岸田首相と安倍高市路線は同じ自民党でも別政党のようなこの矛盾。どうすればこの岸田政権のスタイルを是正できるのか?参院選比例区の投票の仕方で意思表示の方法があります。最も簡単な方法は比例投票で党名ではなく、安倍派所属の代議士名を記入すればいいのです。選挙区投票でも徹底して岸田派議員には投票しない。
具体的には、、、。
参院選自民党比例候補者は33名です。内、安倍派は次の4名です。
写真: 安倍派総会
安倍派は山谷えり子、片山さつき、山田宏、宮島喜文の4名
山谷えり子
片山さつき
山田宏
宮島喜文
確認は自民党 党内派閥別 所属議員一覧 https://data-cafe.com/election/faction.htm
でどうぞ。
この4名の誰かの氏名を比例投票用紙に記入すればいいのです。
ただし今回が比例初となる候補者の派閥は当選後に決定します。自民党では、
岩城光英
井上義行
の2名が安倍派と予想されています。
反・安倍派は消えた? 岸田人気の裏事情・・・
参院選に「異変」…? 岸田首相の街頭演説から消えた「意外な人々」
6/27(月) 7:03配信 参院選に「異変」…? 岸田首相の街頭演説から消えた「意外な人々」
現代ビジネス https://news.yahoo.co.jp/articles/fb5402fc08cdd0ebe2a3896ff3f8edbdc9e6a13b?page=2
岸田首相はことばが柔らかい・・安倍晋三のように敵対勢力をとことん糾弾はしないから支持率が高い・・と指摘する声もあります。
岸田首相には「敵」がいないことだ。6年前の参議院選などでは、自民党の街宣には必ず「アベ政治を許さない」などと書かれたプラカードが掲げられた。「自民党は恥を知れ」という過激な表現のものもあった。これらを掲げた人たちと自民党の運動員たちの間での小競り合いを目撃することもしばしばだった。
3年前の参議院選では、安倍晋三総裁(当時)の応援日程がわざわざ伏せられたほどだった。中野駅前商店街ではいわゆる「桃太郎」(練り歩き)が予定されていたが、警備上の理由から中止されてもいる。
それは、安倍元首相が野党、とりわけ旧民主党に対して挑戦的だったことも原因している。安倍元首相は何かにつけて「悪夢の民主党時代」と嫌悪感を伴った言い方で煽るとともに、「毎回政党の名前がコロコロ変わるから、覚えるのが大変」と立憲民主党代表だった枝野幸男氏を皮肉っていた。
こうした表現は自分の熱烈な支持層には多いに受けるものかもしれない。だが相手方を強く刺激して余計な反発を生み出すものだ。それも安倍元首相の狙いだったのかもしれないが、3年前の参議院選での低投票率の原因のひとつは、双方から中立的な第三者がそのような摩擦に嫌気がさして忌避した結果ではなかったか。
「黄金の3年間」の可能性
一方で岸田首相には、そのような「棘」がない。実行力のなさを「検討使」と揶揄されても、感情を露わにすることはないし、口にする言葉も慎重に選んでいる。自民党候補を応援する演説の内容も、他党に対する皮肉や中傷といったものは見当たらない。だから安倍政権時のような反発を生み出すことはない。「野党の議席が増えた方が良い」が26.7%で、「与党の議席が増えた方が良い」の24.4%をやや上回るにもかかわらず、内閣支持率や自民党支持率が高いのは、そうしたことが原因ではないだろうか。
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すなわち安倍政権ではある意味で輝きを持って存在したアンチ(強烈な反対派)は、岸田政権ではその意義を失ってしまったといえるのだ。偶然かもしれないが、政治の世界ではともすれば弱点とされがちな「優しさ」を、岸田首相は最大の強味としたことになる。
今回の参議院選で自民党が勝てば、任期満了まで衆議院の解散はなく、政権は安定して岸田政権の「黄金の3年間」が始まると言われている。しかし2024年9月には自民党総裁選が行われるため、それに勝つために岸田首相がその前に衆議院を解散する可能性もある。
その衆議院選でもし自民党が勝つとするなら、岸田政権は安定の長期政権となり、「黄金期間」はさらに長期化するに違いない。すなわち「敵」のいない政権こそ、最強の政権となりえるということだ。おそらく誰もが予想すらしなかったその筋書きが、だんだんと見えてきたように思う。
安積 明子(政治ジャーナリスト)
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まとめ
「敵」のいない政権こそ、最強の政権となりえる・・・と安積 明子氏(政治ジャーナリスト)
は言いますが、現実の社会では敵は常に存在します。敵のいない・・現実、それは不可能です。
自民党内の最大派閥は安倍派です。
つまり自民党岩盤支持者はこの層(安倍派)にいます。ここを無視しての現実の政権運営はかならず行き詰まります。
岸田首相が安倍派からの逃げを打たないような「参院選比例での安倍派投票」の策は有効だと思います。