週刊「新潮」対「文春」は、桜グラビア、コロナで週刊新潮の勝ち?

週刊文春、森友問題で独走するも、まだやってるのかの印象も。

2020年4月2日号の週刊誌を比較してみました。

週刊新潮の最新号2020年4月2日号は、巻頭の「サクラ、サクラ」カラーグラビア、きれいですね。満開の桜の樹を大きな、大きな遠風景の中で撮り見せるという壮大さにまいりました。桜、春。春が来た。

週刊文春は美女(二階堂ふみ)グラビアです。美人は定番です。瞬時うっとりしますが、斬新さはありません。端、出だし、1Rゴングでいきなり新潮パンチが決まって、これでは文春不利でしょう。しかし文春サイドは本番記事で圧勝のつもりだった。森友問題です。

検察が握り潰した極秘ファイル

森友<財務省>担当上司の「告白」

「8億円値引きに問題がある」   相澤冬樹

赤木さん「遺書」私はこう読んだ

これでどうだ。なるほどなるほど。先週スクープの追撃弾ですね。

では、新潮はというと、

気分はもう「コロナ戦争」!?

「アベショック」の謎、謎、謎

「東京五輪」の命運は……「4月終息」は本当か

史上初の「五輪延期」開催はいつ?

延期でチケットは無効か? 払い戻しは!?

今だから格安で満喫できる「5つ星旅館」「超高級食材」

イタリアが異常感染の理由……

【緊急対談】「養老孟司vs.池田清彦」

「新型ウイルスとは共生するしかない」

一見、文春砲のパンチの方がが効いている・・・と見えなくもないですが。しかしこの重大局面(新型コロナウイルス)で、また森友かよ!? との印象はぬぐえません。地球上のあらゆる国家、世界がコロナウイルス騒ぎで経済的政治的科学的にもえらいことになっているのに。

新潮はコロナウイルス問題で切り口を変えています。今までの“怖い、怖い”“安倍が~悪い”から幾分落ち着いて、ポッと火を灯すような記事になってきています。片山杜秀(もりひで)教授の巻頭コラム、終息宣言、が方向をリードしているかのような知的な光が見えます。あ~、ちよっと褒めすぎかな。いえいえ。

カラーグラビアの文章もいいです。

暖かい春の陽光を浴び、

桜の蕾がほころべば、山野は笑う。

新型コロナウイルスの感染拡大で

気が滅入るような出来事ばかりの日々だから、

今年はいつもより、満開の桜が待ち遠しかった。

春が来た、春が来た。

撮影 田中和義

山野は笑う  春が来た、春が来た

週刊新潮、ウイルスとは”共生”の養老孟司&池田清彦対談、タイムリー

そしてトップ記事は、コロナ対策の切り札は消費税減税 藤井聡教授、です。実現性はともかく、そうなれば経済が一気に活性化する! そうかぁと明るい心になります。

さらに、

【緊急対談】「養老孟司vs.池田清彦」

「新型ウイルスとは共生するしかない」

養老孟司東京大学名誉教授(82歳)と池田清彦早稲田大学、山梨大学名誉教授(72歳)の大先生の緊急対談です。恐れ入ったかパンチが脇腹に食い込みます。文春ボクサーがタオル投入をせがみます。起き上がれません。

養老孟司先生はこうおっしゃっています。

「当初から考えていたけど、最終的には“共生”するしかない。でも人間はこれまでにも多くのウイルスと、そうして折り合ってきた。はしかだって、江戸時代には何度も大流行している。世界的には年間14万人が亡くなっています(2018年、WHO)」

池田清彦先生も、

「そう。共生することになると思う。いわゆる風邪を引き起こすコロナウイルスには4種類あって、どれもが感染が拡大した初期は大変な被害を出していたはず。でも、いまは人間と共生している。と、なると結局、今回の新型コロナウイルスも撲滅する、ないしは最初から完全に制圧するのは難しいと考えるべきでしょう」

タイトルが「新型ウイルスとは共生するしかない」ですからね。

“共生”ですよ、共生。一緒に生きるんですね。仲良くかどうかは別しても、共に生きましょう、新型コロナウイルスさん、ということです。そういえば私たちは、あなたも僕も、みんな細菌、雑菌と共に生きてきているのですね。共生というテーマは奥が深いのです。

と、いうわけで最新号は、内容が一気通貫、マンズ(萬子)イッキツウカン(一気通貫)ハネ満の「週刊新潮」の技あり一本勝ちで決まりです。

まとめ

しかしワンパンチ、文春の大ぶりワイルドパンチがたまたま決まっている記事は、

飯島勲の激辛インテリジェンス

さいたま「在日朝鮮人差別」は言語道断

え? 飯島勲(いいじまいさお)自民党内閣参与(特命担当)が「在日朝鮮人差別」は言語道断、イカン! と激怒されるのか?と不意を突かれた気がします。なんかぁ、野党系議員応援の○○新聞みたい?

事の起こりは、さいたま市が埼玉朝鮮初中学校幼稚部をマスク配布の対象から外したことです。強烈抗議で撤回し配布したそうですが・・・。じつは飯島参与は安倍首相への忖度?かどうか、目下、北朝鮮サイドと秘密接触中のご様子らしいです。ふ~ん、なるほど。

以上、今週の週刊誌チェックでした。その他各誌、頑張ってくださいね、ファイト!ファイト! 争い、戦いのないところに発展はないのだ。意地をみせろおおお。

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