公明党赤羽一嘉大臣のトランプ批判は正しい?百田尚樹が早とちりと叱る!

赤羽一嘉(あかばかずよし)国土交通相(62歳)がツイッターで、トランプ米大統領が主張する大統領選の不正について「どこの独裁国家のお話」と批判するコメントを投稿していたことがわかり、これに作家の百田尚樹さん(64歳)が苦言を呈するなど話題になっています。

赤羽大臣がトランプ批判を全文削除した理由

写真:赤羽一嘉国交大臣

赤羽一嘉さんのトランプ批判を共同通信社が配信し、Yahooニュースがこれを取り上げました。靖国神社参拝反対のバイデン派の共同通信としては良い話しとして取り上げたのでしょうが、赤羽さんは慌ててツイッター投稿を全文削除して、「他意はありません」と奇妙な釈明をしています。

「他意ありません」?? 他意・・隠された意味はない、悪気はない、正直な気持ち・・ならばなぜ全文削除なさったのでしょうか。おそらく、こんなことで騒がれたくない、というのが真意だと思います。でも~、政治ってことばで人を動かすのが仕事です。

こちらもことばが仕事の百田尚樹さんが赤羽大臣のことばを批判しました。

百田尚樹、トランプ氏に苦言の赤羽国交相を批判

デイリースポーツ(神戸新聞社系)記事のgooニュースです。

作家の百田尚樹氏が8日付ツイッターで、米大統領選挙で不正があったと訴えている共和党のトランプ大統領に苦言を呈するツイートをした公明党の赤羽一嘉・国土交通大臣に対して「不正が明らかになったら、彼はどうするつもりだろう」と糾弾した。

赤羽国交相は「開票作業に不正を訴え、『絶対認めない』と現職大統領が息巻く姿に、一体全体どこの独裁国家のお話!?と呆れているのは私だけでしょうか!?民主主義のお手本は、今いずこ?悲しすぎますね」とツイート後、SNS上などで批判の声が上がる中で投稿を削除した。

この見解を受け、百田氏は「アメリカ大統領選挙史上、最も大規模な不正疑惑の事象が現れた選挙に対し、大統領が不正を訴えると、独裁者呼ばわりか…。もし、不正が明らかになったら、彼はどうするつもりだろう」と赤羽氏を批判した。

さらに、百田氏は8日付投稿で「今回の米大統領選は野球で例えると、アウトのタイミングだった走者がタッチをかいくぐり、審判がホームインを認めた感じかな」と指摘し、「多くの観客の目にはアウトと見え、監督もチャレンジしようとしているが、テレビの実況アナも解説者も『セーフだ』と言い張り、スロー再生も行われていない状況」と私見をつづった。

また、同氏は連続投稿。「ちなみに、ホームインした走者は一人なのに、得点ボードには2点が入り、逆転サヨナラとなって、勝ったチームは監督を胴上げしている状況です」と“解説”した。

その流れを受けて、百田氏は9日午前0時38分に新規投稿。「『投票する者は何も決定できない。投票を集計する者がすべてを決定する』これ、誰の言葉か知ってますか?2000万人を粛正した20世紀最大の独裁者、スターリンの言葉です」とツイートした。

米大統領選挙は民主党のバイデン候補が当選確実となって勝利宣言し、日本の菅義偉首相や欧州各国などの首脳から祝福のメッセージが送られている。一方のトランプ陣営は選挙に不正があったと主張し、集計の差し止めなどを求める訴訟を全米で展開しているが、現時点では「十分な根拠がない」として次々に退けられている。

おおお、
さすが作家です。うまい表現で現状を伝えてくれています。

この記事の終わりの3行・・・一方のトランプ陣営は選挙に不正があったと主張し、集計の差し止めなどを求める訴訟を全米で展開しているが、現時点では「十分な根拠がない」として次々に退けられている。・・・は余計な付け足し記事です。それこそ取材もしないで印象だけで書いています。

 ・アリゾナ ミシガン 訴訟中
 ・ウィスコンシン   トランプ陣営が再集計要請し決定
 ・ジョージア     州が再集計を発表不正票を認める
 ・アラスカ      再集計してトランプ勝利
 ・ノースカロライナ  再集計してトランプ勝利
・・・トランプさんが大逆転勝利?引用・・・ https://gekiokoobachan.jp/blog-entry-1227.html
などなど選挙をめぐる大統領決定の動きは終わってはいないようです。

まとめ

この赤羽大臣の投稿の中で、

民主主義のお手本は、

とアメリカを民主主義のお手本と述べていますが、本当にそうだとは言い切れませんよ。もしかしたら日本の民主主義はアメリカより優れている?かもしれませんよ・・・というか、民主主義にパーフェクトなお手本なんか、存在しないのかもしれません。

アダム・プシェヴォルスキによる2008年の「民主主義-独裁制」の世界地図。緑色:議院内閣制民主主義、水色:混合民主主義(半大統領制)、青色:大統領制民主主義、黄色:君主独裁制、橙色:文民独裁制、赤色:軍事独裁制。 (Wikipedia)

どこにもアメリカがお手本・・・とは??

赤羽一嘉さんも他国目線ではなく自国目線で発言なさったほうがいいのかもしれません。

人の良い気さくな方という評価もある赤羽大臣です。仕事師タイプという評判もあります。でも、かつて「韓国は日本の恩人のようなもの」などの発言もありました。おそらく「他意はない??」とは思いますが、注意指導も重なると一本! となりますので。

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