今週の週刊誌 コロナウイルス国内死者3名でパニクるマスコミに言いたい

アメリカのインフルエンザ入院37万人、死者30,000人に平気なのはなぜか?

エボラ出血熱の致死率が50%、MERSの致死率約34%、SARSの致死率は約9%、湖南省で発生した鳥インフルエンザH5N1型がヒトに感染した場合の致死率は約53%。

いまパニクっているコロナウイルスの致死率は中国国内は2%、中国以外の国々では「0.2%」にすぎないのです。「すぎない」などと人名を軽んじてはいけない・・・でも。

さらに言いたい!

アメリカ疾病対策センター(CDC)は、昨年10月1日以降2月1日までの間に、アメリカ国内で合計2200万~3100万人がインフルエンザにかかり、来院は1000万~1500万件、入院件数は21万~37万人、死亡者は1万2000~3万人となったと推定している。

アメリカでインフルエンザ死者3万人です。

中国でのコロナウイルス死者は3千人未満(2345人)です。

どっちがより怖いですか?

怖い怖いと煽らない方が良いとは思います。怖がるというマイナス方向に気持ちが傾斜すると病気が近寄ってきます。ほら、言うじゃないですか、幽霊の正体みたり枯尾花^^病は気から、と。あ、あ、非科学的なと怒らないでください。

科学的な分析も実施されています。

大学の論文紹介広報なので専門的用語羅列になりますが引用します。

—————————————-

http://www.igm.hokudai.ac.jp/neuroimmune/index.html

病は気からを解明する分子心理免疫学の創生を目指す

—————————————–

PRESS RELEASE (2017/8/16) 北海道大学総務企画部広報課

〒060-0808 札幌市北区北 8 条西 5 丁目

TEL 011-706-2610 FAX 011-706-2092

E-mail: kouhou@jimu.hokudai.ac.jp

URL: http://www.hokudai.ac.jp

研究成果の概要

慢性的なストレスは胃腸疾患,心疾患などの様々な病気を悪化させることが経験的に知られていますが,その分子メカニズムはほとんど明らかとなっていません。

村上教授らの研究グループはこれまでに自己免疫疾患*1のマウスを用いて,地球の重力がふくらはぎの筋肉を刺激することで神経が活性化し,第 5腰よう髄ずい(L5)の血管から血液脳関門*2を超えて免疫細胞が集まり病気が発症する現象「ゲートウェイ反射*3」を報告しています。

今回の研究では,ストレスで神経が活性化されることで,脳内の特定の血管に免疫細胞が侵入し微小炎症が引き起こされる,新しい「ゲートウェイ反射」を発見しました。

この血管部の微小炎症は,通常は存在しない神経回路を形成して活性化し,消化管,心臓の機能不全を引き起こして突然死を誘導しました。

これは,ストレスが臓器の機能不全を引き起こす理由を示す世界で初めての発見であり,同じ程度のストレスでも病気になる人,ならない人の違いが脳内微小炎症の有無によって決まる可能性を示唆しています。

つまり,脳内の微小炎症を引き起こす病原性 CD4+T 細胞の数を調べることにより,ストレス性疾患へのかかりやすさを予測できる可能性があります。また,多発性硬化症*4では,病気が悪化すると治療法がまだない進行型になりますが,本結果は,その発症原因,今後の治療法の解明に大きな示唆を与える可能性があります。

さらに,認知症患者など他疾患で認められる脳内微小炎症の働きが,新規の神経回路の活性化を介して脳を含む臓器機能の不調を誘導する可能性も示しています。

————————————————

気に病むストレスで脳内に炎症が起き・・・突然死もあり得る

・・・怖い怖いと日々に「気に病み」続けると脳内にわずかな炎症が起こる。

微炎症を引き起こす原因は、免疫細胞である病原T細胞であるといわれている。この病原T細胞は、慢性的なストレスを与えられると、脳の特定部位に集まる性質を持ち、そこにごくわずかな炎症を引き起こす。

炎症が起こるとストレスをさらに強く感じ、胃や十二指腸をはじめとした消化器に炎症を引き起こすこともある。場合によっては心臓機能を低下させて突然死に到らせることがある。

・・・気に病み続けると脳内に炎症が起き、体の部位に炎症を引き起こす・・・ということのようです。

病は気から説を軽んじてはいけないのです。

自ら九死に一生を得られた体験をお持ちの松田育三医博お奨め「自己免疫力を急上昇させる方法」で健康回復を参考にしてください。

「お亡くなりになる・・」から生還したぼくへのドクターの言葉も書いています。

・・・そういえば・・・ぼくの絞扼イレウス診察打ち切りを告げた外科医先生に「この病院のホームページに再発防止の漢方薬があるとありましたが・・」と尋ねたら、あぁ、必要ありません。そんなものに頼らなくても、体が治しますーーーと。

さらに、1月お正月、風邪で一週間寝込んだあげく風邪薬の副作用で最後は救急車のお世話になったのですが、回復後にドクターはーーー風邪は気合で治す! 薬で治さない!ーーーとぼくにアドバイスしてくれました。・・・これって一ヶ月遅れていたら新型コロナウイルス感染者あつかいされていたたかも、ですよね。 あ、話し元へ。

コロナウイルス致死率0.2%でパニクるマスコミに言いたい・・インフルエンザ死者30,000人に平気なのはなぜか?

その理由は簡単です。

インフルエンザにはもう慣れっこになっている。

新型コロナウイルスは、新しく、未知、物珍しいから、です。

たとえは今一つかもしれませんが新商品に群がる一般大衆の心理とおなじことです。未知なもの、新しいものが好きなのです。それが怖いとなれば耳目が注がれます。読者がいるならとマスコミが煽って伝えます。お祭り騒ぎです。こうしてマスコミも一般大衆も一体となって同時代を生きていることを認証しあいます。

新型コロナウイルスの国内死者(2月20日まで)3名です。80歳代ばかりです。

2月に入ってから19日までで国内死者426人なのは、

・・・交通事故です。

どちらが怖いですか。どちらが身に近い危険ですか。

厚生労働省の人口動態統計によると2018年にインフルエンザで亡くなった人は3325人です。コロナウイルスどころではないのです。

つまり、要するに、コロナウイルス騒ぎは患者を増やすことになるから、いい加減にお祭り騒ぎはやめよう、という提案です。この視点で最近発売の週刊誌をチェックしましたら、押し並(な)べて幾分冷静になってきていました。

週刊6誌のトップ記事はこうなっています。

週刊ポスト

総力取材 新型肺炎パニック最前線 未知の殺人ウイルスと戦う 「英雄」への讃歌

週刊現代

60過ぎて家を売った夫婦の哀れな末路 売らなきゃよかった、でももう取り返しがつきません

週刊新潮

憲法より礼儀 出世する人はほぼ恐妻家 特集「野村克也金言集」

週刊文春

ワイド特集 マスクの裏側 ①鈴木杏樹が海外逃亡を相談した「相棒」って誰だ ②槇原敬之を追い詰めた恋人の浮気と新宿2丁目ルート

週刊大衆

○○○○を脱いだ! 映画女優100人 禁SEX現場 「○○○濡れ場」ノーカット公開

週刊アサヒ芸能

野村克也 月見草84年の大核言 急死直前「ナマ肉声」「球場に行きたい行きたい・・・」

トップ記事であつかったのは週刊ポスト一誌です。「ついに日本人にも新型肺炎ウイルスによる死者が出た。云々・・・」と煽っています。死者、80歳代3名・・・とは大見出しが打てないので苦しいのでしょう。なんか白々しいです。なにか、もっともっと死者が増えるといいなあ、とでも言いたげですよ、この企画記事は。

まとめ  ニホンの文化、文明力が問われる?

他の五誌はコロナウイルスはスルーしています。正解ですね。

異色なのは「週刊新潮」の櫻井よしこさんのコラムです(2020年2月27日号・150ページ)。致死率に触れながら、「日本人の連帯力がウイルス克服の鍵」と題し、

・・・あの3.11大震災のとき東北地方を中心に日本人は全員が助け合った。自分より弱い人、お年寄りを皆が助けた。一緒に頑張った。こうした日本人の資質から見てもこのコロナウイルスを管理していくことは、日本人には出来るはずだ。

・・・それが出来るのが日本の文明、文化の力だと思う。

うん、うん、おっしゃるとおりでございます。

冷静に、冷静に、気を病みすぎないように、楽しく愉快に、生きていきたいものです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする