのJCB発表・・薬物違反容疑はあるが違反ではない・・は、支離滅裂です。井岡を叩けば世論は味方する・・軽薄そのものです。

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